『伊豆アンモナイト博物館』 オススメ度:★★★☆☆

▲シンプルな外観
静岡県の伊豆高原駅から、バスで10分。
個人経営ミュージアムの密集エリアにあります。
館内は、小さいながらも清潔。
先客が1人いて、館長さんと、どうやら地形巡りの話しをしているようです。
キレイな地形、珍しい地形が見られるスポットを、館長さんがアドバイスしてます。
化石採集してるだけあって、さすがの詳しさ。
むっちゃくちゃ楽しげに語ってるのが、印象的です。

▲アンモナイトと、恐竜の標本

▲陳列されたアンモナイト

▲珍しいアンモナイトは、特別なケースに入っている。
大きいのから、小さいのまで、100個以上のアンモナイトを展示しています。
アンモナイトって、貝のイメージが強いんだけど、イカとかタコとかの軟体動物の仲間。
北海道で化石がよく出るそうで、館長さんもちょくちょく5~6日かけて、採集しにいくだとか。
1日中探して、1個も見つからないなんてこともしばしば。
館長いわく、さらされて間もない「フレッシュな地層が狙い目」だそうだ。

▲お土産アンモナイト 1500円
お土産もいろいろあります。
アンモナイトペンダント、アンモナイト携帯ストラップなど「いつもアンモと一緒にいたい」なんてフェチも、大満足のグッズも。
ほとんど1000円~3000円なので、意外にお手ごろ価格。
貴重だから、すんげえ高いのかと思ってたのに。
ちなみに、安達祐実ママの写真集「My self」は定価2800円なので、アンモナイトとほぼ同価格です。
●アンモナイトには、正常巻きと異常巻きがある!
アンモナイトには、正常巻きと異常巻きが存在します。
いや「存在します」なんて、さも当然のように言ってますが、ココではじめて知りました。
正常巻きから、見ていきましょう。

▲キュライコセラス

▲ペリスフィンクテス
アンモナイトって言われて、ぱっと思い浮かぶのが、このタイプですよね。
クルクル丸まって、巻き貝みたい。
んじゃ、お次は、異常巻きをば。

▲ユーポストリコセラス(異常巻き)
ほい、異常巻き。
正常巻きとは異なり、バネみたいな形をしてます。
昔は、奇形じゃないかと思われてたらしいんだけど、現在では、生活環境にあわせた進化って説が有力なんだって。

▲アンキロセラス(異常巻き)
こんなフック状の異常巻きもあります。
たくさん並べれば、視力検査ができますね。

▲ディディモセラス(異常巻き)
●アンモナイトを掘ってみよう!

うろちょろと展示を見ていたら、「アンモナイト、掘ってみます?」と聞かれました。
来場者は、もれなく発掘体験をさせてもらえるようです。
そんなん、掘ってみるに決まってます。
「よし、じゃあ、この石を掘りだしてみましょう」と、石ころを渡されました。
よく見ると、中央にアンモナイトが埋まってます。

まずは、館長さんがお手本を見せてくれます。
削りたい部分に、鏨(たがね)をあて、トンカチで叩きます。
「あんまりアンモナイトの近くを叩くと壊れちゃうから、遠くから削りおとす感覚で」
とのこと。

「壊れちゃう」とか言いつつ、むちゃくちゃ大胆にぶっ叩いてます。
ガチーン!ガチーン!という音が、響きわたります。

「えー、そんなに激しく叩いて、大丈夫なのかな」と思っていたら、やっぱり、割れました。
割れちゃったとこ、ヒビが入って危ないとこは、セメダインで補強しつつ、掘りすすめます。
「うん、うん、パーツさえ揃ってれば、なんとかなるから」
と館長さん。
もっと繊細な作業をおもいうかべてましたが、案外、ワイルドです。

お手本を見せてもらったので、あとは、自分で掘っていきます。
慣れないせいもあり、ぜんぜん進まない。
5mm削るだけでも、かなり時間がかかります。
僕の作業を見守りつつ、ちょっとの隙をみては、奥の部屋へと引っこむ館長さん。
奥で、化石を削ってるらしい。
ちょっとでも早く削りたいのか、ソワソワと部屋を行き来してます。
いやあ、つくづく、化石好きなんだなあ、この人。

