『蜂天国』 オススメ度:★★★★★
※「ライブドアブログ奨学生コラボ企画」で長野に行ってきました。他参加サイトはこちら。
▲田んぼの道を15分歩きます。
しなの鉄道「滋野駅」からは徒歩20分。
右も左も田んぼの道を、てくてく歩きます。
グーグルマップを信じて、最短ルートを行ったら、腰の高さまで草が生い茂る、とんでもねえ獣道を歩かされました。顔中クモの巣だらけ、ズボンにはトゲトゲした種くっつきまくり。すげえテンション下がった。受験に失敗したのかと思った。
ちょっと遠回りですけど、国道沿いを歩いたほうが良いです。
▲プレハブ小屋みたいな外観です。
これが、蜂天国の全貌。平成7年設立。
2階建てのプレハブ小屋で、入り口横には、ブロンズ製の蜂の像が置かれてます。
▲タイヤで作った恐竜。
タイヤの恐竜なんかも置かれていますが、蜂とはまるで関係がありません。
▲館内は蜂の巣だらけ。色んな物体にひっついています。
館内に一歩足を踏み入れると、蜂の巣、蜂の巣、蜂の巣だらけ。
それもたんに、巣がポツリと飾られてるのではなく、大黒天、こけし、扇風機などなどさまざまな物体に引っ付いてます。
▲スズメバチの巣をひっつけられた扇風機
たとえば、こんな感じ。巣の重みで、扇風機がうつむいてます。
手術台の上でミシンとこうもり傘が出会ったように、本来出会うことはずのなかった扇風機とハチの巣が、蜂天国で出会いました。んまあ、こういう具合で、取り合わせが奇妙で面白いんです。「ほほー、そいつと巣をくっつけるのか」と意表をつかれます。
▲オーナーの塩沢氏。「ハチは悪者に非ず」を証明するため、半裸でスズメバチとたわむれてます。
蜂天国オーナーの塩沢さんは、セメント会社の経営者です。
「小さな体で大きな仕事を成しとげる蜂こそ、まさに企業の見本だ!」と、蜂の働き者ぶりをリスペクト。悪者扱いされてる蜂のイメージチェンジをはかるため、蜂アートに取り組んでるんだとか。
上記の写真では、「ハチは愛情をもって接すれば自ら刺すことはありません」と断じ、体中にハチミツを塗り、半裸でスズメバチとたわむれています。バター犬ならぬ、ハチミツ蜂。下手すりゃ1撃でショック死するというのに。これぞ、愛。リスクを背負ってこそ、愛。本物です、本物の聖人です。
▲蜂は尊敬に値する!!
「蜂は尊敬に値する!」
「蜂の社会では、地位も名誉もいらない、手段を選ばぬ悪徳商法もない」
「蜂は多才な建築家」
「自然界の芸術家であり、到底人智の及ぶところではない」
などなど、いたるところに、愛の告白が貼られてます。
▲蜂の供養塔は、平成8年8月8日に建立されました。
蜂の供養塔もあります。作られたのは平成8年8月8日と、徹頭徹尾ハチづくし。
日本酒が供えられてたんだけど、蜂、呑むかなあ。
▲蜂のシールで、ガラスを補強しています。
ガラスの割れている部分だって、蜂で修正です。
村上隆の作品みたいにポップでしょ。
●ほんじゃ、蜂の巣アートをビビビーっと紹介だ!!
■キャラクターにくっつけた系
▲大黒様 ハゲた頭に、ぴったり吸着。むちゃくちゃ嬉しそうだな。
▲まねき猫 福まねいてる場合じゃねえぞ。まず、巣を取れ。
▲虎の彫り物 体中、蜂に乗っ取られている。
▲イノシシの剥製 そりゃあ重みで口開くわ。
▲テング テングの鼻は、巣をひっかける場所じゃねえぞ!
