『元祖くじらや』 オススメ度:★★★☆☆

いまや、めったに口にすることがない食材、クジラ。大きなスーパーで、鯨ベーコンを見かけるぐらいですもんね。
そんな希少なクジラを専門に扱ってる料理店が、渋谷にございます。鯨専門店って、都内じゃここ渋谷にくわえて、浅草とか神田とかに数店舗あるだけ。歯ぐき・尾ビレ・舌・小腸などなど30種類以上のクジラ料理が食べれるんですよ。

▲こんなに人通りの多いとこに、くじら専門店があるんだよ
駅から徒歩5分、109のすぐ脇とアクセス抜群。こんな人通りの多いギャルの町に、くじら専門店があるだなんて、なんだか不思議な気分です。昭和25年にオープン、60年以上の歴史を誇る老舗なのです。

▲落ち着いた店内。40代以上の大人な客で埋まってます。
室内はやや暗めの照明で、落ち着いた雰囲気。内装にも清潔感があふれてます。
2階は座敷になってて宴会用。1階だけでも8テーブルほどあるんですけど、40代以上の大人な客層でしっかり埋まってました。昭和中期までは給食でも出されてたぐらいメジャーな食材だったんで、昔を懐かしむ意味もあるんでしょう。
あ、レジ脇のカウンターには『調査捕鯨は食糧問題解決に貢献しています』と書かれたパンフレットが置かれてました。やっぱり、シーシェパード的な団体から抗議がくるんでしょうか。シロナガスクジラなど希少な種は捕まえず、個体数が多いミンククジラなどを主に捕まえているそうです。

▲むかしながらの捕鯨方法のイラスト
クジラ専門店だけあって、店内にはクジラ関連グッズもちらほら飾ってあります。上記は、むかしながらの捕鯨方法のイラスト。
もともとは、浜に打ち上げられたクジラを利用する、受け身な漁が主流だったんだけど、16世紀ぐらいから積極化。海に網をしかけ、クジラを誘いこみ、からまったところをモリで攻撃して、捕まえてたんだとか。

▲何の説明もなく、ぽつりと置かれた木製オブジェ。
トイレの横に置かれてた木製オブジェなんですけど、これ、なんだと思います?
なんの説明もつけられてなかったんですが、僕ね、秘宝館で見たことあるんで知ってるんですよ。この形状、この質量、間違いありません、クジラのシンボルです。トイレ横って設置場所が、分かる人には分かる憎い演出ですね。
さすが専門店!クジラメニューが30種類以上あるぜ

▲クジラばっかりのメニュー表。さすが専門店だぜ。
もちろん、メニューのほとんどがクジラ料理。ステーキ、さしみ、カツに鍋と調理方法も選び放題。ざっと30種類はあるんじゃないかな。いままでクジラベーコンぐらいしか食べたことがなかったので、こんなに色んなクジラ料理が存在していたなんて、驚き。
どどっとレビューしてきましょう。

▲クジラのからあげ 780円
からあげとは謳っているもの、実質は竜田揚げに近い。
中まで火を通しきらない、レアな仕上がり。ほくほくとした食感、ちょっと血の鉄っぽさがある味わいは、レバーにかなり似てます。こいつをオカズに、ごはんをガッガとかきこみました。

▲くじら汁 400円
ねぎとワカメの味噌汁に、くじらの破片がちびっと入ってます。クジラの油が溶けてるからか、ほんのり甘く、豚汁よりもさっぱり楽しめます。

▲クジラの歯ぐき 680円
クジラの歯ぐきをボイルしたものを、しょうが醤油でいただきます。コリコリと気持ち良い食感で、ミミガーのよう。

▲鯨珍味盛り合わせ 1980円
クジラの珍味を盛り合わせた大皿です。いまやクジラ自体が珍味だというのに、そこからさらに、希少な部位をピックアップ。心臓、皮、尾ビレ、小腸、舌の5点が楽しめます。

