『石切神社』 オススメ度:★★★☆☆

大阪府東大阪市にある神社です。
夏に大阪旅行した際に巡ったので『東京別視点ガイド 番外編』としてご紹介します。
神社自体は人気もありキレイなのですが、参堂がエラいことになってます。占い屋だらけです。
では、詳細をご案内しましょう。

石切神社は腫れ物やデキモノの神様として有名で、熱心にお百度参りをしている参拝者が何名もいました。数十匹もの亀が泳ぐ水神社、立派なご神木などがあり、厳粛な雰囲気をまとっています。
社務所の横で馬(御神馬)を飼っているらしく、「畑用の肥料に馬糞をご入用の方はお気軽に神社職員までお申し出ください」という張り紙がされていました。うら若き巫女さんに「馬糞ください」と申告するのは一種の羞恥プレイです。

参道には大仏も設置されています。
看板などで「日本で3番目」ということを強く主張しているのですが、調べると大きさもそれほどではなく、何において3番目なのか謎です。
大仏のかたわらには「総額1億円の土地を大阪市へ寄付」と書かれた巨大な石碑が建てられていました。よほど善行を知って欲しかったのでしょう。このアピール石碑が、日本で3番目に巨大なのかもしれません。

周辺には昔ながらのお店もちらほら点在しています。
馬の油専門店「サザエさんの店」や、「福を売る服屋 ごくらくや」などは店名のインパクトも強いです。
中でも飛びぬけて存在感を発揮しているのが、上記写真の漢方屋さん。クワの葉やモグサなどを取り扱っているそうですが、この怪しいダルマなら、別タイプの葉っぱも売買してくれそうです。
■参堂が占い屋で埋め尽くされている!

神社への参道は、占い屋さんで埋め尽くされています。
上記写真だけでも8件。1kmほどの参道にざっと40~50軒はあります。こんなに占われたら、手相が擦り切れて、運命線もなにもかも無くなってしまいそうです。「タロット占い」「手相占い」などの王道ものから、「心霊占い」などの隙間をつくニッチなものまで、さまざまな占いがありました。
1店舗を数名の占い師で借り、週代わりで担当者を変えているところもあるそうです。毎月の家賃に加え、敷金・礼金も分割できるので、リスクの少ない経営手法と言えるでしょう。いまや占いもリスクヘッジの時代なのです。

ここにもこんなに占い屋さんが。
町内会の集まりはきっと占い師だらけでスピリチュアルセミナーみたいな雰囲気に違いありません。神託の言葉や予言などが飛び交って、会議はめちゃくちゃ揉めそうです。

七福神や招き猫など、縁起の良さそうなオブジェを片っ端から並べて、集客をはかる占い屋さんも。激戦区なので1体2体の神様では効果が薄いと見られます。
「せっかく来たのだから、どこかで見てもらおう」とブラブラ眺めていると、机から身を乗りだして手招きしているおじさんがいたので、熱意に負けて入店しました。
一番安い1000円の手相コースです。
おじさんは、僕の右手を見るやいなや
「君は目標が定まらずにフラフラ生きているんだろう?人づきあいも下手だな。」
と、入店10秒で、いきなりナイーブな部分にメスを入れてきました。
平日の昼間に、1人で参道をブラついて、そのうえ占いまでしてもらってる男が、フラフラ生きてないはずがありません。人づきあいが下手という点についても、僕が体中から発している内向的オーラを読み解けば、手相を見るまでもありません。たぶん、入店前から言うことを決めていたのではないでしょうか。いずれにせよ、当たっています。その後、「優柔不断だ」「商売が苦手」「一生フラついてる可能性がある」などとさんざん的確な罵倒をされ続けました。
ところが
「あ、あと、乱れた性生活を送ってて、女性関係もめちゃくちゃだろう?」
と1番当たってて欲しい指摘は完全に外れています。出来れば、乱れたいです。
最終的なアドバイスとしては
「船井幸雄とか稲盛和夫の著書を読んだら良いよ」
と、ビジネス書を勧められました。確かに参考になるけれども。占いってそういうことでしたっけ。
帰り際、親切にも稲盛和夫語録が書かれた紙をくれました。男の運命は仕事で変えろ、ということなのでしょうか。
という具合です。
情緒もあり、珍スポ的なおかしみもあり、僕は個人的にかなり好きな空気感でした。
いろんな占いを体験してみたいって方にオススメです。
■「石切神社」の情報■
オススメ度:★★★☆☆
アクセス:近鉄けいはんな線「新石切駅」から徒歩4分
住所:大阪府東大阪市東石切町1-1-1
電話:072-982-3621
営業時間:
定休日:なし
予算:
関連URL:石切神社