▲こけし シルエット的には一番違和感がない
▲だるま 怖い。シンプルに、怖い。
■日用品にくっつけた系
▲犬小屋 2重の小屋
▲トロフィー うっかり優勝したばっかりに‥
▲三輪車 乗ることを拒否した輪車
▲鏡 かがみこんで、下の空いてるスペースで見るしかない
▲天体望遠鏡 身近な問題に目をむけず、星を眺める。これぞ、現実逃避。
▲はかり 300gでした。
▲椅子 どうぞ、おくつろぎください。
▲扇風機 一番のお気に入り。重みで垂れる頭、機能性の無さが面白い。
▲蜂の巣 変り種。巣の上に、巣。
■何十個もの巣をつなぎ合わせる合体作品
1年に1つだけ、何十個もの巣をつなぎ合わせ、巨大な合体作品を作ります。
蜂の巣駆除を引き受け、ハチごと生け捕りにし、1年かけて製作に必要な個数の巣を集めるんだって。
▲合体作品の製作過程。
こんな段取りで合体させます。
まず針金で原型を作り、1つ1つ巣をしばりつけます。巣材になる朽ちた木材を近くに置いといてやると、巣と巣のあいだを、働き蜂がどんどん埋めてゆくんだとか。高さ3mを超える大きな作品でも、60日あれば合体完了。さすがは偉大な建築家、人智の及ばぬ芸術家です。ちなみに働き蜂たちのエサは、キャットフードなんだって。
▲蜂リンゴ 巣を80個合体。ピーマンにも見えます。
▲スペースシャトル 120個合体。高さ3m。でっけえ
▲長さ日本一の蜂の巣 20個合体。6.5mで長さ日本一。写真に収まりきらん!
▲蜂の傘 42個合体。絶対に相合傘できない。
▲蜂ひょうたん 60個合体。高さ2.5m。くびれまで表現できるですね。
▲あさま号 120個合体。窓には人が描かれてます。とんでもない物に乗ってるのに、みんな笑顔です。
▲富士山 160個合体。高さ3m77.6cm。ギネス世界記録に認定されてます。
■「蜂天国」の情報■
長野県にある、蜂の巣アートの総本山。 とにかくもう、蜂の巣、蜂の巣、蜂の巣だらけ。 しかも、巣が単独でポツリと飾られてるんじゃあなくて、大黒天、まねき猫、天狗に椅子に扇風機、とありとあらゆるものにくっつけられてます。なんともいえぬ、奇妙な取り合わせの世界!展示品数800点以上。 160個の巣を合体させた『富士山』、120個の巣を合体させた『スペースシャトル』なんていう、高さ3m超えの巨大な作品もあるよ。 こいつぁ、最高にクレイジーだぜ。 |
※「ライブドアブログ奨学生コラボ企画」で長野に行ってきました。他参加サイトはこちら。
▲田んぼの道を15分歩きます。
しなの鉄道「滋野駅」からは徒歩20分。
右も左も田んぼの道を、てくてく歩きます。
グーグルマップを信じて、最短ルートを行ったら、腰の高さまで草が生い茂る、とんでもねえ獣道を歩かされました。顔中クモの巣だらけ、ズボンにはトゲトゲした種くっつきまくり。すげえテンション下がった。受験に失敗したのかと思った。
ちょっと遠回りですけど、国道沿いを歩いたほうが良いです。
▲プレハブ小屋みたいな外観です。
これが、蜂天国の全貌。平成7年設立。
2階建てのプレハブ小屋で、入り口横には、ブロンズ製の蜂の像が置かれてます。
▲タイヤで作った恐竜。
タイヤの恐竜なんかも置かれていますが、蜂とはまるで関係がありません。
▲館内は蜂の巣だらけ。色んな物体にひっついています。
館内に一歩足を踏み入れると、蜂の巣、蜂の巣、蜂の巣だらけ。
それもたんに、巣がポツリと飾られてるのではなく、大黒天、こけし、扇風機などなどさまざまな物体に引っ付いてます。
▲スズメバチの巣をひっつけられた扇風機
たとえば、こんな感じ。巣の重みで、扇風機がうつむいてます。
手術台の上でミシンとこうもり傘が出会ったように、本来出会うことはずのなかった扇風機とハチの巣が、蜂天国で出会いました。んまあ、こういう具合で、取り合わせが奇妙で面白いんです。「ほほー、そいつと巣をくっつけるのか」と意表をつかれます。
▲オーナーの塩沢氏。「ハチは悪者に非ず」を証明するため、半裸でスズメバチとたわむれてます。
蜂天国オーナーの塩沢さんは、セメント会社の経営者です。
「小さな体で大きな仕事を成しとげる蜂こそ、まさに企業の見本だ!」と、蜂の働き者ぶりをリスペクト。悪者扱いされてる蜂のイメージチェンジをはかるため、蜂アートに取り組んでるんだとか。
上記の写真では、「ハチは愛情をもって接すれば自ら刺すことはありません」と断じ、体中にハチミツを塗り、半裸でスズメバチとたわむれています。バター犬ならぬ、ハチミツ蜂。下手すりゃ1撃でショック死するというのに。これぞ、愛。リスクを背負ってこそ、愛。本物です、本物の聖人です。
▲蜂は尊敬に値する!!
