【注】こちらの施設は、すでに閉館しています【注】
『だまし絵空想美術館』 オススメ度:★★★☆☆

町田にある、だまし絵の美術館。
3階建ての一軒屋を改造し、内部をトリックアートで埋め尽くしている。
ほとんどが中国人留学生と美大の生徒によって描かれたものだそうだ。
15年ほど前から営業しているわりに、ネット上にあまり情報がない謎多き美術館である。
では、詳細をご案内しましょう。
こんなサファリな建物が、国道沿いにいきなりあるんですよ。存在感ありすぎでしょ。
ちょい老朽化してて、パッと見は廃屋っぽい。
スタッフは常駐してないため、まず入り口に書かれてる番号へ電話して呼びだします。
到着まで10分くらいかかるとの事なので、その間に外観を見てまわりました。
ポストも、ドアの塗装の剥がれっぷりもトリックアート。
けっこー良く出来てるけど、屋外なのでかなり色あせてます。
車庫に描かれていたイラスト。
ネコバスとトトロを足して2で割ったような生き物がいます。
著作権をたくみにすり抜けるこの表現スキルも、1種のトリックアートといえるでしょう。
入り口の電灯は壊れたままで、哀愁が漂っています。
こういう建物、ジブリ映画に出てきそうだなー。
そうこうしてるうちに、女性スタッフが到着。鍵を開けてくれます。
「準備するので5分ほどお待ち下さい」と言い、エアコンのリモコンをいくつも持って、2階へと消えていった。
これからクーラーをかけて、部屋を冷やすらしい。
なんて庶民的な美術館。まるで友達んち。
ちなみにココ、不動産屋が副業でやってるんですね。
話しを伺うと、月の入場者は15~25人程度。
大人は入場料500円だから、年の収益はせいぜい15万円くらい。
維持費考えたら、めちゃくちゃ赤字。副業というより、もはや趣味ですね。
■内部に侵入する
では、建物内部の様子をご紹介しましょう。
こんな感じで、床にも壁にもトリックアートが描きこまれています。
左は、油絵の世界を具象化した部屋。
右は、なんだろう。ジョジョ5部のブチャラティーかな。
こうして覗きこむと、ホントに穴が開いてるみたいでしょ。
でもね、開いてないんですよ。イラストなんですよ。
元は洗面所だった場所。
これも穴が開いてるみたいだけど、開いていないんですよ。
開いてると思ったでしょ?
階段が描かれています。
これはさすがに穴が開いてるんじゃないかって?
残念、穴は開いていません。
この世のどこにも、穴なんて存在しません。
こんなふうに、絵の世界に入りこみ撮影して楽しむのが、この美術館の醍醐味。
重心のかけ方や撮影アングルによって、リアルさがだいぶ違います。
ベストショットを撮れたときの快感はひとしおです。
異常なほど接近して、アイスを受けとっています。
現実では軽犯罪になるような撮影も、この美術館なら思うがままです。
トイレにも、もちろんトリックアート。便器のフタに描かれてます。
だまされて、フタ閉めたままウンコしないようご注意ください。
3階には謎の覗き穴がありました。
「どんなトリックが用意されてるんだ?」と覗きこむと…。
なぜか、たんなる雪景色のジオラマが置いてありました。トリックアート、関係ねえんだ。
こういうコンセプトのブレも、珍スポットっぽいですね。
という具合です。
規模やクオリティーの面からすれば高尾山トリックアート美術館の足元にも及ばないが、こちらはハンドメイド感たっぷりでまた違ったおもしろさがある。
ワビサビとでも言うんでしょうか、少々、切なくて良い。
月に20人くらいしか来場者いないみたいなんで、ぜひ行ってあげてくださいなー。
■「だまし絵空想美術館」の情報■
オススメ度:★★★☆☆
アクセス:横浜線「相原駅」から徒歩8分
住所:東京都町田市相原町661-4 地図
電話:0427-73-8753
営業時間:閉館
定休日:閉館
予算:大人500円
関連URL:特になし
