『朝起』 オススメ度:★★★★☆
新宿駅から徒歩3分、こじんまりとした呑み屋が密集するおもいで横丁に存在している居酒屋。
もちろん単なる居酒屋じゃあございません。
豚の睾丸、サンショウ魚の丸焼きなどなどありとあらゆるゲテモノ料理が食べられるお店
なのです。
「豚は捨てるとこが無い」なんて言われますけど、そういやあ、睾丸だけは食ったことないですよね。というわけで、食ってきました。
▲しょんべん横丁の真ん中に、居を構える
新宿西口から歩いてすぐ、おもいで横丁にこのお店はあります。小さな居酒屋が寄り集まった、よく言えばエスニックなパワーに充ちた、ストーレートに言えば小汚い路地でして。それぞれの店にトイレが設置されてないから、そこかしこで酔客が用を足しちゃうことから、昔は「しょんべん横丁」なんて呼ばれていたんだって。
まあ、そういう立地が、ゲテモノを食わせるというコンセプトとマッチしてるんだな。
店内は1階にカウンター席が7席、2階にテーブル席が1つ。
平日の21時に行ったんですけど満員でね、カウンターにぎゅうぎゅう詰め。常連さんが大半ですが、中には、僕のようなゲテモノ目当てでやってきた一見さんも。パッと見は入りづらい雰囲気ですけど、入ってみれば、ウェルカムな人ばかりなので、えいやと入店してみてくださいまし。
▲威勢のいいママさんが、巧みなトークを繰り広げている
お店は、妙齢のママさんと若い店員さんの2名でまわしております。
常連のお客さんたちと「こないだ、カマキリのスープを飲んだんだけど旨かった」「カマキリは寄生虫がいるから気をつけなきゃダメよ」「ですね」などと、非常にマニアックなゲテモノあるあるを披露しあっていました。さすがです。
▲謎の赤丸や波線がひかれたメニュー表
メニューは手書きで書かれているんだけど、独特な文字のうえに、ところどころ謎の赤丸がつけられていたり、波線が引かれていたり暗号文のようです。
時価のメニューが多く、ほとんどのメニューに値段が表記されてないのも特徴的です。
■目玉、おっぱい、金玉を腹いっぱい食らえぃ!!
▲大量摂取すれば賢くなれるらしい、マグロの目玉
あまりに豊富なゲテモノメニューに圧倒され、どれにしよーかなと悩んでいると、店員さんから「マグロの目玉、食べる?」とオススメされました。普通1発目に目玉をススめるかよー、スゲー。「とりあえず、ビール」ならぬ「とりあえず、マグロの目玉」がこの店のポピュラーです。なすがままに注文。
まあ、ゲテモノ界ではわりとライトな部類といいますか、食べるっちゃあ食べるものですからね、1発目にちょうどいいのかも。
煮込んだ目玉を醤油やら塩やらで味付けしてあります。コラーゲンたっぷりでプッルプル。単体で食べて特別旨いってものじゃあないんですけど、酒の肴には良いのかなと。
DHAが豊富なので、大量摂取すれば頭が良くなるんだとか。いくら頭が良かろうと、こんなんガツガツ食べてる奴はヤバい奴に違いありません。
▲思いのほか、歯ごたえがあるおっぱい
お次、ブタのおっぱい。
隣の席に座ってた大学生2人組が「お兄さん、おっぱい美味しいっすよ、おっぱい最高です」と、道行くキャッチよろしく、盛んにススめて来たので、さっそく注文。
ハツとかガツとか内臓系に近い歯ごたえですかね。焼く前はあんなに柔らかいおっぱいも、焼いてみると存外固い。まあ、普通に肉としてうまいです。
お次は、豚の睾丸の刺し身。黄身とよく混ぜて、いただきます。
食べてみると、ほほう、意外なほど淡白な味わい。いや、これは味がしないといっても過言ではない。それほど淡白。口どけは柔らかで、とろけるような触感です。ちったあ生臭いかと思ってたんですけど、匂いもほとんどありません。食べ物としての存在感は、虚無です。
▲なみなみ注がれた謎の汁
「お兄さん、男前だからね、サービスで良いものをあげるよ」とリップサービスとともに、突如出された謎の汁。一口すすると、濃厚な卵スープといった味わい。
「これ、何なんですか?」と尋ねたところ、睾丸から出た汁に軽く味付けをしたものなんだってさ。
▲こんがり焼かれたサンショウ魚は、タレでいただく
金玉汁からのショックも癒えないまま、最後に、サンショウ魚の丸焼きを注文。
ビジュアル的には他のゲテモノを突き放しております。これぞ、ゲテモノ。ゲテモノのど真ん中。こんがりカリカリに焼かれたサンショウ魚に甘辛いタレが塗られています。
▲一口かじると、体の中からオレンジの球体が出てきました。当たりでしょうか。
見た目のインパクトは大きいけれど、肉の部分が無いためか、ほとんどタレの味しかしません。コリコリとした触感は、鳥の軟骨に近いかも。まずくもうまくもありませんけど、野生児になったような、ワイルドな気分を味わえます。一口かじったら、体の中からオレンジの球体が出てきたんですけど、当たりでしょうか。
2人で行ったんですが、これだけ食べてお酒も飲んで4600円。1人頭2300円。手ごろな価格でゲテモノを食べつくせますね。
■「朝起」の情報■
オススメ度:★★★★☆
アクセス:JR「新宿駅」から徒歩3分
住所:東京都新宿区西新宿1-2-14
電話:03-3342-1083
営業時間:12:00~23:00
定休日:隔週月曜日
予算:子宮の刺身600円など
