『風雲文庫』 オススメ度:★★★★★

静岡県熱海市にある博物館。
どんなところか端的に言いますと、ヒトラーの遺品で埋め尽くされた博物館です。
わが闘争を入力したタイプライター、愛用のコップ、行軍のときに使っていたベッドなどなど100点以上のヒトラー関連グッズが展示されています。、真偽のほどは定かじゃないけど、こんだけ彼をフューチャリングした博物館は、日本でただ1つじゃないでしょうか。
では、詳細をご案内しましょう。
■まるで観光客を避けているかのよう…少ない情報量、分かりづらい立地
風雲文庫、とにかく情報量が少ない。公式サイトはもちろん無い。
この場所を知るには、行ったことがある人のレポートに頼るしかないのだが『館内撮影禁止』という鉄の掟が存在しているためか、ネット上に写真がほとんど落ちてないんだよね。
「風雲文庫」って名称にしても、博物館なのか図書館なのか、どんな施設か想像つかないし。
まぁ、ひとまず、配布されてるフライヤーを見てみましょう。
表面には
「秘蔵のコレクション大公開!」
とデカデカ書かれているものの、具体的に何を飾ってあるかは教えてくれません。
裏面にある展示室の写真だって左半分が「運命!」とかいう看板だし、雰囲気が掴めません。
おおまかな地図は載っていても、入場料や営業時間さえ書かれてない。
謎。謎に充ちているのです。
とにもかくにも行ってみるべし。カーナビに所在地をほおりこむ。
熱海市街地から山道をぐいぐい登ります。途中、熱海秘宝館を通り過ぎます。今回は面白秘宝グッズと触れ合ってる時間が無かったので、グッと我慢。この周辺、誘惑が多すぎです。風雲文庫-秘宝館-熱海城と「珍スポバミューダトライアングル」を形成しているので、珍スポ好きはいつ消えても不思議じゃありません。きっと堪えられずに、どこかでヘラヘラと鑑賞してることでしょう。
グネグネグネグネと細い道が続き、人気もまるで無くなりました。
「ほんとにこの道で合ってるの?」と不安に感じはじめた頃に…。
「風雲文庫」の看板を発見。朽ち果ててるねえ。
錆びすぎて、虫食いクイズみたいになってるますけど、かろうじて読み取れました。日能研のつり革広告をかかさずやってる成果です。
さらに車を5分ほど走らせた場所に、風雲文庫はあった。
あった。
あったのか?
入り口がこの有様。草ぼうぼう。
門前には、黒地に白の筆文字で「祈願とは決意である」なんて思想的な文章が書かれているし。怪しい、怪しすぎるよ。大丈夫なのか、入っちゃって。ホラー映画だったら絶対逃げ込んじゃいけない屋敷だろ、コレ。
かろうじて見学料のパネルがあるので「中に入っても良い…のかも、たぶん」って認識できるレベル。事前に下調べしてなきゃ、絶対に入りたくない雰囲気を漂わせています。なんだか知らないけど「洪武」って表札が掲げられてるし。
今までいろんな珍スポット行ってきたけど『不穏な入り口ランキング』でいえば断トツナンバー1です。
「ヤバイ。分かる、俺には分かる。ここ、絶対面白いわ」
珍スポマニアだけが有する野生の勘で、入園前から、とびきり面白いことを確信しました。
有刺鉄線がぐるぐる巻きにされた門。
物騒です。いったい何が侵入してくると言うのでしょう。盛り上がってまいりました。
門をくぐると、小道が続きます。
ゆっくり歩いて2分ってとこでしょうか。
道の脇には、ところどころお地蔵さんや仏さまが立てられています。
「どうか、あたくしを無事な姿でお帰しください」と祈りをささげます。
不安と期待が入り混じった複雑な感情を抱きつつ、さらに奥へ。
大きな鐘と五重の塔が姿をあらわしました。パンフレットにも載っていた塔です。
他にお客さんはいないようで、園内は静まりかえっています。
キョロキョロしていると
「いらっしゃいませ、見学ですか?入場料は1050円です」
とどこからともなく割烹着のおばちゃんが登場。完全に気を消していたのか、裏を取られるまで気づきませんでした。60代ぐらいの物静かな方です。
