【注】こちらの施設は、すでに閉店しているようです【注】
『催眠術カフェ からーず』 オススメ度:★★★★☆
【注】こちらの施設は、すでに閉店しているようです【注】
▲新宿区役所をちょいと過ぎたあたり、ゴールデン街の中にあるよ。
▲すごく清潔でシャレた内装。1人でも安心して入れる。
新宿駅から徒歩10分、小さな飲み屋がずらりとならぶゴールデン街の真っ只中にある。
ちょいと昔のゴールデン街は、妙齢の酔客が1人酒を決めこむ猥雑な通りだったんだけど、今のゴールデン街はフレッシュな空気に充ちている。多くの店舗で、経営者が入れ変わって、若者のお店が増えたのが原因でしょうね。
催眠術カフェからーずは、カウンターのみで8席。コンセプトがコンセプトなんで、もっと怪しげなムードの店を思い浮かべてたんだけど、いやはやどうして、清潔でシャレた内装ですね。女性1人でもふらっと立ち寄れる、気さくなバーって感じ。
この日は店長の田村さんがお留守ということで、対応してくれたのは催眠術歴3年のリョウさん。本職はマジシャンで、普段は、結婚式やパーティーでマジックを披露している。マジックバーのお客さんに、催眠術をかけて(もち承諾のうえでね)、技術を磨いているんだとか。
●まずは催眠術のかかりやすさを問診しよう!
▲輪ゴムを使ったマジック中。手品もいくつか見せてくれた。
「リラックスしたほうが催眠はかかりやすいんで、マジックをちょっとお見せしますね」と、輪ゴムを使ったマジックやトランプマジックをいくつか見せてもらう。プロの技を間近で見ちゃった。ラッキー。
「さ、心の準備はもう大丈夫ですね。まずは、催眠のかかりやすさを計るために質問をします」と、10個の質問をされる。オバケを見たことがある、金縛りにかかったことがある、集中力があるなど。僕は10点中6ポイント。男性としては、まずまずらしい。
催眠にかかりやすいのは『男性よりも女性』『素直な人』であり、なにより『疑わない人』だそうだ。術師の技術はいわずもがなだが、被験者の協力もかかせない要素。まぁ、せっかくだから「よっしゃ、とことん催眠にかかるぞ!カモン、ボーイ」ってなプレイガール的心境でむかえに行くのがよろしいかと思います。
催眠メニューには
●いざ、催眠!第1段階は運動支配だ!
▲指が開かなくなる催眠をかけられている。
第2段階:感覚操作、感情操作
↓
第3段階:記憶操作、幻覚を見せるなど
ランクがあがるほど、かけるのに技術がいるし、誰でもかかるというわけじゃあない。
まずは、基本的な運動支配の催眠術からスタート。運動支配ってのは、たとえば「椅子から立てない」とか、体の動きを制限する催眠のこと。4人で行ったのだが、全員まとめてかけてもらった。
「右手を出してください。そして、指をグーッっと握ります。強ーく、強ーく握ります。そうすると、あなたの右手はガッチガチに固まります。ガッチガチに固まります…。3つ数えると、あなたの右手は開こうと思っても、開きません…。3、2、1。さあ、開きますか?」
すると、確かに手が開かないのだ!
正確にいえば、通常よりも、開けるための強い意志が必要となるのだ。
開けようと思えば開けられる、ただし、「俺は開けるのだ!」と、決意しなければならない状態。「手を開ける」という脳の信号と、実際の手の動きのあいだに、1つ障害物が置かれているような感覚と言えば良いだろうか。
なるほど、催眠とはこういうものかー。僕以外も全員、手が開かなくなっていた。
▲同じ要領で、腕がガチガチになって、曲がらなくなる催眠もかかった。
●あなたはかかるかな!?第2段階は感覚操作だぜ!
運動支配はどんな案配か分かった。
お次は、第2段階の感覚操作だ。
「目を閉じて。ふかーい眠りに入ります。とーってもリラックスした状態します。3つ数えると、あなたは、私の顔が面白くて仕方がなくなります。私の顔がおもしろくて、おもしろくて、たまらなくなる。…はい、3、2、1」
これは『面白いという感覚を操作する催眠』なんだけど、僕をふくめて3人はかからず。うーん、肉体みたいに簡単にはいかんのね。
同行者1人だけ催眠にかかったようで、リョウさんの顔を見て、アハハハハハっと大笑いしている。以後の深い催眠は、彼女のみが被験者となって、続行。
ちなみに、この最もかかりやすかった同行者は、カフェへの道すがら、ギャラリーで高いイルカの絵を売られそうになったりしたほど、素直な人間である。催眠術の被験者としては申し分ない。
▲コップが好きになる催眠。コップを取られると「んもう!だめ!」と激しく抵抗していた。
サインペンがカレーの匂いに変わる催眠、コップが好きになる催眠(これを人に応用すると「好き好き催眠」になる)、水がビールの味になる催眠と、片っ端からまんまとかけられていた。
ちなみに、ビールの味がする水は「今まで飲んだビールのなかでもTOP3に入るほどおいしい!のどごしもシュワシュワする」のだそうだ。ビール会社は、製法の研究をするより、催眠術を習得したほうが売上アップに繋がるかもしれない。
●あげくの果てには、体の感覚がうさぎに乗りうつった!
