『菊や』 お勧め度:★★★★☆
北千住に存在しているラーメン屋さんで、ありとあらゆる珍ラーメンを作っています。
下町の住宅街にあるんですけど、そりゃあもう、すげえ浮いてます。
黄色と赤を基調にしたサイケデリックなカラーリングに、ガムテープで文字を作ったメニュー。
んー、最高のビジュアル。
大物オーラをびんびん出しております。
■店内はカウンターのみ
店内はカウンターのみで7席。
こじんまりしています。
エアコンの紐をひっかける器具が、すげえ仰々しいんだ。
フックで良いじゃない。
■ずらりとならぶ珍メニューの数々
珍メニューは「アイスラーメン」「納豆ラーメン」「ココアラーメン」などのヤバイ組み合わせタイプか、「紫色ラーメン」「水色ラーメン」「赤色ラーメン」「青色ラーメン」などのヤバイ色タイプの2通り。
全部で15種類も変なのがある。
実際に注文したものをいくつかご紹介しましょう。
ココアラーメン 750円
醤油ラーメンに、ココアパウダーをふんだんに混ぜあわせた一品。
そこまでココアの味は主張せず、基本的にしょうゆ味。
ほんのり甘みが加わった程度。
意外だが、まあ、普通に食える。
青色ラーメン 750円
醤油ラーメンに、青汁を1パック混ぜあわせた健康志向の一品。
スープはナメック星人のごとき鮮やかな緑色だが、青汁の味はほとんどしない。
なので、これも普通に食える。
アルカリラーメン 750円
醤油ラーメンに、梅ペーストを混ぜた一品。
これも、また普通に食える。
「なにがアルカリなんだろ??」と疑問に思っていたら
店長が「お好みにあわせてお召し上がりください」ってアルカリ乾電池をくれました。
をー、ラーメン外からも攻めてくるのかー。
なんでもアリだな。最高。
で、一番好きだったのがコレ
紫ラーメン 750円
このラーメン、なんと色が変化するのだ。
紫キャベツの汁を溶かしてるので、初期設定のスープは紫がかった水色。
ウミウシみたい。
で、このスープに酢をチョチョッと数滴たらすと…
→
なんと、ピンク色に変化するんです。
『紫キャベツは酸化すると色素が変化する』という性質を利用してるんですね。
もはや食事の領域を超えてます。化学実験だ、コレは。
という具合に1つ1つ、珍妙さへのアプローチが異なっているのが素晴らしい。
さまざまな角度から攻めてくるので、全然飽きないのだ。
■口直しのコーヒーと、お土産
ラーメン食べ終わるとお口直しに、コーヒーを1杯くれます。
なぜ、コーヒー。
しかも、女の子なら、さらに板チョコ1枚をお土産にくれます。
いたれりつくせりのミスマッチサービスだぜ。
■サービス精神旺盛な店長が、今日も陽気なウソをつく
店長は、65歳くらいの気さくなおっちゃん。
とにかくサービス精神が旺盛。
「紫色ラーメンには、毒が入ってるの」
「赤色ラーメンには、荒川の砂を入れてるの」
などなど、すげー楽しそうにウソをつきまくります。
ふざけたおっちゃんって、最高。
■珍メニューをはじめたきっかけ
店長いわく
「開店当初は普通のラーメン屋だったの。
すげー繁盛しちゃってさ、働きづくめよ。
そしたら嫁さん、病気で倒れちゃったの。
店出るなって言っても、客入ってるとアイツ働いちゃうのね。
で、また倒れるの。
で、思いついたんだよ、ろくでもねえメニュー出そうって。
そしたら、客の入りもボチボチになって、かみさんも休めるってわけ。
ちょうど良いのよ、こんぐらいが。儲けすぎると、体壊すもん。」
って理由らしい。
これもしホントだったら、すっげええ良い話し!