ナマハゲだの安岡力也だのそういう荒々しいタイプの人がスタッフだったらどうしよう、と不安に思っていたのでホッと一安心。
「まず5重の塔を見てから、本館に来てね」とのことなので、塔へ向かいます。
■5重の塔には、濃ゆいスローガンと戦時遺品が詰めこまれている
と、まあ、終始このテンションで切り込んできます。
館長の手書きなんでしょうけど、一筆一筆に魂がこもってます。
ヴィレッジバンガードのPOPをまるごと任せてみたいですね。さぞかし思想的な店舗になりそうです。ラーメンズのライブDVDには「小道具なくてもここまで出来る。贅沢は敵。欲しがりません勝つまでは」とか付きそうです。
塔の最上階は、一部、絵ハガキになってたので購入しました。
では、お見せしますね。こんな感じです。
天照大神の肖像画の前に、古事記・日本書紀・日本外史などの歴史書が並んでいます。
「あれ?ちょっと待って。あそこに飾られてるの、ナチスの逆卍じゃない?」
一緒に巡った友人が気づいたんですがね。そうなんです、陳列棚のど真ん中にハーケンクロイツが飾られているんです。
んー、なんだか急に、風雲の匂いがしてまいりましたぞ。
■本館はヒトラーグッズだらけ
5重の塔の見学を終え、本館へ。やはり、他のお客さんはいません。
先ほどのおばちゃんに「1日何組くらい来るんですか?」と尋ねたところ、「最近は、熱海自体に人が来ない」とはぐらかされてしまいました。とにかく、いつも、空いてるようです。
ここから階段を降りたところが、メイン展示室の「ヒーローの家」です。撮影は禁止。そりゃ撮影禁止にするわ。
いやあ、わたくし、仰天しました。
1室まるごとヒトラーグッズなんですもん!ヒトラーの遺品で埋め尽くされてます!
まず目についたのが、油絵で描かれたヒトラーの肖像画。1.5m×1.5mはある巨大なもの。大層りりしく描かれております。
肖像画を皮切りに、あるわあるわのヒトラー三昧。
●「わが闘争」を入力したタイプライター
●愛用していたフォークと皿
●ヒトラー自身が描いたユダヤ人のデッサン
●ミュンヘンの私邸にあったタキシード
●自筆の演説原稿
●行軍時に使っていたベッド
などなど、ざっと100点以上はヒトラーグッズが展示されています。
これだけの代物が、なぜ熱海の、こんな陽のあたらない場所に!?
真偽のほどは定かではありませんが、こんだけありゃあ、いくつかはマジ物なのかもしれません。
展示室にかかってる音楽は、見学者をアジテーションするような昂揚的なクラシック。
例の黒地に白文字で書かれた看板が「虎は死して皮を残すが、人は死して名を残す」と煽ってきます。
よくよく観察すると、パンフレットにも堂々と逆卍が描かれていました。
こんなところに、展示のヒントが転がっていたとは。
あまりにも強烈すぎる内容に、鑑賞を終えるころには友人一堂くたびれ果ててしまいました。
ロビーで休んでいたら、おばちゃんがコーヒーを出してくれます。
ここぞとばかりに
「オーナーはどんな人なんですか?」
と尋ねるも
「あたしは留守番だから何にも分からない」
とかわされます。
ネットでの体験レポートを読むと、このおばちゃんから誰1人確信に迫った回答を得てないんですよね。みんな巧みにスルーされてます。時には「館長さんの妻です」と名乗ることもあるみたい。
「お客さんはどういう方が多いんですか?」
と尋ねるも
「いろんな方がきます」
と決して明言はしない。
まるで政治家の国会答弁です。
ただ
「風雲文庫はいつからやってるんですか?」
って質問には
「昭和45年からだから、赤軍派が観音像を爆破する1年前からですね。ちょうど三島由紀夫が切腹した年です。」
と答えてくれました。
なにかの年を説明するのに、オリンピックがあった年とか、万博があった年って言うんなら分かりますけど。赤軍派の事件や三島由紀夫の事件を引き合いに出す人が、はたして他にいるだろうか?