▲くじらの心臓
血っぽい匂いがうっすらするけど、新鮮だからか、臭くはない。レバ刺しよりも、断然すっきりした味です。

▲くじらの舌
シャクシャクと軟骨みたいな歯ごたえだけど、噛めば、すっと溶けてきます。やっぱりちょっと甘くって、電通あたりがうまいこと仕掛けたら、女子高生のあいだでスイーツとして流行るのでは。

▲くじらの小腸
コリコリしていて、歯ぐきに近い味わい。見た目は、和同開珎に似ています。

▲くじらの尾ビレ
尾ビレは、からし味噌でいただきます。味は淡白、ほとんどなんのインパクトもありませんが、ツブツブした食感にはウミブドウだとかトビッコだとかに共通する楽しさがあります。

▲くじらの皮
口に入れた瞬間、ポーッととろけてしまう。脂の乗りきった大トロのようで、寿司にしても旨いかも。
あ、あと、本筋からそれますけど、店員の女の子が超カワイかったです。接客についた2人とも、超カワイかったので別料金とられるかと思いました。こんだけ超カワイイ子が揃うなんて、時給がよっぽど高いのかと勘ぐり、調べてみたら1000円。分からん、謎だ。ここクジラ屋は、新鮮なクジラを仕入れる独自ルートのほかに、新鮮な女性を仕入れるルートまで持ってるのかしれません。
■「元祖くじらや」の情報■
オススメ度:★★★☆☆
アクセス:JR「渋谷駅」から徒歩5分
住所:東京都渋谷区道玄坂2-29-22
電話:03-3461-9145
営業時間:
ランチ 月~金11:30~14:00/土日祝11:30~17:00
ディナー 月~木、日、祝17:00~22:30/金土、祝前日17:00~23:30
定休日:第1、3月曜日
予算:ランチ1500円ほど、夜3000円~
関連URL:公式サイト

いまや、めったに口にすることがない食材、クジラ。大きなスーパーで、鯨ベーコンを見かけるぐらいですもんね。
そんな希少なクジラを専門に扱ってる料理店が、渋谷にございます。鯨専門店って、都内じゃここ渋谷にくわえて、浅草とか神田とかに数店舗あるだけ。歯ぐき・尾ビレ・舌・小腸などなど30種類以上のクジラ料理が食べれるんですよ。

▲こんなに人通りの多いとこに、くじら専門店があるんだよ
駅から徒歩5分、109のすぐ脇とアクセス抜群。こんな人通りの多いギャルの町に、くじら専門店があるだなんて、なんだか不思議な気分です。昭和25年にオープン、60年以上の歴史を誇る老舗なのです。

▲落ち着いた店内。40代以上の大人な客で埋まってます。
室内はやや暗めの照明で、落ち着いた雰囲気。内装にも清潔感があふれてます。
2階は座敷になってて宴会用。1階だけでも8テーブルほどあるんですけど、40代以上の大人な客層でしっかり埋まってました。昭和中期までは給食でも出されてたぐらいメジャーな食材だったんで、昔を懐かしむ意味もあるんでしょう。
あ、レジ脇のカウンターには『調査捕鯨は食糧問題解決に貢献しています』と書かれたパンフレットが置かれてました。やっぱり、シーシェパード的な団体から抗議がくるんでしょうか。シロナガスクジラなど希少な種は捕まえず、個体数が多いミンククジラなどを主に捕まえているそうです。

▲むかしながらの捕鯨方法のイラスト
クジラ専門店だけあって、店内にはクジラ関連グッズもちらほら飾ってあります。上記は、むかしながらの捕鯨方法のイラスト。
もともとは、浜に打ち上げられたクジラを利用する、受け身な漁が主流だったんだけど、16世紀ぐらいから積極化。海に網をしかけ、クジラを誘いこみ、からまったところをモリで攻撃して、捕まえてたんだとか。