深いなー。落語の人情話みたい。
■色が好き
帰り際に、店の外観をよく眺めたら。
屋根の小さい隙間まで、黄色く塗られてた。
ほんと、色が好きなんだなー。
■『菊や』の情報■
【オススメ度】★★★★☆
【アクセス】JR「北千住駅」から徒歩10分 地図
【電話】03-3888-5032
【時間】11:30~15:00/18:00~20:00
【定休日】月曜日
【ご予算】800円ほど
【関連URL】食べログ
北千住に存在しているラーメン屋さんで、ありとあらゆる珍ラーメンを作っています。
下町の住宅街にあるんですけど、そりゃあもう、すげえ浮いてます。
黄色と赤を基調にしたサイケデリックなカラーリングに、ガムテープで文字を作ったメニュー。
んー、最高のビジュアル。
大物オーラをびんびん出しております。
■店内はカウンターのみ
店内はカウンターのみで7席。
こじんまりしています。
エアコンの紐をひっかける器具が、すげえ仰々しいんだ。
フックで良いじゃない。
■ずらりとならぶ珍メニューの数々
珍メニューは「アイスラーメン」「納豆ラーメン」「ココアラーメン」などのヤバイ組み合わせタイプか、「紫色ラーメン」「水色ラーメン」「赤色ラーメン」「青色ラーメン」などのヤバイ色タイプの2通り。
全部で15種類も変なのがある。
実際に注文したものをいくつかご紹介しましょう。
ココアラーメン 750円
醤油ラーメンに、ココアパウダーをふんだんに混ぜあわせた一品。
そこまでココアの味は主張せず、基本的にしょうゆ味。
ほんのり甘みが加わった程度。
意外だが、まあ、普通に食える。
青色ラーメン 750円
醤油ラーメンに、青汁を1パック混ぜあわせた健康志向の一品。
スープはナメック星人のごとき鮮やかな緑色だが、青汁の味はほとんどしない。
なので、これも普通に食える。
アルカリラーメン 750円
醤油ラーメンに、梅ペーストを混ぜた一品。
これも、また普通に食える。
「なにがアルカリなんだろ??」と疑問に思っていたら
店長が「お好みにあわせてお召し上がりください」ってアルカリ乾電池をくれました。
をー、ラーメン外からも攻めてくるのかー。
なんでもアリだな。最高。
で、一番好きだったのがコレ
紫ラーメン 750円
このラーメン、なんと色が変化するのだ。
紫キャベツの汁を溶かしてるので、初期設定のスープは紫がかった水色。
ウミウシみたい。
で、このスープに酢をチョチョッと数滴たらすと…
→
なんと、ピンク色に変化するんです。
『紫キャベツは酸化すると色素が変化する』という性質を利用してるんですね。
もはや食事の領域を超えてます。化学実験だ、コレは。
という具合に1つ1つ、珍妙さへのアプローチが異なっているのが素晴らしい。
さまざまな角度から攻めてくるので、全然飽きないのだ。
■口直しのコーヒーと、お土産
ラーメン食べ終わるとお口直しに、コーヒーを1杯くれます。
なぜ、コーヒー。
しかも、女の子なら、さらに板チョコ1枚をお土産にくれます。
いたれりつくせりのミスマッチサービスだぜ。
■サービス精神旺盛な店長が、今日も陽気なウソをつく
店長は、65歳くらいの気さくなおっちゃん。
とにかくサービス精神が旺盛。
「紫色ラーメンには、毒が入ってるの」
「赤色ラーメンには、荒川の砂を入れてるの」
などなど、すげー楽しそうにウソをつきまくります。
ふざけたおっちゃんって、最高。
■珍メニューをはじめたきっかけ
店長いわく
「開店当初は普通のラーメン屋だったの。
すげー繁盛しちゃってさ、働きづくめよ。
そしたら嫁さん、病気で倒れちゃったの。
店出るなって言っても、客入ってるとアイツ働いちゃうのね。
で、また倒れるの。
で、思いついたんだよ、ろくでもねえメニュー出そうって。
そしたら、客の入りもボチボチになって、かみさんも休めるってわけ。
ちょうど良いのよ、こんぐらいが。儲けすぎると、体壊すもん。」
って理由らしい。
これもしホントだったら、すっげええ良い話し!
深いなー。落語の人情話みたい。
■色が好き
帰り際に、店の外観をよく眺めたら。
屋根の小さい隙間まで、黄色く塗られてた。
ほんと、色が好きなんだなー。
■『菊や』の情報■
【オススメ度】★★★★☆
【アクセス】JR「北千住駅」から徒歩10分 地図
【電話】03-3888-5032
【時間】11:30~15:00/18:00~20:00
【定休日】月曜日
【ご予算】800円ほど
【関連URL】食べログ