『アキバギルド』 オススメ度:★★★☆☆

秋葉原にあるカジノです。
カジノとは言っても、換金をしない、合法的なアミューズメントカジノなのでご安心を。
ここのウリはそりゃもう
メイド姿の女の子がディーラーをしてくれる
ってところです。
メイドカフェはもう飽きた、なんか違う形でメイドさんとちちくりあいたいという方は必見です。
では、詳細をご案内しましょう。
一昔前までメイドといえばメイドカフェ1択だったんですけど、現在の秋葉原は、メイドビジネスがかなり細分化されています。ゆくゆく、このブログでも取り上げますけど、メイドさんとダーツがやれるバーだとか、メイドさんに髪を切ってもらえる美容室だとか、いつのまにやら、ありとあらゆる生活シーンにメイドが潜り込んでいます。もはや、秋葉原は、メイド抜きでは生きられない体に調教されているのです。
休日の夕方ともなると、秋葉原の目抜き通りは、客引きのメイドで溢れかえりますからね。インドに行った日本人がバクシーシを求める人々の群れに驚くように、外人観光客たちは客引きメイドの大量発生に度肝を抜かれていることでしょう。
そんなメイドビジネス戦国時代の秋葉原にあっても、メイドカジノはひときわ異彩をはなっています。なんでしょう、メイドカジノって。カジノにはバニーガールがつきものですし、なんだかエッチな予感がします。きっとダイナマイトバディーのメイドが、胸元からチップを取り出し「あたしは夜のワイルドカード。あなた好みの女に化けるわ」とかなんとか言ってるに違いありません。
こりゃあ、行くしかありませんね。

▲ドーンと目立つ「メイドカジノ」の看板
秋葉原中央通りを歩いてると、どうしても目につく「メイドカジノ」の文字。2007年から営業を開始しています。気になってはいても、入店するのを躊躇されてた方も多いのでは。

▲いかにも、アングラな世界に連れてってくれそうなエレベーター
ビルのエレベーター。
いかにもアンダーグラウンドな世界に連れてってくれそうな、しなびた佇まいです。
「アキバギルド」のある4Fで、エレベーターが開き、意表をつかれました。いや、もうね、想像していた空気感とぜんぜん違うんです。普通のメイドカフェみたく、女の子のお部屋っぽい、ふわふわと華やかな空間だと思っていたのですが、そんな甘っちょろい場所じゃありません。
ばくちを打つための台がずらりと並び、男たちが真剣なまなざしでカードを握っているのです。最低限の装飾、鉄火場特有のムンムンとした熱気。この空気、まさに、雀荘のそれです。ピリピリした緊張感が漂っています。
取り扱ってるテーマがギャンブルになったとたん、空気感も、賭博場と同じものになるんですね。うーん、オモシロい。
土曜日の夜に行ったのですが、2~30代の男性でぎっしり。ざっと60人はいたでしょうか。繁盛しております。

