『東筑波ユートピア』 オススメ度:★★★☆☆

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茨城県石岡市にあるテーマパーク。
んー、一口になんのテーマパークか説明するのが難しい場所なんですが

サルやイノシシと触れあえて、出会いの丘まである

ってなスポットです。いや、触れあえるなんて書いたけど、ここんちのサルは暴れん棒だかんね。野生の力強さを体感できます。
では詳細をご案内しましょう。





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▲霧の山道をつきすすめ

研究施設がずらりと並ぶ筑波市内から、山道へ。霧が立ち込めてて、視界は悪い。しかして、珍スポへの道のりとしてはそれが逆に不穏でねえ、期待感が募って良いんです。

東筑波ユートピアは最寄のバス停からでも徒歩50分かかる立地なので、実質、車以外の手段では到達不可能。FFシリーズでいうなら、飛空挺を手にいれなきゃ行けないダンジョンみたいなもんですね。




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▲人里はなれた山中に、香ばしき看板の群れ

グネグネグネグネと車で走ること20分。
何もない山中にとつじょ現れる、味のある看板の群れ。おやおや、良さそうですな。
近づいて、観察してみましょう。



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▲妙に色っぽいネズミがお出迎えしてくれます

いかにも珍スポット然とした、素晴らしき看板たち。
ツリーハウス村民募集、オートバイコース、パラグライダー入り口、色っぽいネズミと、主張したいことがてんこもり。
「アピールできるものは全部アピールしちまえ」という心構えは珍スポに欠かせませんね。



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▲ネズミはあんなに色っぽいのに、サルはやけに写実的

子猿よ、なにをそんなに凝視しとるのか。



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▲あり過ぎ!なんと第6駐車場まである

ユートピア用の駐車場が6つもあるんだけど、日曜の昼間だったこともあってか、僕らのほかは車1台のみ。1975年にオープンした当時は、かなりにぎわってたんでしょうね。



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▲吊り下げられた、駐車場の照明

駐車場の照明は、ぽつんと裸電球。
夜まで滞在してしまったら、自分の車を発見するのは、ナンチャンを見つけるより難かしいかもしれない。




坂道だらけのユートピア!運動靴が必須です。

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▲入園すると、いきなりむき出しのイノシシがいる

山の中腹に作られてるので、園内のほとんどが険しい坂道。
雨上がりだったこともあって滑る滑る。場所によっては高尾山以上の険路もありますし、運動靴が必須。歩きづらい靴だと、まず立ち入れないようなエリアも結構あります。



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▲道なき道もあれば…


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▲頼りない木の橋もある…

とまあ、基本的にはこういう道を歩いて、歩いて、歩きまくる施設です。
ユートピア、すなわち理想郷とは僕らが思い描いているような甘ったれた空間ではないようです。理想は、自分の足と体力で切り開くしかないのです。



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▲ガンバった末に、どんなオモシロが待ち受けているのでしょう

ほら、もうすこしだ、ガンバレガンバレ
というわけで、頑張って歩いた末に、どんなアトラクションが待ち受けているのでしょう。気にいったものを、1つ1つ紹介してきますね。

あ、そうそう、園内のスピーカーからは、なぜかハレルヤが流れてました。
山のなかで聞くハレルヤはなかなかギャップがあって、超人的なバケモノが降りてきて人間をどうにかしそうな怪しいムードです。




朽ち果てた看板、幸せになれる丘などなど、かなり珍度が高い!

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▲十二支すべてが揃った顔出しパネル

坂道にずらっと並んだ顔出しパネル。やけにいっぱい置いてあんなと思ったら、十二支全部揃ってました。見た目にまだ新しいですし、ここ最近増設したのでしょう。



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おサルさんの顔出しパネルでパチリ。得意の表情「真顔」がばっちりキマってますね。やっぱり珍スポでの記念撮影は、笑顔でも、変顔でもなく、真顔が一番しっくりきます。



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▲コピーもイラストも、すべてが秀逸な看板を発見!

倉庫みたいなとこに放置されていた看板。
かすれたイラストから、イカしたコピーまですべてが秀逸すぎます。


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▲看板上部

「マンモスおすすめ!!!」のコピーに時代を感じます。
この看板が作られた頃には、まさかノリピーがああいうことになるとはおもわなかっただろう。
サルが主役だそうです。


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▲看板中部

「犬がメイン」だそうです。看板上部じゃ、猿が主役って言ってたのに!
「(注)コアラはいない!」という、変に気を回しすぎた注意書きも良いですね。




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▲錆びて、朽ち果てている、巨大すべり台

ほい、お次は巨大すべり台。
園内を取り囲むように、設置されていて、全長100mはあるんじゃないかな。




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▲幸福の道もあるよ

なんの説明もなく現れる、幸福の道。
僕ら凡人には、ただただ殺風景な坂道に見えます。
でも、よく考えてください、幸福とは一体なんなんでしょう。
うん。そうですね。幸福とは、なんでもない日常をありがたいと感謝する心なのです。心そのものなのです。




