『威光寺』 オススメ度:★★★☆☆

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よみうりランドのすぐ近くにあるお寺。

なんといってもウリは、全長65mにおよぶ人工洞窟。
太陽光が一切差しこまない、真の闇のなかを、ロウソクの炎だけを頼りに歩く。
洞窟内には弁天さまや毘沙門天といった、仏像が彫られてるんですよ。

 



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▲威光寺



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▲弁天洞窟へとかかる橋

京王線「京王よみうりランド駅」から徒歩7分。駅から、よみうりランドへむかう途中にある。
1600年代に建立された歴史あるお寺で、最大のウリは全長65mの弁天洞窟。
洞窟内に作られた霊場を、仏さまの胎内にみたてて参拝する、胎内めぐりが出来るんです。
都内近郊だと横浜市にある「田谷の洞窟」が有名で、全長1km。一般人が歩きまわれるのは、その内250m。
長さ的には負けるけど、アクセスのしやすさは、弁天洞窟のほうが上かなあ。

(参照レポ:全長1kmにもおよぶ人工宗教洞窟「田谷の洞窟」【大船】




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▲マッチとローソク立てを貸してくれる

受付には、停止ボタンを押されたように、微動だにしないおばあちゃんが1人。お客さんも来ないし、眠ってるのかな。
近づくとソロソロと動き出し、「洞窟入るのは300円だよ。短いけど良い?」と問いかけをされた。
どうやら、短いことに負い目を感じているようだ。その負い目、男性として人事ではない。「ええ、短くても、愛があればいいのです。入ればいいのです」と300円を払い、マッチとローソク立てを貸してもらう。ローソク立てって言っても、単なる竹の棒だけどね。







●仏さまの胎内に挿入だ!

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▲弁天洞窟の入り口



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▲洞窟の地図

地図を見ると、内部は8の字状になっていて、池のまわりに白ヘビがまつってあるようだ。
洞窟内では視覚は役に立たないし、グーグルマップのナビもない。しっかり、地図を頭に叩きこんでおこう。




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ローソクに火をともし、いざ、胎内へ。一歩足を踏み入れるだけで、空気がひんやりしている。
土壁に囲まれた狭い通路を歩いていると、どうしたって、ドラクエのダンジョンを想起してしまう。ここがダンジョンだとすれば、僕は到底、勇者などではなく、ドラクエ5のサンチョと言ったところだろう。ステテコパンツを引っぺがされて、武器屋に売られ、すぐさまルイーダの酒場に預けられるサンチョ…。



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ああ、サンチョ…。
装備品を売られるためだけの哀しき存在、サンチョ…。
サンチョ以下の、ピピン…。




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などと、サンチョの無念を偲んでいたら、あっというまに真の闇。
内部には、照明が一切なく、太陽光も完全に遮断されている。ロウソクが無ければ、何も見えない状態なのだ。
壁には、大黒天や毘沙門天といった仏像が彫られている。
必然、炎を消さないように、そろりそろりと歩くしかなく、じっくり仏を拝むことになる。




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▲白蛇の像

洞窟中心部である、白蛇にたどり着くまで、6分はかかっただろうか。
わずか65mとはいえ、手探り状態で進むため、かなり時間を要するのだ。
フラッシュを炊いて撮影するのも野暮かなと、ロウソクの炎だけを頼りに、白蛇を1枚撮ったが、上のありさま。真っ暗でなんも見えないね。かなり体長が長いヘビで、ざっと3mぐらいはあったかな。網タイツのようなシマシマ模様をしていた。

折り返して、シャバに出たのが、15分後ほど。
闇のなかで見つめる仏像は、普段とは異なる迫力がありますよ。







「威光寺」の情報
オススメ度  ★★★☆☆ 
アクセス  京王線「京王よみうりランド駅」から徒歩8分 
住所  東京都稲城市矢野口2411
電話番号  0423-77-6300 
営業時間  9:00~16:00
定休日  火曜日 
予算  300円 
関連サイト  ウィキペディア 






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