▲カジノ卓が12台ほど。結構広い。ディーラーはすべてメイド姿の女の子です。
メイド系のお店なので、ご多分にもれず、撮影NG。というわけで、ここからはイラストで解説いたします。
初来店なので、まず、2000円を150$分のチップに交換してもらいます。
まあ、当然のことですが、大勝ちしてもチップの換金や商品への交換は出来ません。賭博罪でポリスの御用になってしまうので。ゲーセンのメダルゲームみたいなもんです
ギャンブルを行う卓は、全部で12台ほど。バカラ、ブラックジャック、大富豪、ルーレット、ポーカーから好きな種目の台につきます。ディーラーは、すべてメイド服の女の子です。
まずは、カジノの定番ブラックジャックに混ぜてもらいました。
ブラックジャックはディーラーとの勝負で、カードの合計数が21に近いほうが勝ち。賭けたのと同じだけ、チップが払い戻されます。ただし、特別な役もあって、それによっては10倍、100倍と払い戻しの倍率も変わります。莫大な富をいっきょに得ることも出来るのです。
実際にプレイをしつつ、メイドさんが丁寧にルール説明をしてくれます。「新規のお客さんだから、大切にしないといけないよ」と、常連さんがメイドにアドバイスするシーンも。説明中は、ゲームが中断されるにもかかわらず、プレイヤーは嫌な顔ひとつせず、一緒になって教えてくれます。スタッフのみならず、お客さんもふくめてみんなでお店を盛り上げていこうという、一体感が伝わってきます。
まあ、なにより驚いたのはメイドさんのカードさばきの見事さ。お客さんと雑談をしながらも、きれいな手さばきでカードを配り、場をしきります。もっと素人くさい手つきでゆるゆるやってるのかと思いましたけど、こりゃ、相当トレーニングしてますね。「なるほどザワールド」がまだ放送していたら、トランプマンのレギュラーの座が危ないレベルです。とって代わられます。熟練した動きが、見ていて気持ち良いです。
入店したときはピリついたムードを感じ、カイジが乗り込んだエスポワール号を連想したのですが、お金がかかっているわけじゃないので、実際は勝負にそんなマジじゃありませんでした。カジノを媒介に、メイドさんと雑談をすることが主のようです。
「髪の毛切ったんだよ、似合う~?」「うん、似合う似合う」「やったー」「まあ、嘘だけどね」「もー、ヒドイ」
なんていう擬似恋人的なじゃれあいも見られました。
僕だってメイドさんに「もー、ヒドイ」と怒られたいので、なにか酷いことを言いたかったのですが、週刊大衆に載ってるようなエゲツない下ネタしか思いつかなかったので、口を挟むのをやめました。
ショートカットでさばさばしたタイプから、金髪のギャルっぽい子、はたまたハーフと、さまざまなタイプのメイドさんがいます。30~40分に1度、ディーラーが替わるので、色んなメイドさんと触れ合うことが出来ます。花びら大回転です。
ブラックジャックのルールを把握し、心に余裕が出来たので、周りの様子をキョロキョロ眺めていたら、遠くの台に小学校時代の同級生がいるのを発見しました。姿を見るのは十数年ぶりですが、間違いありません、T君です。しかし、万一、人違いだったら末代までの恥ですし、場所が場所だけに声をかけるのも野暮だなと思い、スルーしました。なにはともあれ、楽しそうにメイドさんと会話をしていたので、なによりです。彼の幸せが、僕の幸せです。君が其処に生きているという真実だけで、幸福なのです
1時間ほどブラックジャックを堪能し、大富豪の台へと移動。こちらはルールを知っているので、最初からすんなり入れました。大富豪って、友人と旅行に行った夜ぐらいしかやらないですからね。知らない人とやるなんて、なんだか新鮮です。
途中、チップが無くなりかけたのですが、他の常連プレイヤーたちがわざと負けてくれて、瀕死状態から回復しました。優しい、優しすぎます。カイジを読みすぎた影響から、カジノの常連といえば、利根川や兵頭のような狡猾な人間ばかりだと思っていました。そんなことはありませんでした。阿弥陀如来のように優しい人々でした。この人たちになら、電流鉄骨渡り編での石田のように、1000万チケットを託せそうです。
結果、2時間ほど滞在。当初150$だったチップは、常連さんの手助けもあり、最終的には300$まで増えました。名簿に名前を書き、チップを預けます。次回来店時、チップを引き出すのに2000円かかるというシステム。まぁ、要は2000円+ドリンク代で1日遊べるってわけですね。
メイドさんのカードさばきを堪能し、おもわぬ人間愛にも触れ、充実の2時間でした。
■「アキバギルド」の情報■
オススメ度:★★★☆☆
アクセス:総武線「秋葉原駅」から徒歩4分
住所:東京都千代田区外神田1-11-6小暮ビル4F
電話:03-6206-8948
営業時間:15:00~22:00(平日)、13:00~22:00(休日)
定休日:なし
予算:150ドル2000円
関連URL:公式