チクチクと掘りすすめていたら、2枚貝の化石が出てきました。
かわゆい。

30分かけて、ようやくこの状態。
アンモナイトにこびりついた石を、ほんのちょっと削りとったぐらいです。
ラチが明かないので、館長さんにヘルプ。
「ここまできたら、けっこうポロリと取れるよ!ポロリとね、うん、ポロリ、ポロリ、ポロリって。」
やはりアンモナイトがとれる瞬間は興奮するのでしょうか。
テンション高く、何度もポロリと言っていました。

大胆にガチンガチンやること、1分。
ほんとうにポロリと取れました。
「ね!ね!けっこうポロリと剥がれるでしょ!ね!」
と、ものすごく楽しそうな館長。
こっちまで幸せな気持ちになってきます。

掘り終えたアンモナイトは、おみやげにくれました。
自分で発掘したものだと思うと、愛しさもひとしお。
確かにハマるのも分かるなー。
「そろそろ帰ろうかな…」と支度をしていると、7才ぐらいの男の子をつれた家族がやってきました。
どうやら、昨日も来たらしい。
「化石掘りがすごく楽しかった!またやりたい!アンモナイト博物館が一番だよ」と子ども。
その言葉に、テンションがピークに達した館長は
「えー!アンモナイト好きなの!?正常巻きと異常巻き、どっちのが好き!?」
と、まくしたてます。
子どもは無表情でスルー。
どうやら、そういう好きではなかったようです。
■「伊豆アンモナイト博物館」の情報■
静岡県伊東市にあるアンモナイトの博物館。 100点以上のアンモナイトが展示されてます。 なかには、珍しい異常巻きのものも。 石から掘りだす発掘体験では、館長さんのアンモナイト愛が炸裂。 めちゃくちゃ楽しそうに掘りだす姿に、元気をもらえます。 パワースポットですね、ここ。 |

▲シンプルな外観
静岡県の伊豆高原駅から、バスで10分。
個人経営ミュージアムの密集エリアにあります。
館内は、小さいながらも清潔。
先客が1人いて、館長さんと、どうやら地形巡りの話しをしているようです。
キレイな地形、珍しい地形が見られるスポットを、館長さんがアドバイスしてます。
化石採集してるだけあって、さすがの詳しさ。
むっちゃくちゃ楽しげに語ってるのが、印象的です。

▲アンモナイトと、恐竜の標本

▲陳列されたアンモナイト

▲珍しいアンモナイトは、特別なケースに入っている。
大きいのから、小さいのまで、100個以上のアンモナイトを展示しています。
アンモナイトって、貝のイメージが強いんだけど、イカとかタコとかの軟体動物の仲間。
北海道で化石がよく出るそうで、館長さんもちょくちょく5~6日かけて、採集しにいくだとか。
1日中探して、1個も見つからないなんてこともしばしば。
館長いわく、さらされて間もない「フレッシュな地層が狙い目」だそうだ。

▲お土産アンモナイト 1500円
お土産もいろいろあります。
アンモナイトペンダント、アンモナイト携帯ストラップなど「いつもアンモと一緒にいたい」なんてフェチも、大満足のグッズも。
ほとんど1000円~3000円なので、意外にお手ごろ価格。
貴重だから、すんげえ高いのかと思ってたのに。
ちなみに、安達祐実ママの写真集「My self」は定価2800円なので、アンモナイトとほぼ同価格です。
●アンモナイトには、正常巻きと異常巻きがある!
アンモナイトには、正常巻きと異常巻きが存在します。
いや「存在します」なんて、さも当然のように言ってますが、ココではじめて知りました。
正常巻きから、見ていきましょう。

▲キュライコセラス

▲ペリスフィンクテス
アンモナイトって言われて、ぱっと思い浮かぶのが、このタイプですよね。
クルクル丸まって、巻き貝みたい。
んじゃ、お次は、異常巻きをば。

▲ユーポストリコセラス(異常巻き)
ほい、異常巻き。
正常巻きとは異なり、バネみたいな形をしてます。
昔は、奇形じゃないかと思われてたらしいんだけど、現在では、生活環境にあわせた進化って説が有力なんだって。

▲アンキロセラス(異常巻き)
こんなフック状の異常巻きもあります。
たくさん並べれば、視力検査ができますね。

▲ディディモセラス(異常巻き)
●アンモナイトを掘ってみよう!