「蜂は尊敬に値する!」
「蜂の社会では、地位も名誉もいらない、手段を選ばぬ悪徳商法もない」
「蜂は多才な建築家」
「自然界の芸術家であり、到底人智の及ぶところではない」
などなど、いたるところに、愛の告白が貼られてます。
▲蜂の供養塔は、平成8年8月8日に建立されました。
蜂の供養塔もあります。作られたのは平成8年8月8日と、徹頭徹尾ハチづくし。
日本酒が供えられてたんだけど、蜂、呑むかなあ。
▲蜂のシールで、ガラスを補強しています。
ガラスの割れている部分だって、蜂で修正です。
村上隆の作品みたいにポップでしょ。
●ほんじゃ、蜂の巣アートをビビビーっと紹介だ!!
■キャラクターにくっつけた系
▲大黒様 ハゲた頭に、ぴったり吸着。むちゃくちゃ嬉しそうだな。
▲まねき猫 福まねいてる場合じゃねえぞ。まず、巣を取れ。
▲虎の彫り物 体中、蜂に乗っ取られている。
▲イノシシの剥製 そりゃあ重みで口開くわ。
▲テング テングの鼻は、巣をひっかける場所じゃねえぞ!
▲こけし シルエット的には一番違和感がない
▲だるま 怖い。シンプルに、怖い。
■日用品にくっつけた系
▲犬小屋 2重の小屋
▲トロフィー うっかり優勝したばっかりに‥
▲三輪車 乗ることを拒否した輪車
▲鏡 かがみこんで、下の空いてるスペースで見るしかない
▲天体望遠鏡 身近な問題に目をむけず、星を眺める。これぞ、現実逃避。
▲はかり 300gでした。
▲椅子 どうぞ、おくつろぎください。
▲扇風機 一番のお気に入り。重みで垂れる頭、機能性の無さが面白い。
▲蜂の巣 変り種。巣の上に、巣。
■何十個もの巣をつなぎ合わせる合体作品
1年に1つだけ、何十個もの巣をつなぎ合わせ、巨大な合体作品を作ります。
蜂の巣駆除を引き受け、ハチごと生け捕りにし、1年かけて製作に必要な個数の巣を集めるんだって。
▲合体作品の製作過程。
こんな段取りで合体させます。
まず針金で原型を作り、1つ1つ巣をしばりつけます。巣材になる朽ちた木材を近くに置いといてやると、巣と巣のあいだを、働き蜂がどんどん埋めてゆくんだとか。高さ3mを超える大きな作品でも、60日あれば合体完了。さすがは偉大な建築家、人智の及ばぬ芸術家です。ちなみに働き蜂たちのエサは、キャットフードなんだって。
▲蜂リンゴ 巣を80個合体。ピーマンにも見えます。
▲スペースシャトル 120個合体。高さ3m。でっけえ
▲長さ日本一の蜂の巣 20個合体。6.5mで長さ日本一。写真に収まりきらん!
▲蜂の傘 42個合体。絶対に相合傘できない。
▲蜂ひょうたん 60個合体。高さ2.5m。くびれまで表現できるですね。
▲あさま号 120個合体。窓には人が描かれてます。とんでもない物に乗ってるのに、みんな笑顔です。
▲富士山 160個合体。高さ3m77.6cm。ギネス世界記録に認定されてます。
■「蜂天国」の情報■
オススメ度 | ★★★★★ |
アクセス | しなの鉄道「滋野駅」から徒歩15分 |
住所 | 長野県東御市加沢435-1 |
電話番号 | 0268-63-3888 |
営業時間 | 9:00~18:00(7月~10月)、9:00~17:00(11月~6月) |
定休日 | 火曜日(11月~6月)、年末年始 |
予算 | 大人300円 |
関連サイト | 公式サイト |