秋葉原にあるカジノです。
カジノとは言っても、換金をしない、合法的なアミューズメントカジノなのでご安心を。
ここのウリはそりゃもう
メイド姿の女の子がディーラーをしてくれる
ってところです。
メイドカフェはもう飽きた、なんか違う形でメイドさんとちちくりあいたいという方は必見です。
では、詳細をご案内しましょう。
一昔前までメイドといえばメイドカフェ1択だったんですけど、現在の秋葉原は、メイドビジネスがかなり細分化されています。ゆくゆく、このブログでも取り上げますけど、メイドさんとダーツがやれるバーだとか、メイドさんに髪を切ってもらえる美容室だとか、いつのまにやら、ありとあらゆる生活シーンにメイドが潜り込んでいます。もはや、秋葉原は、メイド抜きでは生きられない体に調教されているのです。
休日の夕方ともなると、秋葉原の目抜き通りは、客引きのメイドで溢れかえりますからね。インドに行った日本人がバクシーシを求める人々の群れに驚くように、外人観光客たちは客引きメイドの大量発生に度肝を抜かれていることでしょう。
そんなメイドビジネス戦国時代の秋葉原にあっても、メイドカジノはひときわ異彩をはなっています。なんでしょう、メイドカジノって。カジノにはバニーガールがつきものですし、なんだかエッチな予感がします。きっとダイナマイトバディーのメイドが、胸元からチップを取り出し「あたしは夜のワイルドカード。あなた好みの女に化けるわ」とかなんとか言ってるに違いありません。
こりゃあ、行くしかありませんね。

▲ドーンと目立つ「メイドカジノ」の看板
秋葉原中央通りを歩いてると、どうしても目につく「メイドカジノ」の文字。2007年から営業を開始しています。気になってはいても、入店するのを躊躇されてた方も多いのでは。

▲いかにも、アングラな世界に連れてってくれそうなエレベーター
ビルのエレベーター。
いかにもアンダーグラウンドな世界に連れてってくれそうな、しなびた佇まいです。
「アキバギルド」のある4Fで、エレベーターが開き、意表をつかれました。いや、もうね、想像していた空気感とぜんぜん違うんです。普通のメイドカフェみたく、女の子のお部屋っぽい、ふわふわと華やかな空間だと思っていたのですが、そんな甘っちょろい場所じゃありません。
ばくちを打つための台がずらりと並び、男たちが真剣なまなざしでカードを握っているのです。最低限の装飾、鉄火場特有のムンムンとした熱気。この空気、まさに、雀荘のそれです。ピリピリした緊張感が漂っています。
取り扱ってるテーマがギャンブルになったとたん、空気感も、賭博場と同じものになるんですね。うーん、オモシロい。
土曜日の夜に行ったのですが、2~30代の男性でぎっしり。ざっと60人はいたでしょうか。繁盛しております。