▲あげくのはてには、ウサギの人形に、体の感覚が乗りうつったぞ!
「この子なら、かかるかも知れないから、もうちょっとイッてみましょうか」と、ありがたい提案をしてくれるリョウさん。2分ほど時間をかけて、『体の感覚が、ウサギの人形の乗りうつる催眠』をほどこした。
するとどうだろう、ウサギの足や脇を触ると「あっ…。くすぐったい、やめてやめて」と反応しているではないか。人形を見ていなければ、触られてる感覚がしないようで、すぐに人形から目線をそらしてしまう。
「ほら、ダメだよ。ちゃんと見て。ほら、見て、見て」とやんわり言葉攻めをしながら、ウサギをいじくり倒すのは、あたくしのS心をソソって、それはもう楽しいひとときでございました。
2時間半たっぷりと催眠術を体験できて、特に追加料金を取られることもなかった。チャージ代込み2ドリンクで1人2000円。こりゃあ、満足度高いぜ!
■「催眠術カフェ カラーズ」の情報■
『催眠術カフェ からーず』 オススメ度:★★★★☆
新宿にあるカフェ。 経営しているのが催眠術師なので、なんと!あの!憧れの催眠術をかけてもらえるのです! 『好き好き催眠1000円』『ダイエット催眠1000円』など有料のもあるんだけど、シンプルなのは無料でかけてもらえる。 テレビで見てて「ほんとかよー」と真偽定かじゃなかったからね。やっと確かめられるぜー。 |
【注】こちらの施設は、すでに閉店しているようです【注】
▲新宿区役所をちょいと過ぎたあたり、ゴールデン街の中にあるよ。
▲すごく清潔でシャレた内装。1人でも安心して入れる。
新宿駅から徒歩10分、小さな飲み屋がずらりとならぶゴールデン街の真っ只中にある。
ちょいと昔のゴールデン街は、妙齢の酔客が1人酒を決めこむ猥雑な通りだったんだけど、今のゴールデン街はフレッシュな空気に充ちている。多くの店舗で、経営者が入れ変わって、若者のお店が増えたのが原因でしょうね。
催眠術カフェからーずは、カウンターのみで8席。コンセプトがコンセプトなんで、もっと怪しげなムードの店を思い浮かべてたんだけど、いやはやどうして、清潔でシャレた内装ですね。女性1人でもふらっと立ち寄れる、気さくなバーって感じ。
この日は店長の田村さんがお留守ということで、対応してくれたのは催眠術歴3年のリョウさん。本職はマジシャンで、普段は、結婚式やパーティーでマジックを披露している。マジックバーのお客さんに、催眠術をかけて(もち承諾のうえでね)、技術を磨いているんだとか。
●まずは催眠術のかかりやすさを問診しよう!
▲輪ゴムを使ったマジック中。手品もいくつか見せてくれた。
「リラックスしたほうが催眠はかかりやすいんで、マジックをちょっとお見せしますね」と、輪ゴムを使ったマジックやトランプマジックをいくつか見せてもらう。プロの技を間近で見ちゃった。ラッキー。
「さ、心の準備はもう大丈夫ですね。まずは、催眠のかかりやすさを計るために質問をします」と、10個の質問をされる。オバケを見たことがある、金縛りにかかったことがある、集中力があるなど。僕は10点中6ポイント。男性としては、まずまずらしい。
催眠にかかりやすいのは『男性よりも女性』『素直な人』であり、なにより『疑わない人』だそうだ。術師の技術はいわずもがなだが、被験者の協力もかかせない要素。まぁ、せっかくだから「よっしゃ、とことん催眠にかかるぞ!カモン、ボーイ」ってなプレイガール的心境でむかえに行くのがよろしいかと思います。
催眠メニューには
好き好き催眠 1000円
ダイエット暗示 2000円
禁煙暗示 2000円
トラウマの消去 5000円
前世退行催眠 15000円
など、さまざまな催眠が用意されている。
ただ、シンプルな催眠術は無料でかけてもらえるので、はじめての体験としてはそれで充分に堪能できる。今回も、とくに催眠料金はかかってないよ。
ただ、シンプルな催眠術は無料でかけてもらえるので、はじめての体験としてはそれで充分に堪能できる。今回も、とくに催眠料金はかかってないよ。
●いざ、催眠!第1段階は運動支配だ!
