『オッと屋』(チンギスハン) オススメ度:★★★★☆
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【注意】店主が変わり、現在、普通の店になってるらしいです。
(2015年2月時点)
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▲一見すると、違法マッサージ店のような外観
歌舞伎町のど真ん中、スナックがごっそり入居している雑居ビルに「オッと屋」はある。
中の様子がまったく見えないし、一見、違法マッサージ店みたいな怪しげな佇まいなので、前情報が無ければ怯んでしまうだろう。

▲店長さんのスーホさんが「あー!」と言いながら、顔を出した。
「ここであってるよな??」と騒いでいたら、名物店長のスーホさんが「あー!」と顔を出した。見つかってしまった。「さあ、入って入って!」と客が来たことがたまらなく嬉しい様子。
男性5人で行ったんだけど「クリスマス近いのに、なんで男だけで来たの?2丁目の人?」と、のっけから痛いところを突いてくる。
●モンゴルの民族衣装に着替えよう!

▲モンゴルの民族衣装。好きなのを着られる。

▲モンゴルの帽子

店内は土足禁止。小上がり1つにテーブル席が4つ。モンゴルの移動式住居ゲルをモチーフにした内装がされている。水曜日の来店ということもあってか、他にお客さんはなく、貸切状態だった。
席につくやいなや「着替えて!着替えて!」と、モンゴルの民族衣装を着させられる。強制イベントのスタートだ。何十着もある服と帽子から好きなのを選ぶ。
僕は、ももクロの百田夏菜子さんを敬し奉っているので、赤の衣装を選んだ。帽子も、猛烈宇宙交響曲のときにかぶってたのと近いやつがあったので、迷わずチョイス。「待て、待て、俺はれにちゃん推しだぞ」「「しおりんの煽りがたまんねえ」という方々も安心されたい。緑、黄、ピンク、紫の服もあるので、誰推しでも大丈夫。モノノフに優しいお店なのだ。

▲カウンターの奥で調理をする店長、スーホさん

▲モンゴルの移動式住居、ゲルのような内装をしている。

▲「大草原」と銘打たれたトイレ
トイレには「大草原」と書かれた張り紙がされている。
どうやらモンゴルの草原を再現しているらしい。
さてさて、どんなトイレかな。
・
・
・
・

▲壁に、草原の写真が貼られていた。
うわーっ、ほんとだ、大草原だー。まるでモンゴルにいるみたい!
馬が放牧された草原の写真が貼られ、見事に「モンゴルの大草原」が再現されていた。
●モンゴル料理を食べよう!

▲おなじみ、まったく何も書かれていないページ
料理はアラカルトもあるんだけど、基本的にはコースで注文する。
3800円でひととおりのモンゴル料理を堪能できて、2時間飲み放題。
メニュー表には、珍飲食店ではおなじみ「まったく何も書かれていないページ」が3ページ存在していた。いいね。ちなみに、最狂の居酒屋「かがや」のメニュー表は、20ページ以上、空白のページがあるんだけどね。
■ミルク酒

▲ミルク酒(16度)

▲ミルク酒(25度)
まずは、モンゴル名物のミルク酒で乾杯。
馬の乳で作ったお酒なんだって。アルコール度数16度と25度の2種類あって、味も見た目もぜんぜん違う。
白濁した16度はカルピスに似た味。とても甘くてカクテルのよう。
蒸留して透明な25度のものは、後味にミルクの香りがする。爽やかな舌触り。
■ラム串

▲羊串
羊の串焼き。
カレー風味の辛いスパイスが、ラム肉によく合う。
■ピロシキのようなもの

▲ピロシキのようなもの
名前聞いたんだけどモンゴル語だったので、聞き取れず。
カリっと揚がった皮の中には、ひき肉がぎっしり詰まっている。ピロシキみたい。
■肉まんのようなもの