『だまし絵空想美術館』 オススメ度:★★★☆☆

町田にある、だまし絵の美術館。
3階建ての一軒屋を改造し、内部をトリックアートで埋め尽くしている。
ほとんどが中国人留学生と美大の生徒によって描かれたものだそうだ。
15年ほど前から営業しているわりに、ネット上にあまり情報がない謎多き美術館である。
では、詳細をご案内しましょう。
【注】こちらの施設は、すでに閉館しています【注】
こんなサファリな建物が、国道沿いにいきなりあるんですよ。存在感ありすぎでしょ。
ちょい老朽化してて、パッと見は廃屋っぽい。
スタッフは常駐してないため、まず入り口に書かれてる番号へ電話して呼びだします。
到着まで10分くらいかかるとの事なので、その間に外観を見てまわりました。
ポストも、ドアの塗装の剥がれっぷりもトリックアート。
けっこー良く出来てるけど、屋外なのでかなり色あせてます。
車庫に描かれていたイラスト。
ネコバスとトトロを足して2で割ったような生き物がいます。
著作権をたくみにすり抜けるこの表現スキルも、1種のトリックアートといえるでしょう。
入り口の電灯は壊れたままで、哀愁が漂っています。
こういう建物、ジブリ映画に出てきそうだなー。
そうこうしてるうちに、女性スタッフが到着。鍵を開けてくれます。
「準備するので5分ほどお待ち下さい」と言い、エアコンのリモコンをいくつも持って、2階へと消えていった。
これからクーラーをかけて、部屋を冷やすらしい。
なんて庶民的な美術館。まるで友達んち。
ちなみにココ、不動産屋が副業でやってるんですね。
話しを伺うと、月の入場者は15~25人程度。
大人は入場料500円だから、年の収益はせいぜい15万円くらい。
維持費考えたら、めちゃくちゃ赤字。副業というより、もはや趣味ですね。
■内部に侵入する
では、建物内部の様子をご紹介しましょう。
こんな感じで、床にも壁にもトリックアートが描きこまれています。
左は、油絵の世界を具象化した部屋。
右は、なんだろう。ジョジョ5部のブチャラティーかな。
こうして覗きこむと、ホントに穴が開いてるみたいでしょ。
でもね、開いてないんですよ。イラストなんですよ。
元は洗面所だった場所。
これも穴が開いてるみたいだけど、開いていないんですよ。
開いてると思ったでしょ?
階段が描かれています。
これはさすがに穴が開いてるんじゃないかって?
残念、穴は開いていません。
この世のどこにも、穴なんて存在しません。
こんなふうに、絵の世界に入りこみ撮影して楽しむのが、この美術館の醍醐味。
重心のかけ方や撮影アングルによって、リアルさがだいぶ違います。
ベストショットを撮れたときの快感はひとしおです。
異常なほど接近して、アイスを受けとっています。
現実では軽犯罪になるような撮影も、この美術館なら思うがままです。
トイレにも、もちろんトリックアート。便器のフタに描かれてます。
だまされて、フタ閉めたままウンコしないようご注意ください。
3階には謎の覗き穴がありました。
「どんなトリックが用意されてるんだ?」と覗きこむと…。
なぜか、たんなる雪景色のジオラマが置いてありました。トリックアート、関係ねえんだ。
こういうコンセプトのブレも、珍スポットっぽいですね。
という具合です。
規模やクオリティーの面からすれば高尾山トリックアート美術館の足元にも及ばないが、こちらはハンドメイド感たっぷりでまた違ったおもしろさがある。
ワビサビとでも言うんでしょうか、少々、切なくて良い。
月に20人くらいしか来場者いないみたいなんで、ぜひ行ってあげてくださいなー。
■「だまし絵空想美術館」の情報■
オススメ度:★★★☆☆
アクセス:横浜線「相原駅」から徒歩8分
住所:東京都町田市相原町661-4 地図
電話:0427-73-8753
営業時間:閉館
定休日:閉館
予算:大人500円
関連URL:特になし