▲何の説明もなく、ぽつりと置かれた木製オブジェ。
トイレの横に置かれてた木製オブジェなんですけど、これ、なんだと思います?
なんの説明もつけられてなかったんですが、僕ね、秘宝館で見たことあるんで知ってるんですよ。この形状、この質量、間違いありません、クジラのシンボルです。トイレ横って設置場所が、分かる人には分かる憎い演出ですね。
さすが専門店!クジラメニューが30種類以上あるぜ

▲クジラばっかりのメニュー表。さすが専門店だぜ。
もちろん、メニューのほとんどがクジラ料理。ステーキ、さしみ、カツに鍋と調理方法も選び放題。ざっと30種類はあるんじゃないかな。いままでクジラベーコンぐらいしか食べたことがなかったので、こんなに色んなクジラ料理が存在していたなんて、驚き。
どどっとレビューしてきましょう。

▲クジラのからあげ 780円
からあげとは謳っているもの、実質は竜田揚げに近い。
中まで火を通しきらない、レアな仕上がり。ほくほくとした食感、ちょっと血の鉄っぽさがある味わいは、レバーにかなり似てます。こいつをオカズに、ごはんをガッガとかきこみました。

▲くじら汁 400円
ねぎとワカメの味噌汁に、くじらの破片がちびっと入ってます。クジラの油が溶けてるからか、ほんのり甘く、豚汁よりもさっぱり楽しめます。

▲クジラの歯ぐき 680円
クジラの歯ぐきをボイルしたものを、しょうが醤油でいただきます。コリコリと気持ち良い食感で、ミミガーのよう。

▲鯨珍味盛り合わせ 1980円
クジラの珍味を盛り合わせた大皿です。いまやクジラ自体が珍味だというのに、そこからさらに、希少な部位をピックアップ。心臓、皮、尾ビレ、小腸、舌の5点が楽しめます。

▲くじらの心臓
血っぽい匂いがうっすらするけど、新鮮だからか、臭くはない。レバ刺しよりも、断然すっきりした味です。

▲くじらの舌
シャクシャクと軟骨みたいな歯ごたえだけど、噛めば、すっと溶けてきます。やっぱりちょっと甘くって、電通あたりがうまいこと仕掛けたら、女子高生のあいだでスイーツとして流行るのでは。

▲くじらの小腸
コリコリしていて、歯ぐきに近い味わい。見た目は、和同開珎に似ています。

▲くじらの尾ビレ
尾ビレは、からし味噌でいただきます。味は淡白、ほとんどなんのインパクトもありませんが、ツブツブした食感にはウミブドウだとかトビッコだとかに共通する楽しさがあります。

▲くじらの皮
口に入れた瞬間、ポーッととろけてしまう。脂の乗りきった大トロのようで、寿司にしても旨いかも。
あ、あと、本筋からそれますけど、店員の女の子が超カワイかったです。接客についた2人とも、超カワイかったので別料金とられるかと思いました。こんだけ超カワイイ子が揃うなんて、時給がよっぽど高いのかと勘ぐり、調べてみたら1000円。分からん、謎だ。ここクジラ屋は、新鮮なクジラを仕入れる独自ルートのほかに、新鮮な女性を仕入れるルートまで持ってるのかしれません。
![]() イワシクジラ鯨赤肉380g以上 高タンパク質、低カロりー低脂肪で体に吸収されやすい鉄分を多く... |
■「元祖くじらや」の情報■
オススメ度:★★★☆☆
アクセス:JR「渋谷駅」から徒歩5分
住所:東京都渋谷区道玄坂2-29-22
電話:03-3461-9145
営業時間:
ランチ 月~金11:30~14:00/土日祝11:30~17:00
ディナー 月~木、日、祝17:00~22:30/金土、祝前日17:00~23:30
定休日:第1、3月曜日
予算:ランチ1500円ほど、夜3000円~
関連URL:公式サイト
私自身、小学校の半ばまで給食で出ていたので特に竜田揚げは懐かしいものです。初めて召し上がる方にはクセがありそうですが…。