うろちょろと展示を見ていたら、「アンモナイト、掘ってみます?」と聞かれました。
来場者は、もれなく発掘体験をさせてもらえるようです。
そんなん、掘ってみるに決まってます。
「よし、じゃあ、この石を掘りだしてみましょう」と、石ころを渡されました。
よく見ると、中央にアンモナイトが埋まってます。

まずは、館長さんがお手本を見せてくれます。
削りたい部分に、鏨(たがね)をあて、トンカチで叩きます。
「あんまりアンモナイトの近くを叩くと壊れちゃうから、遠くから削りおとす感覚で」
とのこと。

「壊れちゃう」とか言いつつ、むちゃくちゃ大胆にぶっ叩いてます。
ガチーン!ガチーン!という音が、響きわたります。

「えー、そんなに激しく叩いて、大丈夫なのかな」と思っていたら、やっぱり、割れました。
割れちゃったとこ、ヒビが入って危ないとこは、セメダインで補強しつつ、掘りすすめます。
「うん、うん、パーツさえ揃ってれば、なんとかなるから」
と館長さん。
もっと繊細な作業をおもいうかべてましたが、案外、ワイルドです。

お手本を見せてもらったので、あとは、自分で掘っていきます。
慣れないせいもあり、ぜんぜん進まない。
5mm削るだけでも、かなり時間がかかります。
僕の作業を見守りつつ、ちょっとの隙をみては、奥の部屋へと引っこむ館長さん。
奥で、化石を削ってるらしい。
ちょっとでも早く削りたいのか、ソワソワと部屋を行き来してます。
いやあ、つくづく、化石好きなんだなあ、この人。

チクチクと掘りすすめていたら、2枚貝の化石が出てきました。
かわゆい。

30分かけて、ようやくこの状態。
アンモナイトにこびりついた石を、ほんのちょっと削りとったぐらいです。
ラチが明かないので、館長さんにヘルプ。
「ここまできたら、けっこうポロリと取れるよ!ポロリとね、うん、ポロリ、ポロリ、ポロリって。」
やはりアンモナイトがとれる瞬間は興奮するのでしょうか。
テンション高く、何度もポロリと言っていました。

大胆にガチンガチンやること、1分。
ほんとうにポロリと取れました。
「ね!ね!けっこうポロリと剥がれるでしょ!ね!」
と、ものすごく楽しそうな館長。
こっちまで幸せな気持ちになってきます。

掘り終えたアンモナイトは、おみやげにくれました。
自分で発掘したものだと思うと、愛しさもひとしお。
確かにハマるのも分かるなー。
「そろそろ帰ろうかな…」と支度をしていると、7才ぐらいの男の子をつれた家族がやってきました。
どうやら、昨日も来たらしい。
「化石掘りがすごく楽しかった!またやりたい!アンモナイト博物館が一番だよ」と子ども。
その言葉に、テンションがピークに達した館長は
「えー!アンモナイト好きなの!?正常巻きと異常巻き、どっちのが好き!?」
と、まくしたてます。
子どもは無表情でスルー。
どうやら、そういう好きではなかったようです。
■「伊豆アンモナイト博物館」の情報■
オススメ度 | ★★★☆☆ |
アクセス | 伊豆急線「伊豆高原駅」からバスで10分。「理想郷」下車。 |
住所 | 静岡県伊東市大室高原10-303 |
電話番号 | 0557-51-8570 |
営業時間 | 10:00~17:00 |
定休日 | 水曜日、第2・4火曜日 |
予算 | 大人600円 |
関連サイト | 公式サイト |
あとは中川町とかも化石で有名ですね☆
是非現地に来て発掘してください(^_^)ノ
「珍スポin北海道」的な感じで。