関連URL:食べログ
新宿駅から徒歩3分、こじんまりとした呑み屋が密集するおもいで横丁に存在している居酒屋。
もちろん単なる居酒屋じゃあございません。
豚の睾丸、サンショウ魚の丸焼きなどなどありとあらゆるゲテモノ料理が食べられるお店
なのです。
「豚は捨てるとこが無い」なんて言われますけど、そういやあ、睾丸だけは食ったことないですよね。というわけで、食ってきました。
▲しょんべん横丁の真ん中に、居を構える
新宿西口から歩いてすぐ、おもいで横丁にこのお店はあります。小さな居酒屋が寄り集まった、よく言えばエスニックなパワーに充ちた、ストーレートに言えば小汚い路地でして。それぞれの店にトイレが設置されてないから、そこかしこで酔客が用を足しちゃうことから、昔は「しょんべん横丁」なんて呼ばれていたんだって。
まあ、そういう立地が、ゲテモノを食わせるというコンセプトとマッチしてるんだな。
店内は1階にカウンター席が7席、2階にテーブル席が1つ。
平日の21時に行ったんですけど満員でね、カウンターにぎゅうぎゅう詰め。常連さんが大半ですが、中には、僕のようなゲテモノ目当てでやってきた一見さんも。パッと見は入りづらい雰囲気ですけど、入ってみれば、ウェルカムな人ばかりなので、えいやと入店してみてくださいまし。
▲威勢のいいママさんが、巧みなトークを繰り広げている
お店は、妙齢のママさんと若い店員さんの2名でまわしております。
常連のお客さんたちと「こないだ、カマキリのスープを飲んだんだけど旨かった」「カマキリは寄生虫がいるから気をつけなきゃダメよ」「ですね」などと、非常にマニアックなゲテモノあるあるを披露しあっていました。さすがです。
▲謎の赤丸や波線がひかれたメニュー表
メニューは手書きで書かれているんだけど、独特な文字のうえに、ところどころ謎の赤丸がつけられていたり、波線が引かれていたり暗号文のようです。
時価のメニューが多く、ほとんどのメニューに値段が表記されてないのも特徴的です。
■目玉、おっぱい、金玉を腹いっぱい食らえぃ!!
▲大量摂取すれば賢くなれるらしい、マグロの目玉
あまりに豊富なゲテモノメニューに圧倒され、どれにしよーかなと悩んでいると、店員さんから「マグロの目玉、食べる?」とオススメされました。普通1発目に目玉をススめるかよー、スゲー。「とりあえず、ビール」ならぬ「とりあえず、マグロの目玉」がこの店のポピュラーです。なすがままに注文。
まあ、ゲテモノ界ではわりとライトな部類といいますか、食べるっちゃあ食べるものですからね、1発目にちょうどいいのかも。
煮込んだ目玉を醤油やら塩やらで味付けしてあります。コラーゲンたっぷりでプッルプル。単体で食べて特別旨いってものじゃあないんですけど、酒の肴には良いのかなと。
DHAが豊富なので、大量摂取すれば頭が良くなるんだとか。いくら頭が良かろうと、こんなんガツガツ食べてる奴はヤバい奴に違いありません。
▲思いのほか、歯ごたえがあるおっぱい
お次、ブタのおっぱい。
隣の席に座ってた大学生2人組が「お兄さん、おっぱい美味しいっすよ、おっぱい最高です」と、道行くキャッチよろしく、盛んにススめて来たので、さっそく注文。
ハツとかガツとか内臓系に近い歯ごたえですかね。焼く前はあんなに柔らかいおっぱいも、焼いてみると存外固い。まあ、普通に肉としてうまいです。
お次は、豚の睾丸の刺し身。黄身とよく混ぜて、いただきます。
食べてみると、ほほう、意外なほど淡白な味わい。いや、これは味がしないといっても過言ではない。それほど淡白。口どけは柔らかで、とろけるような触感です。ちったあ生臭いかと思ってたんですけど、匂いもほとんどありません。食べ物としての存在感は、虚無です。
▲なみなみ注がれた謎の汁
「お兄さん、男前だからね、サービスで良いものをあげるよ」とリップサービスとともに、突如出された謎の汁。一口すすると、濃厚な卵スープといった味わい。
「これ、何なんですか?」と尋ねたところ、睾丸から出た汁に軽く味付けをしたものなんだってさ。
▲こんがり焼かれたサンショウ魚は、タレでいただく
金玉汁からのショックも癒えないまま、最後に、サンショウ魚の丸焼きを注文。
ビジュアル的には他のゲテモノを突き放しております。これぞ、ゲテモノ。ゲテモノのど真ん中。こんがりカリカリに焼かれたサンショウ魚に甘辛いタレが塗られています。
▲一口かじると、体の中からオレンジの球体が出てきました。当たりでしょうか。
見た目のインパクトは大きいけれど、肉の部分が無いためか、ほとんどタレの味しかしません。コリコリとした触感は、鳥の軟骨に近いかも。まずくもうまくもありませんけど、野生児になったような、ワイルドな気分を味わえます。一口かじったら、体の中からオレンジの球体が出てきたんですけど、当たりでしょうか。
2人で行ったんですが、これだけ食べてお酒も飲んで4600円。1人頭2300円。手ごろな価格でゲテモノを食べつくせますね。
■「朝起」の情報■
オススメ度:★★★★☆
アクセス:JR「新宿駅」から徒歩3分
住所:東京都新宿区西新宿1-2-14
電話:03-3342-1083
営業時間:12:00~23:00
定休日:隔週月曜日
予算:子宮の刺身600円など
関連URL:食べログ