栃木県日光市にある、観光銅山。 鉱毒事件で有名なとこだけど、観光スポットとしては、ユルユルでのん気な仕上がり。 ぜんぜんシリアスじゃないよ。 トロッコに乗って入山したり、いい顔した人形がたくさん置かれてたり、珍スポとしても要チェックなのです! |
わたらせ渓谷鉄道「通洞駅」から徒歩5分。自然豊かな足尾町にあります。
足尾銅山。江戸時代から約400年間掘られまくって、総延長はじつに1234km。
東京-博多間に匹敵するってんだから、たまげるわ。長っげえ!
1973年に閉山。現在は、一部を観光鉱山として公開してるってわけ。
入場料は800円。
まー、なんにつけても、鉱毒事件でおなじみ。
教科書にかならず載ってるし、偏差値1桁でも知ってるレベルっしょ。
田中正造が「足尾銅山の公害、ヤバすぎ!どうにかして」と明治天皇に直訴した歴史的事件ですね。
死者もかなり出したんだけど、観光スポットとしては、呑気な仕上がりなんだなあ。
マスコットキャラの源さんが「さあ!出発じゃ」とお出迎えしてくれますよ。
場所が場所だけに、むこうの国へ連れてかれないか心配だけど。
▲トロッコに乗れるんです。
トロッコに乗って、入山します。
ディズニーランドのウェスタンリバー鉄道みたいだぜ。やったぜ。
▲低い天井。アナウンスが流れているけど、音割れして、ほとんど聞き取れない。
▲川原からスタート。むちゃくちゃ遅いよ。老人の徒歩並。
▲鉱山内に突入!スピードもアップ!やっほー、楽しい!!
▲着いた!もう、着いた!鉱山にはいって30秒で、到着!
トロッコに乗っている時間、約3分。
あっという間に、プラットホームに到着です。くそー、もっと乗ってたかったのに!
ここから先は、徒歩で見てきます。
通路は、薄暗くって狭い。
天井からは、水滴がポタリポタリと垂れていて、雰囲気◎。
真夏だけど、涼しい。いや、涼しいを通りこして、寒い。
風来のシレンって、こういうダンジョンなのかな。
●いい顔した人形が、わんさかあるよ!
見学コースには当時を再現した人形がおかれてるんだけど、まー、いい顔してんだ。
気に入った連中を、紹介してきましょう。
▲半開きの口がカワイイ人夫。目が死んでる。
▲男前だが、おでこが異常に広い負夫
▲うすら笑いをうかべる青島幸男似の負夫
▲髪型が斬新すぎる人夫
▲キばる水替人夫
▲しゃべる削岩人夫
「機械のおかげで、掘るの早くなったなー。でも最近、肺の調子がおかしいのよ」
といった会話が、スピーカーから流れてます。
わりと深刻な会話内容だけど、バックミュージックはコントみたいなポップなもの。
鉱毒については、あんまし掘りさげたくないのかな、ココ。
▲1人だけ場違いな表情の奴がいます。
▲はだかで点検を受ける人夫たち。
こちらは、小さなフィギュア。
人夫たちがはだかで点検を受けているのですが、表情がアンニュイでなんとも言えない。
●銅もありがとう!また銅ぞ!
鉱山を抜けたあとの景色。
雄大だねえ。自然だねえ。
削岩機の体験コーナー。
それほどたいした振動じゃあありません。
携帯のバイブ機能と同じくらい。
「銅もありがとう。また銅ぞ」
というクールなダジャレで送り出してくれます。
銅しようもないギャグだけ銅、嫌いじゃない。
■「足尾銅山」の情報■
オススメ度 | ★★★☆☆ |
アクセス | わたらせ渓谷鉄道「通洞駅」から徒歩5分 |
住所 | 栃木県日光市足尾町通洞9-2 |
電話番号 | 0288-93-3240 |
営業時間 | 10:00~18:00 |
定休日 | なし |
予算 | 大人800円 |
関連サイト | 日光観光協会のサイト |