『おもしろ博物館』 オススメ度:★★☆☆☆

静岡県伊東市にある博物館です。
おもちゃ、昔懐かしい生活雑貨、映画ポスターなどを展示しています。
それにしても「おもしろ博物館」とは、なんてハードルの高いネーミングでしょう。実際、おもしろいのかどうか検証してきました。
では、詳細をご案内しましょう。
駐車場には、ヨーロッパっぽい人物像と、カラフルな動物オブジェが入りまじって置かれています。意図した配置ではなく、ただなんとなく置いてるといった風。
すぐ近くにあるテディーベアミュージアムの駐車場は満杯でしたが、こちらは1台も駐車されてませんでした。せめてかわいいクマさんのオブジェでも置けば、人気にあやかれるのかもしれません。
「恋人の小路」と書かれた看板が真っ二つにへし折れていました。不吉極まりなし。恋人関係にはいずれ別れが訪れるもの。そんなメッセージを投げかけているのでしょうか。
なお、この小路、たんなる農道です。おっさんが畑仕事をしていました。
■好きなものをなんでもかんでも詰め込んでます!
館内は、小さいながらもしっかりとした博物館です。よく整理されていて、清潔です。
展示されているのは、おもちゃ・マンガ・映画ポスター・商人の道具・小学校の教科書・灯りなどなど幅広い。好きなものを詰め込んだ、個人博物館ならではのラインナップです。
副館長の小林さんは多筆な方で、民俗学にまつわる自主制作本を85冊も書いてます。ここ最近は「ご飯を食べてねると牛になる」「茶柱がたつと縁起がよい」などの俗信について調べているそうです。
僕の1番お気に入りの展示。
福助人形の今昔です。1代で財をなした新吉原の妓楼ですが、かなりのケチだったみたいで、人々は囃したてる意味で頭でっかちに作ったそうです。
確かに昔の福助人形は、悪い表情をしてます。ビール1本で5万円請求してきそうな目です。
大正~昭和のレトロ品が置かれた並びに、いきなり恐竜のタマゴがあります。6500万年前にタイムスリップです。
かと思えば、マクドナルドのハッピーセットについてくるオマケなんかも展示されています。恐竜の化石からワンピースグッズまで、おもしろければ時代を問いません。
研ナオコ主演の「美女放浪記」のポスター。女性版寅さんシリーズを狙って制作された映画らしいです。
研ナオコ=美女、というのはギャグなのかどうなのか。当時の研ナオコ評を調べてみたら、どうやら個性派美女として扱われていたみたいですね。「100年に1人現れるかどうかの美人」とまで評している人までいました。時の流れは残酷です。
昭和の映画ポスターに共通していることなんですが、役柄の説明がやたら丁寧です。
「おつむの弱いかわいこちゃん」「二枚目だけど熱い男」などと、わざわざキャラ設定を説明しているんです。現代なら、そんなのストーリーで表現してくれよって感じですが、映画を見慣れていない当時なら優しい配慮だったのかもしれません。
それにしても、上記ポスターの説明はどうなんでしょう。欽ちゃんには「タレ目のヤクザ」、坂上二郎には「チッコイ目のラーメン屋」と注釈がついています。欽ちゃんはヤクザを演じてないときだってタレ目です。目以外のキャラクターを見出せなかったのでしょうか。
といった具合です。
おもしろいはおもしろいんですけど、FUNNYではなくINTERESTINGのおもしろだったようです。珍スポ度はかなり低めです。
■「おもしろ博物館」の情報■
オススメ度:★★☆☆☆
アクセス:伊豆急行「伊豆高原駅」から徒歩9分
住所:静岡県伊東市八幡野1156
電話:0557-54-0959
営業時間:10:00~16:30
定休日:木
予算:入館料500円
関連URL:公式サイト

静岡県伊東市にある博物館です。
おもちゃ、昔懐かしい生活雑貨、映画ポスターなどを展示しています。
それにしても「おもしろ博物館」とは、なんてハードルの高いネーミングでしょう。実際、おもしろいのかどうか検証してきました。
では、詳細をご案内しましょう。
駐車場には、ヨーロッパっぽい人物像と、カラフルな動物オブジェが入りまじって置かれています。意図した配置ではなく、ただなんとなく置いてるといった風。
すぐ近くにあるテディーベアミュージアムの駐車場は満杯でしたが、こちらは1台も駐車されてませんでした。せめてかわいいクマさんのオブジェでも置けば、人気にあやかれるのかもしれません。
「恋人の小路」と書かれた看板が真っ二つにへし折れていました。不吉極まりなし。恋人関係にはいずれ別れが訪れるもの。そんなメッセージを投げかけているのでしょうか。
なお、この小路、たんなる農道です。おっさんが畑仕事をしていました。
■好きなものをなんでもかんでも詰め込んでます!
館内は、小さいながらもしっかりとした博物館です。よく整理されていて、清潔です。
展示されているのは、おもちゃ・マンガ・映画ポスター・商人の道具・小学校の教科書・灯りなどなど幅広い。好きなものを詰め込んだ、個人博物館ならではのラインナップです。
副館長の小林さんは多筆な方で、民俗学にまつわる自主制作本を85冊も書いてます。ここ最近は「ご飯を食べてねると牛になる」「茶柱がたつと縁起がよい」などの俗信について調べているそうです。
僕の1番お気に入りの展示。
福助人形の今昔です。1代で財をなした新吉原の妓楼ですが、かなりのケチだったみたいで、人々は囃したてる意味で頭でっかちに作ったそうです。
確かに昔の福助人形は、悪い表情をしてます。ビール1本で5万円請求してきそうな目です。
大正~昭和のレトロ品が置かれた並びに、いきなり恐竜のタマゴがあります。6500万年前にタイムスリップです。
かと思えば、マクドナルドのハッピーセットについてくるオマケなんかも展示されています。恐竜の化石からワンピースグッズまで、おもしろければ時代を問いません。
研ナオコ主演の「美女放浪記」のポスター。女性版寅さんシリーズを狙って制作された映画らしいです。
研ナオコ=美女、というのはギャグなのかどうなのか。当時の研ナオコ評を調べてみたら、どうやら個性派美女として扱われていたみたいですね。「100年に1人現れるかどうかの美人」とまで評している人までいました。時の流れは残酷です。
昭和の映画ポスターに共通していることなんですが、役柄の説明がやたら丁寧です。
「おつむの弱いかわいこちゃん」「二枚目だけど熱い男」などと、わざわざキャラ設定を説明しているんです。現代なら、そんなのストーリーで表現してくれよって感じですが、映画を見慣れていない当時なら優しい配慮だったのかもしれません。
それにしても、上記ポスターの説明はどうなんでしょう。欽ちゃんには「タレ目のヤクザ」、坂上二郎には「チッコイ目のラーメン屋」と注釈がついています。欽ちゃんはヤクザを演じてないときだってタレ目です。目以外のキャラクターを見出せなかったのでしょうか。
といった具合です。
おもしろいはおもしろいんですけど、FUNNYではなくINTERESTINGのおもしろだったようです。珍スポ度はかなり低めです。
■「おもしろ博物館」の情報■
オススメ度:★★☆☆☆
アクセス:伊豆急行「伊豆高原駅」から徒歩9分
住所:静岡県伊東市八幡野1156
電話:0557-54-0959
営業時間:10:00~16:30
定休日:木
予算:入館料500円
関連URL:公式サイト