『矢切の渡し』 オススメ度:★★★☆☆


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柴又にある渡し場。

江戸時代初期にもうけられたもで、都内で残ってる渡し場は唯一ここだけ。
ちいさな和船に乗り込んで、5分間の下町クルージングが楽しめるのだ。



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渡し場は、京成線「柴又駅」から徒歩15分のとこにあります。
寅さんでおなじみ、柴又帝釈天を通りすぎ、さらに土手沿いをとことこ歩く。
地元住民が野球をしてたり、ジョギングしてたり、のどかな空気が流れてます。 




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矢切の渡しイラストが描かれた簡易トイレがあれば、もう、すぐそこ。




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▲渡し場

はい、こちらが矢切の渡しでございます。
地元住民のため、江戸時代初期に作られた渡し場。都内に残ってる渡し場は、ここだけなんです。  

しっかし、びっくりするほど簡素な受付だなあ。
組み合わせた丸太に、ブルーシートをかぶせただけ。
歌になるほど有名なスポットだし、もっとこう、観光地化してるのかと思ってたんだけど、とんでもない。 
下手すりゃ「あれ?矢切の渡しって、もう、営業してないの??」なんて勘違いしかねないほど、商売っ気がありません。




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「ペットは船内で抱いてられるサイズまで」「船内では、携帯電話での通話はお控えください」など注意事項が、たくさんあります。
乗船前にサクッと読んどきましょう。




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あ、そうそう、「渡し舟のなかでは、音楽・説明などはありません」とのこと。
無音を楽しみましょう。




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手作り感満載の桟橋で、船がくるのを待ちます。
おーっ、なんだか東南アジアの水辺って感じで、旅情があるなあ。




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来た、来た。
むこう岸から、船がやってきました。
川の流れを利用しつつ、櫓を漕いで、進んでます。




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自転車を乗せているお客さんがいますね。
どうやら地元の住民は、いまだに日常使いしてるみたい。






●さー、片道100円の下町クルージングが始まるよ!

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船頭さんに乗船料100円を支払い、船内へ。
休日だったこともあってか、柴又観光のお客さん10名ほどと、乗り合い乗船。
「ちょっと左に傾いてるんで、1人右にズレてください」と、バランスをとってから、出発です。




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船内には、座布団にも浮き輪にもなる便利グッズが用意されてます。
いざというときは、イラストのように、こいつを腕に通し、お尻をクイッとつきだせば助かるって寸法です。

 


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川幅30mほどの江戸川を、ゆっくりゆっくり、5分以上かけて渡ります。
吹きつける風が、気持ちいい。
「パシャン」と音がするほうを見ると、魚が水面を飛び跳ねてました。鮎かな。 
途中、「船頭さん、歌わないんですか?」なんて質問をされてましたが、「セルフサービスでお願いします!」との返し。
定番の受け答えなんでしょうねえ。




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あっという間に、むこう岸に到着。
片道100円の下町クルーズ。 こいつぁ、いいや。 




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むこう岸には、土日祝だけ営業をする、「日曜庵」って軽食屋さんがあります。
これがまた、パラソルとむしろで構築した、シンプルなお店でねえ。
アジアな雰囲気をプンプンかもし出してるんですわ。
往復するなら、かき氷でも食べて、待ち時間を過ごすのも、夏っぽくて良いですな。
 






「矢切の渡し」の情報
オススメ度  ★★★☆☆ 
アクセス  京成線「柴又駅」から徒歩15分 
住所  東京都葛飾区柴又7-18
電話番号  047-363-9357 
営業時間  9:30~16:30
定休日  夏季は無し/冬季は土日祝および庚申の日のみ営業 
予算  大人100円(片道) 
関連サイト  葛飾区観光サイト