▲カジノ卓が12台ほど。結構広い。ディーラーはすべてメイド姿の女の子です。
メイド系のお店なので、ご多分にもれず、撮影NG。というわけで、ここからはイラストで解説いたします。
初来店なので、まず、2000円を150$分のチップに交換してもらいます。
まあ、当然のことですが、大勝ちしてもチップの換金や商品への交換は出来ません。賭博罪でポリスの御用になってしまうので。ゲーセンのメダルゲームみたいなもんです
ギャンブルを行う卓は、全部で12台ほど。バカラ、ブラックジャック、大富豪、ルーレット、ポーカーから好きな種目の台につきます。ディーラーは、すべてメイド服の女の子です。
まずは、カジノの定番ブラックジャックに混ぜてもらいました。
ブラックジャックはディーラーとの勝負で、カードの合計数が21に近いほうが勝ち。賭けたのと同じだけ、チップが払い戻されます。ただし、特別な役もあって、それによっては10倍、100倍と払い戻しの倍率も変わります。莫大な富をいっきょに得ることも出来るのです。
実際にプレイをしつつ、メイドさんが丁寧にルール説明をしてくれます。「新規のお客さんだから、大切にしないといけないよ」と、常連さんがメイドにアドバイスするシーンも。説明中は、ゲームが中断されるにもかかわらず、プレイヤーは嫌な顔ひとつせず、一緒になって教えてくれます。スタッフのみならず、お客さんもふくめてみんなでお店を盛り上げていこうという、一体感が伝わってきます。
まあ、なにより驚いたのはメイドさんのカードさばきの見事さ。お客さんと雑談をしながらも、きれいな手さばきでカードを配り、場をしきります。もっと素人くさい手つきでゆるゆるやってるのかと思いましたけど、こりゃ、相当トレーニングしてますね。「なるほどザワールド」がまだ放送していたら、トランプマンのレギュラーの座が危ないレベルです。とって代わられます。熟練した動きが、見ていて気持ち良いです。
入店したときはピリついたムードを感じ、カイジが乗り込んだエスポワール号を連想したのですが、お金がかかっているわけじゃないので、実際は勝負にそんなマジじゃありませんでした。カジノを媒介に、メイドさんと雑談をすることが主のようです。
「髪の毛切ったんだよ、似合う~?」「うん、似合う似合う」「やったー」「まあ、嘘だけどね」「もー、ヒドイ」
なんていう擬似恋人的なじゃれあいも見られました。
僕だってメイドさんに「もー、ヒドイ」と怒られたいので、なにか酷いことを言いたかったのですが、週刊大衆に載ってるようなエゲツない下ネタしか思いつかなかったので、口を挟むのをやめました。
ショートカットでさばさばしたタイプから、金髪のギャルっぽい子、はたまたハーフと、さまざまなタイプのメイドさんがいます。30~40分に1度、ディーラーが替わるので、色んなメイドさんと触れ合うことが出来ます。花びら大回転です。
ブラックジャックのルールを把握し、心に余裕が出来たので、周りの様子をキョロキョロ眺めていたら、遠くの台に小学校時代の同級生がいるのを発見しました。姿を見るのは十数年ぶりですが、間違いありません、T君です。しかし、万一、人違いだったら末代までの恥ですし、場所が場所だけに声をかけるのも野暮だなと思い、スルーしました。なにはともあれ、楽しそうにメイドさんと会話をしていたので、なによりです。彼の幸せが、僕の幸せです。君が其処に生きているという真実だけで、幸福なのです
1時間ほどブラックジャックを堪能し、大富豪の台へと移動。こちらはルールを知っているので、最初からすんなり入れました。大富豪って、友人と旅行に行った夜ぐらいしかやらないですからね。知らない人とやるなんて、なんだか新鮮です。
途中、チップが無くなりかけたのですが、他の常連プレイヤーたちがわざと負けてくれて、瀕死状態から回復しました。優しい、優しすぎます。カイジを読みすぎた影響から、カジノの常連といえば、利根川や兵頭のような狡猾な人間ばかりだと思っていました。そんなことはありませんでした。阿弥陀如来のように優しい人々でした。この人たちになら、電流鉄骨渡り編での石田のように、1000万チケットを託せそうです。
結果、2時間ほど滞在。当初150$だったチップは、常連さんの手助けもあり、最終的には300$まで増えました。名簿に名前を書き、チップを預けます。次回来店時、チップを引き出すのに2000円かかるというシステム。まぁ、要は2000円+ドリンク代で1日遊べるってわけですね。
メイドさんのカードさばきを堪能し、おもわぬ人間愛にも触れ、充実の2時間でした。
■「アキバギルド」の情報■
オススメ度:★★★☆☆
アクセス:総武線「秋葉原駅」から徒歩4分
住所:東京都千代田区外神田1-11-6小暮ビル4F
電話:03-6206-8948
営業時間:15:00~22:00(平日)、13:00~22:00(休日)
定休日:なし
予算:150ドル2000円
関連URL:公式