「留守番だから何も分からない」とは言うものの、風雲好きなのは間違いないようだ。
あれこれ話しこんでいたら、突然おばちゃんが
「あ!」
と叫んで、窓の外を指差しました。
「珍しい鳥!珍しい鳥!見た?珍しい鳥!」
どうやら、木の上にとまっているのは、珍しい鳥らしい。
あまりの無邪気さに、なんだか、ますます風雲文庫が分からなくなってしまったのであった…。
という具合です。
まるで来客を拒んでいるかのような立地、濃すぎる展示品、扇情的なスローガン、謎を秘めた管理人。その全てが素晴らしく、文句なしの5ツ星評価です。とにもかくにも行ってみてください!絶対に損はしません。
すぐ近くに「熱海秘宝館」「熱海城」もあるのでセットで巡っても、いいですね。
■余談だけど

東京するめクラブ 地球のはぐれ方
「地球のはぐれ方」って本で、村上春樹氏が風雲文庫をレポートしてます。あの独特の文体で綴られる珍スポレポートは必読です!
「お~、彼の手にかかれば、この施設もこう料理されるのか」と感慨深いものがありますよ。
■「風雲文庫」の情報■
オススメ度:★★★★★
アクセス:「熱海駅」から車で15分
住所:静岡県熱海市熱海1949
電話:0557-67-4411
営業時間:9:30~17:00
定休日:水
予算:1050円
関連URL:とくになし

静岡県熱海市にある博物館。
どんなところか端的に言いますと、ヒトラーの遺品で埋め尽くされた博物館です。
わが闘争を入力したタイプライター、愛用のコップ、行軍のときに使っていたベッドなどなど100点以上のヒトラー関連グッズが展示されています。、真偽のほどは定かじゃないけど、こんだけ彼をフューチャリングした博物館は、日本でただ1つじゃないでしょうか。
では、詳細をご案内しましょう。
■まるで観光客を避けているかのよう…少ない情報量、分かりづらい立地
風雲文庫、とにかく情報量が少ない。公式サイトはもちろん無い。
この場所を知るには、行ったことがある人のレポートに頼るしかないのだが『館内撮影禁止』という鉄の掟が存在しているためか、ネット上に写真がほとんど落ちてないんだよね。
「風雲文庫」って名称にしても、博物館なのか図書館なのか、どんな施設か想像つかないし。
まぁ、ひとまず、配布されてるフライヤーを見てみましょう。
【表面】
表面には
「秘蔵のコレクション大公開!」
とデカデカ書かれているものの、具体的に何を飾ってあるかは教えてくれません。
裏面にある展示室の写真だって左半分が「運命!」とかいう看板だし、雰囲気が掴めません。
おおまかな地図は載っていても、入場料や営業時間さえ書かれてない。
謎。謎に充ちているのです。
とにもかくにも行ってみるべし。カーナビに所在地をほおりこむ。
熱海市街地から山道をぐいぐい登ります。途中、熱海秘宝館を通り過ぎます。今回は面白秘宝グッズと触れ合ってる時間が無かったので、グッと我慢。この周辺、誘惑が多すぎです。風雲文庫-秘宝館-熱海城と「珍スポバミューダトライアングル」を形成しているので、珍スポ好きはいつ消えても不思議じゃありません。きっと堪えられずに、どこかでヘラヘラと鑑賞してることでしょう。
グネグネグネグネと細い道が続き、人気もまるで無くなりました。
「ほんとにこの道で合ってるの?」と不安に感じはじめた頃に…。
「風雲文庫」の看板を発見。朽ち果ててるねえ。
錆びすぎて、虫食いクイズみたいになってるますけど、かろうじて読み取れました。日能研のつり革広告をかかさずやってる成果です。
さらに車を5分ほど走らせた場所に、風雲文庫はあった。
あった。
あったのか?
