『深海水族館』 オススメ度:★★★☆☆


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静岡県沼津市にある水族館。
深海魚に特化してる、珍しい水族館です。

お目当ての子が2人いるので、行ってきました。
ヌタウナギちゃんとダイオウグゾクムシちゃん。
ヌタウナギちゃんは、歯がない子。
海底にしずんだ生き物の死骸を漁るときには、頭をドリルのようにつっこみ、内部へ侵食します。食事マナーが、エゲツない。
ダイオウグソクムシちゃんは、世界最大のダンゴムシ。
最大50cmにもなる、グロテスクな子。
ネットの画像でひとめ惚れでした。



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▲外観


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▲2011年12月に出来たばっかりだから、キレイ

静岡県は、沼津港の内部にございます。
沼津港が面してる駿河湾は、最深2500m。日本でもっとも深いんだって。
それにちなんで、深海魚に特化してみたっちゅう水族館なんです。
2011年12月にオープンしたばかりで、まだまだキレイ。






●さあ、深海魚を見よう!(深海魚じゃないのもけっこーいるけどね)

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▲オウムガイ

生きた化石、オウムガイ。5億年前から、ほとんど進化してない。
すげえ深いとこに住んでるイメージだけど、800m以上潜ると、殻が耐えきれず、壊れてしまうんだって。
こうやって、正面から見ると、チューするときの口みたいでカワイイな。




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▲アデヤカキンコ

水深5m-30mに生息している、ナマコの仲間。
5m-30mって。
さっそく、深海じゃない。コンセプト崩壊。
でもまあ、深海にいそうな、気持ち悪いビジュアルなので、良しとしましょう。
刺激すると毒を吹きだす、というなんとも危ない奴です。




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▲タスマニアキングクラブ

水深60m-500mに生息。
体重が15kgにも達する、世界最重量のカニです。
しっかし、顔つきがヤベえ。特に、目。
無感情で人を殺すんだろうな。女、子供、魚類、甲殻類、関係なしに。




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▲ボロカサゴ  

水深30m-50mに生息。
ヘビだとかトカゲみたいに、体の皮をはぎ落として、脱皮する。




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▲カラージェリー

水深1-3mに生息。
深海どころか、むちゃくちゃ浅瀬ですね。
フィリピンからやってきたクラゲ。
白・黒・赤などの色がいるが、なぜこんな色なのかは謎なんだって。





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▲チンアナゴ

水深10-50mに生息。
砂底から頭だけをだし、プランクトンを食べる。
引っ込んだり、出てきたり、パックンフラワーみたいな動きをしています。




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▲バイカナマコ

水深2-30mに生息。
ピンクのトゲが梅の花に似てるから、バイカナマコって名前らしい。
んー、梅の花かー。
トゲトゲしててパンクだから、中島美嘉、そう、中島美嘉ナマコにすれば良い。






●アンパンマンやミッキーが、魔よけの面になってる!

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▲タカアシガニ

150m-800mに生息。
沼津あたりでは、その昔、タカアシガニの甲羅で魔よけのお面を作ってたそうです。
いくつか再現品が飾られてたので、見てみましょう。




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▲ミッキーとおもわれる魔よけのお面。

ソフトモヒカンのミッキー。
微妙な寄せ具合で、魔ばかりではなく、著作権もよけた。




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▲あんぱんまんの魔よけの面。

そろいもそろって、松井秀樹みたいな肌質。
さすがのカバ夫くんも、コイツは食べないことでしょう。

甲羅アート、千葉県松戸市の「元禄まつど村」にもありました。
あそこのオリジナルかと思ってたんだけど、沼津の風習だったんですね。
意外なとこで繋がるなー。

(参照記事:病的にしゃくれてるペコちゃん‥20年かけて作られた似顔絵カボチャが熱い!「元禄まつど村」






●シーラカンスの剥製が5体もいるのは、日本でココだけ!

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生きた化石シーラカンスの剥製です。
絶滅危惧種のなかでも、とびっきりヤバい、絶滅寸前種に指定されてます。
だもんで、うろこ1枚輸入するのでさえ、制限されてるほど。
そんなシーラカンスが、いっきょに5体も見れるなんて、奇跡、奇跡です!
沼津港にまきおこった、奇跡なのです!!

僕はあまりシーラカンスに興味がないので、チラ見して、通りすぎました。






●でたー、ヌタウナギとダイオウグソクムシ!好き好き、チュッチュ!

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▲ヌタウナギ

水深10m-270mに生息。
ナショナルジオグラフィックの番組で出会ってから、ずーっと友だちになりたかったカワイ子ちゃん。
はるか昔から、光の届かない深海に住んでたので、目は退化し、皮膚に埋没。
外見からは、目がないように見える。
海底にしずんだ、生き物の死肉を食べるんだけど、歯がないのね、こいつ。
だから、頭をドリルのようにつっこんで、死肉の内部へと侵食するんです。
いやー、気持ち悪い。素晴らしい。




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▲ダイオウグソクムシ

水深200m-1000mに生息。
成長すると50cmにもなる、世界最大のダンゴムシです。
こいつも海底で、死肉をあさって、生きてます。
ネットでアップ画像を見て、あまりの不気味さ、恐ろしさにひとめ惚れ。
「いつか会いたいなー」と願ってましたが、ようやく、夢が叶いました。
大理石のような、美しいグレーの殻で、なんだか実物のほうがキレイです。
あんまり怖くなくって、残念。
そういえば、「アジャコングは、実際会うと、良い匂いがする」と聞いたことがあります。
ネットやテレビでのイメージなんて、そんなもんなのかもしれません。







「沼津港深海水族館」の情報
オススメ度  ★★★☆☆ 
アクセス  JR「沼津駅」からバスで約15分。「沼津港」下車目の前 
住所  静岡県沼津市千本港町83番地
電話番号  055-954-0606 
営業時間  10:00~18:00(7月14日~8月31日は19時まで)
定休日  - 
予算  大人1600円 
関連サイト  公式サイト