『亜呂摩』 オススメ度:★★★★☆


珍食好きの間では、コーヒーラーメンでおなじみのお店。
「西のマウンテン、東の亜呂摩」と称される珍食界の横綱です。


外観は、どっからどう見ても昔ながらの喫茶店。
事前情報がなけりゃ絶対入らない佇まいですね。
こんなとこが実は、超実力派珍スポットっちゅうんだから、ほんと油断なりません。
では詳細をご案内しましょう。
 


サインだらけの店内

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開店早々に入ったので、客は私1人。

色んな雑誌やテレビで紹介されてるためか、芸能人の写真・サインなんかが沢山飾られております。中には外人アーティストの物も。 「地元のなじみ客しか来ませんよ」ってな外観とあいまって、閉じてるんだか開いてるんだか分かんない雰囲気が不思議です。


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店内のいたるところに、ペットボトルを利用したオブジェが置かれています。
店長さんいわく、バーナーで熱して作るそうです。店長の表現欲求は、コーヒーラーメンだけにとどまっていません。



客層にあわせた2つのメニュー表

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「お客さん、コーヒーラーメンが目当てですか?」 と店長さん。
「はい、そうです。」
と答えたところ、写真付きの珍メニュー表を持ってきて、1つづつ丁寧に説明してくれました。
60歳くらいの、人当たりの良い初老の男性なんですが。
んまー、嬉しそうにコーヒーラーメンを説明してましてね。
「ああ、この人、マジ好きでやってんだな」
とコーヒー愛を感じて、胸キュンです。
やっぱし、対象への愛を感じる珍スポットってのは最高です。

アイスの入った「アイスコーヒーラーメン」
つけ麺形式の「コーヒーつけ麺」
汁がカレー味で、麺がコーヒー味「カレーコーヒーラーメン」
などなど。ソソるメニューがたんまりあります。 



これぞ名高きコーヒーラーメン


コーヒーラーメン 700円

コーヒー味のスープの上に、バナナ、サラミ、卵、オレンジが浮かんでおります。タマゴの上の黒いのはコーヒー豆です。
予想以上に凄いぜ、こいつあ。
コレ出すときに
「普段はキュウイを入れてるんですけどね、今日はオレンジにしてみました」
って、そりゃもう、店長が照れくさそうに言うんですよ。 そうか、そうか、オレンジにしてみたのかー。うんうん。どっちもどっちだよー、うんうん。


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麺は土色。 スープも土色。
こんなに食欲をそそらないカラーリングのラーメンは初めてです。 

しかも、さらに
「お好みでチーズをかけると、マイルドな味わいになりますよ」
と、店長さんが粉チーズを持ってきてくれます。
オススメされたら、かけないわけにゃあいきません。

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で、口の中に入れると。
これがすげええ、マズい。
スープと麺から漂うコーヒー臭と、オレンジの匂い、チーズの匂いが混じりあって、マジでヤバイ。
気を抜いたら、プチゲロ出ちゃいますよ、コレ。
味だって、スープはやけに甘いし、麺は噛めば噛むほどコーヒーの味するし。
逃げ場なし。さすがの逸品。

でも、ここの店長、すげえ良い人だし。
マジでやってんのか、ギャグなのか、なんだかさっぱり分からないさじ加減だしで
「とにかく全部食べないと失礼だ」
と脅迫観念にかられ、なんとかかんとか食べきりました。


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コーヒーサラダメン 700円

コーヒーサラダメンも注文してみました。
具はバナナ、タマゴ、梨、レタス、キュウリ、トマト。ドレッシング代わりにマヨネーズも乗っかっています。
こちらは冷たい仕上がり。肉要素や柑橘要素が無いので、コーヒーラーメンよりもだいぶ食べやすいです。
亜呂摩初心者は、まずこちらを試してみるのが良いかも知れません。


というわけで、ココはかなりお勧めです。
コーヒーラーメンの味わいはもちろんながら、醸し出される「マジなのかギャグなのか分かんない独特な雰囲気」が最高ですんで。
ちなみに、カラオケが完備されてるので、運がよければ地元のおばちゃんたちが歌いまくってる中で、コーヒーラーメンを食べれるそうです。素晴らしいですね。







『亜呂摩』の情報
お勧め度:★★★★☆
住所:東京都葛飾区宝町2-19-16 地図
電話:03-3694-9156
時間:11:00~21:00
定休日:火曜・日曜不定休
ご予算:1000円くらい
関連URL:http://r.tabelog.com/tokyo/A1324/A132403/13043170/(ぐるなび)