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▲網のトンネル

さて、お次。これはなんでしょう。
そうです、網のトンネルです。パンフレットにもちゃんと書いてあります、「網のトンネル」って。だからどうしたです。



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▲得意のギャグをとばせば福がくる、笑い稲荷

笑い稲荷の前で、得意のギャグをとばすと福が来るそうです。
僕はお得意のギャグ「直立不動」をかましたので、きっと福がくるでしょう。



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▲鐘を鳴らせば永遠の恋になる、出会いの丘

ここで、愛し合う男女が誓いの鐘を鳴らせば、永遠の恋となるんだそうです。
笑い稲荷も幸せの道も、東筑波ユートピアのアトラクションは謎の断言が潔いですね。



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▲幸福の白ヘビは、怪しい表情をしている

その姿をみることができれば、信じられないほど幸せなことが起こる幸福の白ヘビだそうです。なにか企んでる表情ですね。
幸せになるか、自業自得の道に落ちるか、喪黒福造タイプの福の神でしょうか。




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▲グリーンの謎の物体が、便所に並んでいる

便所の前に放置された、謎のグリーンの物体。まるで、トイレに並んでいるようです。
こんな具合であちこちにフィットネス器具、ロッカー、券売機などが置かれています。



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▲1泊2000円で宿泊できるロッジもあるよ

1泊2000円と格安だけど、夜はどうなっちゃうんだろう……。
自宅でさえ、電気をつけてなきゃ怖くて寝れないような僕には、到底泊まれない場所です。お化けが怖い。




●臆病なイノシシと、怒りくるうサルと触れ合おう!

ナイスなアトラクションの他には、サルやイノシシと触れ合えるコーナーもあります。あっちこっちにいます。
100円でサルのエサを購入できるので、試しに、あげてみましょう。


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ほれほれ。
お猿さんよ、エサが欲しいかい。




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ギーッ!!ギーッ!!!

ぎりぎり手が届かないとこで、エサを止めたら、むちゃくちゃ吼えて、顔つきも変わりました。
怒ってる…??



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ガシャーーン!!!ガシャーン!!!

残像を残して、金網に飛び掛ってきました。



ガシャーーン!ギーーーッ!ギーーッ!!

しばらくたっても興奮がおさまらない様子。
動きが超早くて、肉眼でとらえきれません。
もしかしたら、スカイフィッシュの正体は猿なのかもしれません。



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反対の網からは、別の猿2匹がギーギー吼えています。
いままで、桃太郎は犬・サル・キジしか仲間がいないのに、鬼退治できちゃうなんてオカシイだろって思ってたんですが、納得しました。サル1匹で、鬼10頭はイケます。ちょろいです。



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▲檻越しではなく、直接触れ合える猿園ゾーン

檻ごしではなく、直接サルと触れ合えるゾーンもあります。
ただし、入り口には「お菓子など食べ物を持ち込まないでください」「サルに触らないでください」「サルの目を長く見つめないでください」という注意書きが。でないと、襲いかかってくる恐れがあるそうだ。



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▲イノシシは臆病。かわゆい。

サルのヤバさをさきほど目の当たりにしてますからね。恐る恐るサクの中に入りますと、見渡す限り、どこにもサルはいません。その代わり、イノシシが7頭ぐらいいます。

3匹のイノシシが友人の近くに寄ってきました。人間に興味はあるようですが、臆病なのか、常にある程度の距離を保っています。近づくとそのぶん、後ろにさがって、超絶かわゆいです。鼻息がふんふんふんふん聞こえるのも、またかわゆい。



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▲濡れそぼった鼻を押し付けてこようとします

ゆっくりゆっくり近づいたら、1匹だけ心を許してくれて、記念撮影ができました。
しばらく近くにいたら、警戒心が無くなったらしく、ふんふんふんふんと鼻息をたてながら寄ってきました。濡れそぼった鼻を、僕の顔に押し付けようとしてきたのですが、それは、さすがにご遠慮いただきました。



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▲イノシシに乗って、サル登場

なついたイノシシとたわむれてたら、遠くの方から、でかいイノシシに乗ってサルがやってきました。
うわ、なにこいつ、かっこいい。騎乗の士じゃん。赤兎羽にまたがる呂布じゃん。

我々の前についたら、イノシシから飛び降りるサル。こちらの様子をうかがっています。
コイツがリーダーだったのか、ぞくぞくと、数匹のサルが集まって、僕らを遠巻きに囲みはじめました。サルの群れが本気をだしたら、一瞬でボロ雑巾にされてしまいます。奴らにすれば、バナナを剥くより簡単なこと。
身の程をわきまえ、そそくさと退散しました。




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▲人間に操られているサルを見て、ホッと一息。万物の長としての尊厳が回復しました。

最後は、お猿の劇場でサル芸を見て、締め。
おサルのショーは1日5回、1回あたり30分行われるようです。サルの暴れん坊っぷりを堪能したあとですから、調教の偉大さが身に染みます。サルの表情からして違う。一時は猿の強さにおびえましたが、調教されたサルを見て、万物の長の尊厳が回復していきましたとさ。







「東筑波ユートピア」の情報
オススメ度:★★★☆☆
アクセス:JR常磐線「石岡駅」から車で30分
住所:茨城県石岡市吉生2730-3
電話:0299-43-6656
営業時間:9:00~17:00
定休日:なし
予算:大人1000円
関連URL:公式サイト