『恋人岬』 オススメ度:★★★☆☆

▲どこで撮影をしても、かならずカップルが写りこむ
俺は、恋人岬を甘くみていました。
恋人岬って、マジで、恋人いるんだね。
カップルだらけ。
どこからともなく、YUKIのインスト曲が流れており、しぜんと恋愛気分が高まります。
こちとら、原チャリでうろちょろしてたので、汗まみれ。YUKIどころか、エレファントカシマシみてえな髪の毛具合になってる独り者。
なんとも場違いです。

▲恋人岬の先っぽへは700m歩け、歩け!
駐車場からは、ひたすら歩いて、恋人岬の先っぽへ。
なにせ先っぽには、3回鳴らせば愛を誓える「ラブコールベル」があるのです。
その距離、じつに700m。時間にして20分。長えだろ…。
この日は真夏日で、気温37℃。
ひとり者には暑くてツラいだけの道のりも、カップルたちは手を繋ぎ、楽しそうに会話をしてます。
この700mは、カップル以外を追い返すためのトラップなのかもしれません。

とりたてて景色がキレイというわけでもない、雑然とした山道をえんえん歩きます。
前にもカップル、後ろにもカップル。
いまにもカップルたちは、楚の歌を口ずさみそうです。

道中には、朽ち果てた廃墟も。
愛する2人が行く道はキレイごとばかりじゃないのだ、という教訓でしょうか。

中間地点。
まだ、こんなにあるのか…。

階段を登ったり、下がったり。
歩いて、歩いて。

ようやく到着、ラブコールベル!
カップルたちが一心不乱に鐘を鳴らしています。
鳴らし終えたカップルが
「2人で写真撮ろうよー。え?なに?恥ずかしいのー?」
などとジャレあいつつ、撮ってくれる人を探していた。
あきらかに視線は、俺に。
この場で暇そうにしてるの、俺だけだからね。
1人でいるだけで恥かしいのに、ことさら、写真を撮るという辱しめには耐えられないので、そそくさと退散。

▲あいあい傘が削りこまれている。
ちなみに、この岬の柵には、無数のあいあい傘が削られてます。
古いので90年代の物も。
このうち何本の傘が壊れてしまったのか。
●「結婚しろ」という圧力がスゴい!

▲お土産ものを販売してるステラハウス

▲ステラハウス前には「恋の定期券」が立てられています。
カップルのゴールは、なんですか。
恋人岬の答えは、はっきりしてます。
そうです、もちろん、結婚です。
岬のあちこちで「おまえら、結婚しろ!」とグイグイ圧力をかけてきます。
まずは、上記写真をごらんください。
おみやげ物売り場の前に、「恋の定期券」なる看板が立てられています。
恋人岬発、結婚行き。途中下車できません。
1年半後と、期日まで指定してくるおせっかいぶり。

▲結婚式を想定したパネル
顔出しパネルも、結婚式を想定している。

▲結婚しましたハガキが、ぎっしり詰まっている
さらに追い討ちをかけるかのごとく、「結婚しましたハガキ」の大群。
恋人岬を訪れたカップルが、結婚したさい、律儀にも送ってくるそうだ。

▲恋人宣言証明書 1部500円
恋人宣言証明書なるものも発行している。

こちらの届出用紙に記入するんだとか。
まるで、婚姻届けの準備練習。
これだけは言える。
結婚する気がない相手とうっかり来ちゃ、ダメ。危ない。
避けてきた結婚の話題、どうしたって出てきちゃうよ、この環境。

▲熱愛宣言がつらなる棒
恋人岬をかこむ棒には「熱愛宣言」のパネルがびっしり連なっています。
愛する2人の氏名が描かれています。

古いものは、文字が消えていたり、汚い水が入っていたり。
熱愛と時間の関係性を、うまく表しています。

▲君だけプリン 350円
卵の黄身だけを利用しているという、「君だけプリン」。
君だけとか言っておいて、生クリームや牛乳も使っています。
「君だけ」なんて軽いセリフの裏には、嘘がひそんでいるもの。
たんなるダジャレと見せかけて、じつは、皮肉が効いた商品なのかも…。
●流行のオシャレアイテムで、結婚に1歩近づける!