入り口がこの有様。草ぼうぼう。
門前には、黒地に白の筆文字で「祈願とは決意である」なんて思想的な文章が書かれているし。怪しい、怪しすぎるよ。大丈夫なのか、入っちゃって。ホラー映画だったら絶対逃げ込んじゃいけない屋敷だろ、コレ。
かろうじて見学料のパネルがあるので「中に入っても良い…のかも、たぶん」って認識できるレベル。事前に下調べしてなきゃ、絶対に入りたくない雰囲気を漂わせています。なんだか知らないけど「洪武」って表札が掲げられてるし。
今までいろんな珍スポット行ってきたけど『不穏な入り口ランキング』でいえば断トツナンバー1です。
「ヤバイ。分かる、俺には分かる。ここ、絶対面白いわ」
珍スポマニアだけが有する野生の勘で、入園前から、とびきり面白いことを確信しました。
有刺鉄線がぐるぐる巻きにされた門。
物騒です。いったい何が侵入してくると言うのでしょう。盛り上がってまいりました。
門をくぐると、小道が続きます。
ゆっくり歩いて2分ってとこでしょうか。
道の脇には、ところどころお地蔵さんや仏さまが立てられています。
「どうか、あたくしを無事な姿でお帰しください」と祈りをささげます。
不安と期待が入り混じった複雑な感情を抱きつつ、さらに奥へ。
大きな鐘と五重の塔が姿をあらわしました。パンフレットにも載っていた塔です。
他にお客さんはいないようで、園内は静まりかえっています。
キョロキョロしていると
「いらっしゃいませ、見学ですか?入場料は1050円です」
とどこからともなく割烹着のおばちゃんが登場。完全に気を消していたのか、裏を取られるまで気づきませんでした。60代ぐらいの物静かな方です。
ナマハゲだの安岡力也だのそういう荒々しいタイプの人がスタッフだったらどうしよう、と不安に思っていたのでホッと一安心。
「まず5重の塔を見てから、本館に来てね」とのことなので、塔へ向かいます。
■5重の塔には、濃ゆいスローガンと戦時遺品が詰めこまれている
「戦時遺品!それは最良の教師である」
と仰々しいスローガンが掲げられた塔の入り口。5階建てにぎっしりと戦時遺品が展示されています。
戦中の新聞や写真、ヤカンや闇タバコといった日用雑貨、日本軍関連グッズなどが所狭しと陳列されている。
なかには、昭和45年に来館した三島由紀夫のサインも。日本中のあらゆる珍スポットで見かけるホンジャマカ石ちゃんのサインですが、さすがに、ココにはありませんでした。シリアスな展示に、例の営業スマイルは不釣合いだからでしょう。まいうー、とか言ってる場合じゃないようです。
展示の横にはスローガンが添えられてるんですけど、それがいちいち強烈で良いんですわ。
いくつか紹介しますね。
と、まあ、終始このテンションで切り込んできます。
館長の手書きなんでしょうけど、一筆一筆に魂がこもってます。
ヴィレッジバンガードのPOPをまるごと任せてみたいですね。さぞかし思想的な店舗になりそうです。ラーメンズのライブDVDには「小道具なくてもここまで出来る。贅沢は敵。欲しがりません勝つまでは」とか付きそうです。
塔の最上階は、一部、絵ハガキになってたので購入しました。
では、お見せしますね。こんな感じです。
古事記、日本書紀の横にナチスの逆卍
天照大神の肖像画の前に、古事記・日本書紀・日本外史などの歴史書が並んでいます。
「あれ?ちょっと待って。あそこに飾られてるの、ナチスの逆卍じゃない?」
一緒に巡った友人が気づいたんですがね。そうなんです、陳列棚のど真ん中にハーケンクロイツが飾られているんです。
んー、なんだか急に、風雲の匂いがしてまいりましたぞ。
■本館はヒトラーグッズだらけ
5重の塔の見学を終え、本館へ。やはり、他のお客さんはいません。
先ほどのおばちゃんに「1日何組くらい来るんですか?」と尋ねたところ、「最近は、熱海自体に人が来ない」とはぐらかされてしまいました。とにかく、いつも、空いてるようです。
ここから階段を降りたところが、メイン展示室の「ヒーローの家」です。撮影は禁止。そりゃ撮影禁止にするわ。
いやあ、わたくし、仰天しました。
1室まるごとヒトラーグッズなんですもん!ヒトラーの遺品で埋め尽くされてます!