▲指が開かなくなる催眠をかけられている。
催眠にはざっくり分けると3段階ある。
第1段階:運動支配
↓第1段階:運動支配
第2段階:感覚操作、感情操作
↓
第3段階:記憶操作、幻覚を見せるなど
ランクがあがるほど、かけるのに技術がいるし、誰でもかかるというわけじゃあない。
まずは、基本的な運動支配の催眠術からスタート。運動支配ってのは、たとえば「椅子から立てない」とか、体の動きを制限する催眠のこと。4人で行ったのだが、全員まとめてかけてもらった。
「右手を出してください。そして、指をグーッっと握ります。強ーく、強ーく握ります。そうすると、あなたの右手はガッチガチに固まります。ガッチガチに固まります…。3つ数えると、あなたの右手は開こうと思っても、開きません…。3、2、1。さあ、開きますか?」
すると、確かに手が開かないのだ!
正確にいえば、通常よりも、開けるための強い意志が必要となるのだ。
開けようと思えば開けられる、ただし、「俺は開けるのだ!」と、決意しなければならない状態。「手を開ける」という脳の信号と、実際の手の動きのあいだに、1つ障害物が置かれているような感覚と言えば良いだろうか。
なるほど、催眠とはこういうものかー。僕以外も全員、手が開かなくなっていた。
▲同じ要領で、腕がガチガチになって、曲がらなくなる催眠もかかった。
●あなたはかかるかな!?第2段階は感覚操作だぜ!
運動支配はどんな案配か分かった。
お次は、第2段階の感覚操作だ。
「目を閉じて。ふかーい眠りに入ります。とーってもリラックスした状態します。3つ数えると、あなたは、私の顔が面白くて仕方がなくなります。私の顔がおもしろくて、おもしろくて、たまらなくなる。…はい、3、2、1」
これは『面白いという感覚を操作する催眠』なんだけど、僕をふくめて3人はかからず。うーん、肉体みたいに簡単にはいかんのね。
同行者1人だけ催眠にかかったようで、リョウさんの顔を見て、アハハハハハっと大笑いしている。以後の深い催眠は、彼女のみが被験者となって、続行。
ちなみに、この最もかかりやすかった同行者は、カフェへの道すがら、ギャラリーで高いイルカの絵を売られそうになったりしたほど、素直な人間である。催眠術の被験者としては申し分ない。
▲コップが好きになる催眠。コップを取られると「んもう!だめ!」と激しく抵抗していた。
サインペンがカレーの匂いに変わる催眠、コップが好きになる催眠(これを人に応用すると「好き好き催眠」になる)、水がビールの味になる催眠と、片っ端からまんまとかけられていた。
ちなみに、ビールの味がする水は「今まで飲んだビールのなかでもTOP3に入るほどおいしい!のどごしもシュワシュワする」のだそうだ。ビール会社は、製法の研究をするより、催眠術を習得したほうが売上アップに繋がるかもしれない。
●あげくの果てには、体の感覚がうさぎに乗りうつった!
▲あげくのはてには、ウサギの人形に、体の感覚が乗りうつったぞ!
「この子なら、かかるかも知れないから、もうちょっとイッてみましょうか」と、ありがたい提案をしてくれるリョウさん。2分ほど時間をかけて、『体の感覚が、ウサギの人形の乗りうつる催眠』をほどこした。
するとどうだろう、ウサギの足や脇を触ると「あっ…。くすぐったい、やめてやめて」と反応しているではないか。人形を見ていなければ、触られてる感覚がしないようで、すぐに人形から目線をそらしてしまう。
「ほら、ダメだよ。ちゃんと見て。ほら、見て、見て」とやんわり言葉攻めをしながら、ウサギをいじくり倒すのは、あたくしのS心をソソって、それはもう楽しいひとときでございました。
2時間半たっぷりと催眠術を体験できて、特に追加料金を取られることもなかった。チャージ代込み2ドリンクで1人2000円。こりゃあ、満足度高いぜ!
催眠術講座も定期的にやっているんで、「使えるようになりたい!」って人は、そちらもあわせてどうぞー。
■「催眠術カフェ カラーズ」の情報■
オススメ度 | ★★★★☆ |
アクセス | JR「新宿駅」から徒歩10分 |
住所 | 東京都新宿区歌舞伎町1-1-9 G2通り |
電話番号 | なし |
営業時間 | 12:00~19:00 |
定休日 | なし |
予算 | チャージ料1000円 ドリンク500円~ |
関連サイト | 公式サイト |