『藤子・F・不二雄ミュージアム』 オススメ度:★★★☆☆


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「パーマン」「おばけのQ太郎」「ドラえもん」などなど国民的名作を生み出し続けた、藤子・F・不二雄。
そんなスーパーマンガ家の博物館が、川崎市にあります。2011年9月オープンと、完成から1年も経ってないので「気になってたけど、まだ行けてない!」なんて人も多いのでは。

どこでもドアで記念撮影できたり、暗記パンを食べれたり、原作ファンなら興奮間違いなしのギミックだらけです。








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▲町中を、藤子キャラが描かれたバスが走ってます

藤子・F・不二雄が住んでいた川崎市多摩区に、ミュージアムはあります。
最寄り駅の向ヶ丘遊園駅では、列車接近ベルがドラえもんのテーマ曲。駅前からは、パーマンやオバQが描かれたバスも走っており、町全体で藤子不二雄推しです。

入場は予約制。10:00・12:00・14:00・16:00から好きな入場時間を選び、あらかじめロッピーで発券しておきます。土日祝日だと、すべての回が埋まってることもあるので、早めの予約がオススメ。まあ、平日なら、前日でも余裕です。




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▲窓は、ドラえもん1巻1話目のコマ割になってます。


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▲壁には、ドラエもんの目が彫られてます。

窓がドラえもん1巻1話目のコマ割りになってたり、壁にはドラえもんの目が彫られてたりと、建物自体も相当なこだわりよう。原作への愛がにじみ出てます。

入り口で渡される「おはなし電話」というトランシーバー型の秘密道具で、解説を聞きつつ、展示をめぐります。
館内はそれほど大きくないですが、解説を聞きながらなので、所要時間は2時間ぐらい。カラー原画が飾られている『展示室Ⅰ』、誰もが知ってる「パーマン」「おばけのQ太郎」から初期作品の「てぶくろてっちゃん」まで幅広い作品の第一話を紹介している『展示室Ⅱ』、執筆部屋を再現した『先生の部屋』などなど、作品と作者、両面から掘り下げてます。『先生の部屋』のゴミ箱には、藤子氏の大好物、甘栗の空き袋が捨てられてたりと、芸が細かいんです。

『先生のにちようび』というコーナーでは、3人の娘さんへのインタビュー映像が流れてます。
イチゴジャムを市松模様やストライプに塗ったり、人形劇を手作りしてくれたりと、クリエイティブな家族サービスを常に仕掛けていたそうです。いい親父だなあ、楽しそうな家庭。余談ですが、次女が麻生久美子ばりの美人なので要チェック。




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▲秘密道具、通り抜けシアター

『Fシアター』では、ここでしか見れない10分間のオリジナルムービーが上映されます。
見終わると、スタッフが「最後に、特別な秘密道具をご紹介しましょう!」とアジります。なんだなんだと期待がふくらんだところで「通り抜けシアター!」と一声。スクリーンが上がり、中庭へ通り抜けられました。




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▲屋外エリアでは、藤子作品のキャラたちと記念撮影できます。

屋外エリアの『はらっぱ』。藤子作品のキャラたちと、記念撮影ができます。
しかしまあ、さすが、藤子・F・不二雄というべきか、全体的に健康で明るい雰囲気です。これが逆に、藤子不二雄Aミュージアムだったら、館内は薄暗く、クモの巣が張ってて、芝生は枯れ、どぶみてえな臭いがすることでしょう。子供は泣き叫び、大人は白目剥いてよだれを垂れ流してる、そんな地獄みてえなミュージアムに違いありません。あー、出来ねえかな、藤子不二雄Aミュージアム。



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▲のび太たちが、よく野球やってる空き地にある土管。上に乗るも良し、中に入るも良し。



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▲映画1作目にでてくるピー助。想像してたより、こぶりでした。



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▲どこでもドア。という事なんだけど、別に、どこにも行けません。普通のドア。



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▲ドラえもん1巻に出てくるウマタケ。竹とウマをかけ合わせた生物で、糞もする。



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▲芝生に寝そべるパーマン1号と2号。さすがはチンパンジー、人間に見られ慣れているせいかサービス精神旺盛です。






 「暗記ラスク」「コロ助コロッケ」‥よそでは見かけないグッズがもりもり売ってます。 

ミュージアムショップ、ミュージアムカフェには、よそでは見かけないオリジナルグッズが盛りだくさん。見逃せません。


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▲キレイなジャイアンツノート 368円

数あるエピソードの中でトップクラスの人気を誇る、きれいなジャイアンが描かれたノート。なんて澄んだ瞳をしてるのでしょう。心穏やかに勉強ができそうです。
あ、きれいなジャイアンについては『ドラえもん 36巻』に収容されてる「きこりの泉」をお読みください。マジで、爆笑できますから。


ドラえもん (36) (てんとう虫コミックス)
ドラえもん (36)





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▲一番人気、ジャイアンチョコレートアルバム 683円

お土産の1番人気は、ジャイアンチョコレートアルバム。CDケースの中に、メダルコインが入ってるアイデア商品です。
6月15日がジャイアン誕生日だそうで、来館したときは、ジャイアンフェア中。期間限定で「ジャイアンシチュー」とか「ジャイアンリサイタルマイク」が売られてました。いやあ、人気あるんだなー、ジャイアン。普段は、暴力的な悪漢だけど、映画では頼れる存在ってギャップにやられるんでしょうね。その魅力の構造は、「殴ったあと、優しくしてくれる」とか言って、DV男と別れられない心理に似ています。




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▲コロ助コロッケ 130円

ミュージアムカフェで食べられる、コロ助コロッケ。
あまりにも熱々で、むさぼり食ったら、口ん中をちょっと火傷しました。一口でこんな熱いもん丸飲みできるなんて、コロ助は所詮、機械です。心の底では、分かり合えそうにありません。




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▲暗記ラスク 120円

こりゃあ、リアル。文字が反転してるのがポイントです。受験生へのお土産にしたら、喜ばれそう。
フレンチトーストを加工した暗記パンも900円で売ってました。




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▲スネ夫ヘアーチョコクレープ 700円

スネ夫の髪型をしたミルクレープです。
よくよく考えると、皿の面積に比べて、すげえ小さいんじゃないかって気がしますけど、スネ夫の髪型なんだから仕方ありません。







「藤子・F・不二雄ミュージアム」の情報
オススメ度  ★★★☆☆ 
アクセス  小田急線「向ヶ丘遊園駅」から徒歩15分 
住所  神奈川県川崎市多摩区長尾2-8-1
電話番号  0570-055-245 
営業時間  10:00~18:00
定休日  火曜日、年末年始 
予算  大人1000円 
関連サイト  公式サイト