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ビートたけし氏が個展をやってます。

東京オペラシティで、期間は9月2日まで。
日本でおこなう前に、パリでも開催されてて、カルティエ現代美術財団のゼネラルディレクターも絶賛したんだとか。
誰だか知りませんが、カルティエで、それもゼネラルなマネジャーが良いって言うんだから、良いに違いありません。

ほんじゃ、3つの見どころをサクッとお伝えします。





1:ノリが珍スポット的!秘宝館に近しい!


この個展を通して、アートって言葉に、
もっと別の意味をもたせたらいいなと思う。


アートって特別なものじゃなく、型にはまらず、気取らず、
みんながすっと入っていきやすい、気軽なものであるべきだと思う。


日本開催が実現できてうれしいし、ぜひ多くの方に楽しんでもらいたい。


- ビートたけし -



とご本人がおっしゃるとおり、気軽。
いや、気軽を通りこして、ほとんど珍スポット。
伊豆にある「あやしい少年少女博物館」だとか「まぼろし博覧会」に、かなり近しい空気感です。

(参照:カオス!伊豆高原に15mの聖徳太子があらわれた!「まぼろし博覧会」 
    カオスな展示に混乱する「あやしい少年少女博物館」


マグロの模型のなかに、お寿司が入ってて、「品種改良はココまで進んでいる」と書かれてたり。
扇風機が5台ならんでて、ボタンを押すと、羽以外の部分がぐるぐる回ったり。
カバと金魚をかけあわせたオブジェがあったり。
なんかもう、秘宝館のノリ。
珍スポ好きなら、なじみのある、あの感じを味わえます。


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▲Hippopotamus-Ranchu






2:ビートたけしの絵画が見れる!

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▲館内は撮影禁止なので、パンフレットより。

バイク事故後から描きはじめた、という絵画が数十点かざられてます。
以前のインタビューで「TAKESHISは映画のキュビズム」なんて発言をしていましたが、イラストにおいても、キュビズムを意識しているようです。
こういう絵を描くのかあ。
モチーフとして、動物と女性がやたら多かったのは、なにかしら深層心理のあらわれでしょうか。





3:ビートたけしの大喜利が見れる!

これって大喜利だよね、って作品もあります。
IPPONグランプリにもダイナマイト関西にも、絶対出ないでしょうから、ビートたけしの大喜利を見るなら、このチャンスっきゃない!

たとえば「最新科学が究明した恐竜絶滅の理由」って展示。
イラストつきのパネルで、いくつか回答がされてます。

●お尻がうまく拭けなかったから
●(パンチの)リーチが短いから
●チョキしか出せないから、
●今時タバコを吸ってる
●ドラッグをやってる

ってなかんじ。
ケータイ大喜利だと、アンテナ何本でしょうか。

そのほかにも「日本初の絞首刑で死ななかった男」って展示が、きわめて大喜利的でした。
あらかじめ「なぜ死ななかったのか?」を考えといて、自分の回答と照らしあわせてみるのも一興。


【総括】

珍スポット好きなら「おっ、これは」って、なじみのある、あの空気感を楽しめると思います。
たけしファンでも、珍スポ好きでもないカップルは、みたままつりがおすすめです。





「BEAT TAKESHI KITANO 絵描き小僧展」の情報
   
アクセス  京王新線「初台駅」から徒歩5分 
住所  東京都新宿区西新宿3-20-2
電話番号  03-5777-8600 
営業時間  11:00~19:00(金・土は20時)
定休日  月曜(祝日の場合は翌日) 
予算  大人1300円 
関連サイト  公式サイト