大阪府東大阪市にある神社です。
夏に大阪旅行した際に巡ったので『東京別視点ガイド 番外編』としてご紹介します。
神社自体は人気もありキレイなのですが、参堂がエラいことになってます。占い屋だらけです。
では、詳細をご案内しましょう。

石切神社は腫れ物やデキモノの神様として有名で、熱心にお百度参りをしている参拝者が何名もいました。数十匹もの亀が泳ぐ水神社、立派なご神木などがあり、厳粛な雰囲気をまとっています。
社務所の横で馬(御神馬)を飼っているらしく、「畑用の肥料に馬糞をご入用の方はお気軽に神社職員までお申し出ください」という張り紙がされていました。うら若き巫女さんに「馬糞ください」と申告するのは一種の羞恥プレイです。

参道には大仏も設置されています。
看板などで「日本で3番目」ということを強く主張しているのですが、調べると大きさもそれほどではなく、何において3番目なのか謎です。
大仏のかたわらには「総額1億円の土地を大阪市へ寄付」と書かれた巨大な石碑が建てられていました。よほど善行を知って欲しかったのでしょう。このアピール石碑が、日本で3番目に巨大なのかもしれません。

周辺には昔ながらのお店もちらほら点在しています。
馬の油専門店「サザエさんの店」や、「福を売る服屋 ごくらくや」などは店名のインパクトも強いです。
中でも飛びぬけて存在感を発揮しているのが、上記写真の漢方屋さん。クワの葉やモグサなどを取り扱っているそうですが、この怪しいダルマなら、別タイプの葉っぱも売買してくれそうです。
■参堂が占い屋で埋め尽くされている!

神社への参道は、占い屋さんで埋め尽くされています。
上記写真だけでも8件。1kmほどの参道にざっと40~50軒はあります。こんなに占われたら、手相が擦り切れて、運命線もなにもかも無くなってしまいそうです。「タロット占い」「手相占い」などの王道ものから、「心霊占い」などの隙間をつくニッチなものまで、さまざまな占いがありました。
1店舗を数名の占い師で借り、週代わりで担当者を変えているところもあるそうです。毎月の家賃に加え、敷金・礼金も分割できるので、リスクの少ない経営手法と言えるでしょう。いまや占いもリスクヘッジの時代なのです。

ここにもこんなに占い屋さんが。
町内会の集まりはきっと占い師だらけでスピリチュアルセミナーみたいな雰囲気に違いありません。神託の言葉や予言などが飛び交って、会議はめちゃくちゃ揉めそうです。

七福神や招き猫など、縁起の良さそうなオブジェを片っ端から並べて、集客をはかる占い屋さんも。激戦区なので1体2体の神様では効果が薄いと見られます。
「せっかく来たのだから、どこかで見てもらおう」とブラブラ眺めていると、机から身を乗りだして手招きしているおじさんがいたので、熱意に負けて入店しました。
一番安い1000円の手相コースです。
おじさんは、僕の右手を見るやいなや
「君は目標が定まらずにフラフラ生きているんだろう?人づきあいも下手だな。」
と、入店10秒で、いきなりナイーブな部分にメスを入れてきました。
平日の昼間に、1人で参道をブラついて、そのうえ占いまでしてもらってる男が、フラフラ生きてないはずがありません。人づきあいが下手という点についても、僕が体中から発している内向的オーラを読み解けば、手相を見るまでもありません。たぶん、入店前から言うことを決めていたのではないでしょうか。いずれにせよ、当たっています。その後、「優柔不断だ」「商売が苦手」「一生フラついてる可能性がある」などとさんざん的確な罵倒をされ続けました。
ところが
「あ、あと、乱れた性生活を送ってて、女性関係もめちゃくちゃだろう?」
と1番当たってて欲しい指摘は完全に外れています。出来れば、乱れたいです。
最終的なアドバイスとしては
「船井幸雄とか稲盛和夫の著書を読んだら良いよ」
と、ビジネス書を勧められました。確かに参考になるけれども。占いってそういうことでしたっけ。
帰り際、親切にも稲盛和夫語録が書かれた紙をくれました。男の運命は仕事で変えろ、ということなのでしょうか。
という具合です。
情緒もあり、珍スポ的なおかしみもあり、僕は個人的にかなり好きな空気感でした。
いろんな占いを体験してみたいって方にオススメです。
■「石切神社」の情報■
オススメ度:★★★☆☆
アクセス:近鉄けいはんな線「新石切駅」から徒歩4分
住所:大阪府東大阪市東石切町1-1-1
電話:072-982-3621
営業時間:
定休日:なし
予算:
関連URL:石切神社