▲ストール、帽子 530円
売店には、めちゃくちゃオシャレなストールと帽子も売られています。
どちらも530円。
これで彼氏は、ますます貴女に首ったけ。結婚にグッと近づけるはず。
■「恋人岬」の情報■
静岡県伊豆市にある、恋人のための岬。 3回鳴らして愛を誓う「ラブコールベル」だとか、2人の仲を証明する「恋人宣言証明書」なるものを発行してます。 正直、僕は、恋人岬をナメていた。 恋人岬って響きがなんだかダサいじゃないですか。カップル喫茶みたいで。カップル喫茶って、スワッピングとかする場所だもん。若いカップルはいねえだろう、と思ってたの。 いた。 そしたら、いたね、カップル。 おれ、おどろいた。 |

▲どこで撮影をしても、かならずカップルが写りこむ
俺は、恋人岬を甘くみていました。
恋人岬って、マジで、恋人いるんだね。
カップルだらけ。
どこからともなく、YUKIのインスト曲が流れており、しぜんと恋愛気分が高まります。
こちとら、原チャリでうろちょろしてたので、汗まみれ。YUKIどころか、エレファントカシマシみてえな髪の毛具合になってる独り者。
なんとも場違いです。

▲恋人岬の先っぽへは700m歩け、歩け!
駐車場からは、ひたすら歩いて、恋人岬の先っぽへ。
なにせ先っぽには、3回鳴らせば愛を誓える「ラブコールベル」があるのです。
その距離、じつに700m。時間にして20分。長えだろ…。
この日は真夏日で、気温37℃。
ひとり者には暑くてツラいだけの道のりも、カップルたちは手を繋ぎ、楽しそうに会話をしてます。
この700mは、カップル以外を追い返すためのトラップなのかもしれません。

とりたてて景色がキレイというわけでもない、雑然とした山道をえんえん歩きます。
前にもカップル、後ろにもカップル。
いまにもカップルたちは、楚の歌を口ずさみそうです。

道中には、朽ち果てた廃墟も。
愛する2人が行く道はキレイごとばかりじゃないのだ、という教訓でしょうか。

中間地点。
まだ、こんなにあるのか…。

階段を登ったり、下がったり。
歩いて、歩いて。

ようやく到着、ラブコールベル!
カップルたちが一心不乱に鐘を鳴らしています。
鳴らし終えたカップルが
「2人で写真撮ろうよー。え?なに?恥ずかしいのー?」
などとジャレあいつつ、撮ってくれる人を探していた。
あきらかに視線は、俺に。
この場で暇そうにしてるの、俺だけだからね。
1人でいるだけで恥かしいのに、ことさら、写真を撮るという辱しめには耐えられないので、そそくさと退散。

▲あいあい傘が削りこまれている。
ちなみに、この岬の柵には、無数のあいあい傘が削られてます。
古いので90年代の物も。
このうち何本の傘が壊れてしまったのか。
●「結婚しろ」という圧力がスゴい!

▲お土産ものを販売してるステラハウス

▲ステラハウス前には「恋の定期券」が立てられています。
カップルのゴールは、なんですか。
恋人岬の答えは、はっきりしてます。
そうです、もちろん、結婚です。
岬のあちこちで「おまえら、結婚しろ!」とグイグイ圧力をかけてきます。
まずは、上記写真をごらんください。
おみやげ物売り場の前に、「恋の定期券」なる看板が立てられています。
恋人岬発、結婚行き。途中下車できません。
1年半後と、期日まで指定してくるおせっかいぶり。

▲結婚式を想定したパネル
顔出しパネルも、結婚式を想定している。

▲結婚しましたハガキが、ぎっしり詰まっている
さらに追い討ちをかけるかのごとく、「結婚しましたハガキ」の大群。
恋人岬を訪れたカップルが、結婚したさい、律儀にも送ってくるそうだ。

▲恋人宣言証明書 1部500円
恋人宣言証明書なるものも発行している。

こちらの届出用紙に記入するんだとか。
まるで、婚姻届けの準備練習。
これだけは言える。
結婚する気がない相手とうっかり来ちゃ、ダメ。危ない。
避けてきた結婚の話題、どうしたって出てきちゃうよ、この環境。

▲熱愛宣言がつらなる棒
恋人岬をかこむ棒には「熱愛宣言」のパネルがびっしり連なっています。
愛する2人の氏名が描かれています。

古いものは、文字が消えていたり、汚い水が入っていたり。
熱愛と時間の関係性を、うまく表しています。

▲君だけプリン 350円
卵の黄身だけを利用しているという、「君だけプリン」。
君だけとか言っておいて、生クリームや牛乳も使っています。
「君だけ」なんて軽いセリフの裏には、嘘がひそんでいるもの。
たんなるダジャレと見せかけて、じつは、皮肉が効いた商品なのかも…。
●流行のオシャレアイテムで、結婚に1歩近づける!


▲ストール、帽子 530円
売店には、めちゃくちゃオシャレなストールと帽子も売られています。
どちらも530円。
これで彼氏は、ますます貴女に首ったけ。結婚にグッと近づけるはず。
■「恋人岬」の情報■
オススメ度 | ★★★☆☆ |
アクセス | 土肥から車で20分 |
住所 | 静岡県伊豆市小下田3135−7 |
電話番号 | 0558-99-0026(事務局) |
営業時間 | 9:00~17:00 |
定休日 | なし |
予算 | - |
関連サイト | 公式サイト |