▲肉まんのようなもの
これまた料理名がモンゴル語で、さっぱり聞き取れず。
2つに中からじゅわーっと肉汁が溢れでた。ゆずこしょうがたっぷり塗られた肉マンのようなもの。
その他、岩塩おにぎり、チーズ焼き、サラダ、から揚げとかが出てくるんだけど、どれもこれも日本人の舌に良く合うね。
あっ、そうそう。料理といえば、30人以上集めれば「豚1頭の丸焼き」、40人以上ならば「羊1頭の丸焼き」をふるまってくれる。デイリーポータルZにレポートがあるので、どうぞ。ヤギの丸焼きはかなり人気らしく、毎週1組は予約してるほどだとか。今度は、40人集めて、山羊1頭に挑戦してみたいなー。
●カラオケ歌い放題!

ひととおりご飯を食べ終わったら、強制カラオケタイムに突入。
店長さんが「歌え、歌え」とあまりに勧められるので、1曲喉を鳴らす。もちろん楽曲は、ももいろクローバーさんで『Chai Maxx』。いまだにPV見て、めーめー泣いてます。まさかモンゴル料理屋で、がんばっちゃいマックスとか叫ぶことになるとは。
●強制的に、モンゴル相撲をやらされるぞ!

▲モンゴル相撲の衣装に着替えさせられた。
さー、飯食って、歌うたったら、いよいよメインイベント、モンゴル相撲が始まりだよ!
カラオケが終わると「じゃあ、モンゴル相撲やろうか」と突然すぎるお誘い。ぜひもなく、無理やり服を脱がされ、ユニフォームを装着された。これもまた、避けることの出来ない強制イベントだ。
腕の部分だけを隠すジャケットに、ハーフパンツと、とんがりブーツ。壇蜜も真っ青の露出度でございます。

お互いのパンツをつかんだ状態で、勝負開始。
しこたまお酒を飲んだ後なので、息があがるあがる。男同士で抱き合いながら「ハァ…ハァ…」と荒い吐息を漏らしてるんだから、2丁目の人と疑われたのも詮無きこと。
パンツが食い込み、半ケツ状態で押しあうこと1分。

上手投げを決められ、完敗。「うわー、負けた」と床に転がっていたら、ガハハハハハと笑いながら、店長にケツをひっぱたかれた。負けた上に、ケツまで叩かれて、踏んだり蹴ったりである。
この後、「俺に勝ったら、飲み代タダにしてあげるよ。ただし、負けたら倍ね」と賭博黙示録カイジみてえな提案をされたんだけど、店長のスーホさん、185cmある巨漢なの。到底かなわない相手なので、つつしんで辞退した。
●「マイナイディレーレー♪」と歌いながら、ウォッカ回しのみ!

まだまだ強制イベントは続きまっせ!
相撲の次は、ウォッカの回し飲みタイム。
「マイナイディレーレー♪ オットヤ!」とモンゴル民謡をみんなで歌いながら、次々、ウォッカを一気飲みしていく。日本でいう「いっき!いっき!」ってコールのようなもの。どこぞのテニサーみたく、無理に飲まされることはないので、口をちょいとつけるだけでOKなのだ。
●店長さんの歌で、最後の締めだ!

▲斜め後ろから見た、歌う店長。
はい。
いよいよお次は、最後の締め。
2時間におよぶモンゴル式の歓迎は、店長のバラード熱唱で終わるのだ。
「日本の歌じゃ普通だから、中国のやつ歌うね」と、見たことも聞いたこともない、謎のチャイナバラードを歌い始めた。カウンターの奥では、アルバイトとおぼしき助手が、律儀にもペンライトを振っていた。