まず目についたのが、油絵で描かれたヒトラーの肖像画。1.5m×1.5mはある巨大なもの。大層りりしく描かれております。
肖像画を皮切りに、あるわあるわのヒトラー三昧。
●「わが闘争」を入力したタイプライター
●愛用していたフォークと皿
●ヒトラー自身が描いたユダヤ人のデッサン
●ミュンヘンの私邸にあったタキシード
●自筆の演説原稿
●行軍時に使っていたベッド
などなど、ざっと100点以上はヒトラーグッズが展示されています。
これだけの代物が、なぜ熱海の、こんな陽のあたらない場所に!?
真偽のほどは定かではありませんが、こんだけありゃあ、いくつかはマジ物なのかもしれません。
展示室にかかってる音楽は、見学者をアジテーションするような昂揚的なクラシック。
例の黒地に白文字で書かれた看板が「虎は死して皮を残すが、人は死して名を残す」と煽ってきます。
よくよく観察すると、パンフレットにも堂々と逆卍が描かれていました。
こんなところに、展示のヒントが転がっていたとは。
あまりにも強烈すぎる内容に、鑑賞を終えるころには友人一堂くたびれ果ててしまいました。
ロビーで休んでいたら、おばちゃんがコーヒーを出してくれます。
ここぞとばかりに
「オーナーはどんな人なんですか?」
と尋ねるも
「あたしは留守番だから何にも分からない」
とかわされます。
ネットでの体験レポートを読むと、このおばちゃんから誰1人確信に迫った回答を得てないんですよね。みんな巧みにスルーされてます。時には「館長さんの妻です」と名乗ることもあるみたい。
「お客さんはどういう方が多いんですか?」
と尋ねるも
「いろんな方がきます」
と決して明言はしない。
まるで政治家の国会答弁です。
ただ
「風雲文庫はいつからやってるんですか?」
って質問には
「昭和45年からだから、赤軍派が観音像を爆破する1年前からですね。ちょうど三島由紀夫が切腹した年です。」
と答えてくれました。
なにかの年を説明するのに、オリンピックがあった年とか、万博があった年って言うんなら分かりますけど。赤軍派の事件や三島由紀夫の事件を引き合いに出す人が、はたして他にいるだろうか?
「留守番だから何も分からない」とは言うものの、風雲好きなのは間違いないようだ。
あれこれ話しこんでいたら、突然おばちゃんが
「あ!」
と叫んで、窓の外を指差しました。
「珍しい鳥!珍しい鳥!見た?珍しい鳥!」
どうやら、木の上にとまっているのは、珍しい鳥らしい。
あまりの無邪気さに、なんだか、ますます風雲文庫が分からなくなってしまったのであった…。
という具合です。
まるで来客を拒んでいるかのような立地、濃すぎる展示品、扇情的なスローガン、謎を秘めた管理人。その全てが素晴らしく、文句なしの5ツ星評価です。とにもかくにも行ってみてください!絶対に損はしません。
すぐ近くに「熱海秘宝館」「熱海城」もあるのでセットで巡っても、いいですね。
■余談だけど

東京するめクラブ 地球のはぐれ方
「地球のはぐれ方」って本で、村上春樹氏が風雲文庫をレポートしてます。あの独特の文体で綴られる珍スポレポートは必読です!
「お~、彼の手にかかれば、この施設もこう料理されるのか」と感慨深いものがありますよ。
■「風雲文庫」の情報■
オススメ度:★★★★★
アクセス:「熱海駅」から車で15分
住所:静岡県熱海市熱海1949
電話:0557-67-4411
営業時間:9:30~17:00
定休日:水
予算:1050円
関連URL:とくになし
右翼にさえ睨まれなければ思想の自由のある日本。
1050円高っ!