グルメブログを見ていて、思った。
「ズルい。」と。
俺も、普通に、おいしいものも食べたい。普通に、評価されているところにも行きたい。
サソリだの、羊の脳みそだの、そんなのばっかり食ってる場合じゃない。
というわけで、食べログの地域ナンバーワン店を巡るコーナーをはじめます。
褒めて、褒めて、褒めちぎります。ステマならぬ、露出マです。
さて、というわけではじめました、食べログ地域ナンバーワン店を褒めちぎるコーナー。
一発目に行ったのは、新小岩駅にある麺屋「一燈」。
ラーメン屋でありながら、その評価点は脅威の4.13。高級フレンチ、寿司、割烹などを含めても、TOP500にランクインするスーパー店舗なのだ!
いま、東京でもっとも評価されているラーメン店。一発目にふさわしい。
現地に到着したのが10時50分。平日にもかかわらず、開店10分前にもかかわらず、この行列だ。
どの顔も、味に厳しい海千山千の面構えをしている。老いては北大路 魯山人、若きはラーメン評論家の石神秀幸といった風貌。これだけの味覚の達人たちを、朝も早くから並ばせるとは、恐るべし一燈である。
「さあて、待つか」と列に並んだところ、スタッフに「すみません、あちらからお願いします」と呼びかけられた。
「はて、あちらとはなんのことじゃ」と後ろを振り返り、愕然とした。
なんと、開店待ちの列は、はるか後方に続いていたのだ。
私が「北大路 魯山人の群れではないか」と度肝を抜かれていたのは、ほんの氷山の一角に過ぎなかった。道を挟んで点々と、魯山人は4つの群れを作っていたのだ。ざっと40人はいる。
全盛期のSHAZNAのライブにも匹敵する、すさまじい行列だ。
▲待ちきれず、暴徒と化す寸前の群集を、スタッフがたくみに制御していた。
●いよいよ店内へ!
待つこと1時間10分。ようやく店内に入った。
肌寒い屋外で待っていたせいか、尿意をもよおしていたため、すぐさまトイレに駆けこむ。
するとどうだろう。チリ1つ、シミ1つない清潔さ。便器にいたっては、ともすれば、おろしたての新品よりもキレイかも知れない。私がTOTO社員なら、店長をスカウトしている。
「飲食店の善し悪しは、トイレのキレイさに比例する」なんて都市伝説がまことしやかに語られているが、その法則に従えば、一燈、とんでもない旨さのはずだ。
▲まばゆいばかりに輝くペーパーホルダー。
▲トイレの壁には、汚れ1つない。
▲ご覧ください。このとおり、トイレの壁は、新雪のように純白である。
●で、でたー!東京ナンバー1のラーメンだ!!
▲特製芳醇香味そば中盛り 950円
で、でたー!
ついにおでまし、東京ナンバー1のラーメン「特製芳醇香味そば」だ!
チャーシュー、のり、白髪ねぎ、メンマ、煮たまごが、じつに美しい配置でどんぶりに収まっている。
私の舌は、狂おしいほど、うまみ成分グルタミン酸の到来を予感している!
これが口コミで、抜群の評価をうけている、チャーシューだ。
独特の低温調理で作られたチャーシューは、艶やかなピンク色。
もはや、肉というより花。ラーメン丼に咲き乱れる、季節はずれの桜の花びらである。
琥珀色に澄みわたるスープが、テリテリと光り、輝いている。
スープというより宝石。飲める宝石である。
もう、ダメだ。我慢できない。
さっそく、いただくとしよう。
ずる…
ずるずるずる…
う…
うん
うま
うま
うまま
うま
■「一燈」の情報■
アクセス | JR「新小岩駅」から徒歩3分 |
住所 | 東京都葛飾区東新小岩1-4-17 |
電話番号 | 03-3697-9787 |
営業時間 | 11:00~15:00 18:00~22:00 |
定休日 | 月曜日 |
予算 | 特製芳醇香味そば中盛り950円 |
関連サイト | 公式サイト、食べログ |
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