▲前から見た、歌う店長。

▲後ろから見た、歌う店長。
さまざまな角度から、歌う店長を撮影してみた。
どの方向から見ても、直立不動で真剣そのものであった。
「今度は、元カノをそれぞれ7人ずつ連れてきて、羊の丸焼きコースに挑戦してみてね」と、むちゃくちゃ過ぎる提案をされながら、バイバイ。うーん、濃密な2時間だった。
■「オット屋」の情報■
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【注意】店主が変わり、現在、普通の店になってるらしいです。
(2015年2月時点)
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新宿にあるモンゴル料理屋さん。 ただ料理を食べるだけじゃあなくって、イベントが盛りだくさんなの。民族衣装に着替えて、ウォッカの回し飲みがあって、モンゴル相撲をやらされる。 40人以上集めれば「山羊1頭の丸焼き」も食べれるんです。 |
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【注意】店主が変わり、現在、普通の店になってるらしいです。
(2015年2月時点)
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▲一見すると、違法マッサージ店のような外観
歌舞伎町のど真ん中、スナックがごっそり入居している雑居ビルに「オッと屋」はある。
中の様子がまったく見えないし、一見、違法マッサージ店みたいな怪しげな佇まいなので、前情報が無ければ怯んでしまうだろう。

▲店長さんのスーホさんが「あー!」と言いながら、顔を出した。
「ここであってるよな??」と騒いでいたら、名物店長のスーホさんが「あー!」と顔を出した。見つかってしまった。「さあ、入って入って!」と客が来たことがたまらなく嬉しい様子。
男性5人で行ったんだけど「クリスマス近いのに、なんで男だけで来たの?2丁目の人?」と、のっけから痛いところを突いてくる。
●モンゴルの民族衣装に着替えよう!

▲モンゴルの民族衣装。好きなのを着られる。

▲モンゴルの帽子

店内は土足禁止。小上がり1つにテーブル席が4つ。モンゴルの移動式住居ゲルをモチーフにした内装がされている。水曜日の来店ということもあってか、他にお客さんはなく、貸切状態だった。
席につくやいなや「着替えて!着替えて!」と、モンゴルの民族衣装を着させられる。強制イベントのスタートだ。何十着もある服と帽子から好きなのを選ぶ。
僕は、ももクロの百田夏菜子さんを敬し奉っているので、赤の衣装を選んだ。帽子も、猛烈宇宙交響曲のときにかぶってたのと近いやつがあったので、迷わずチョイス。「待て、待て、俺はれにちゃん推しだぞ」「「しおりんの煽りがたまんねえ」という方々も安心されたい。緑、黄、ピンク、紫の服もあるので、誰推しでも大丈夫。モノノフに優しいお店なのだ。

▲カウンターの奥で調理をする店長、スーホさん
名物店長のスーホさん。
もともとは新大久保に店を構えてたんだけど、2011年に今の場所へ移転。「モンゴル人は遊牧民族だから。ずっと同じとこでやってたらツマんないの」と説明された。なるほど、遊牧民の血が騒いだのか。
青年期まではモロッコで、羊や山羊を飼いながら、遊牧生活をしてたんだけど、24歳のときに日本に来たんだって。
もともとは新大久保に店を構えてたんだけど、2011年に今の場所へ移転。「モンゴル人は遊牧民族だから。ずっと同じとこでやってたらツマんないの」と説明された。なるほど、遊牧民の血が騒いだのか。
青年期まではモロッコで、羊や山羊を飼いながら、遊牧生活をしてたんだけど、24歳のときに日本に来たんだって。

▲モンゴルの移動式住居、ゲルのような内装をしている。

▲「大草原」と銘打たれたトイレ
トイレには「大草原」と書かれた張り紙がされている。
どうやらモンゴルの草原を再現しているらしい。
さてさて、どんなトイレかな。
・
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▲壁に、草原の写真が貼られていた。
うわーっ、ほんとだ、大草原だー。まるでモンゴルにいるみたい!
馬が放牧された草原の写真が貼られ、見事に「モンゴルの大草原」が再現されていた。
●モンゴル料理を食べよう!

▲おなじみ、まったく何も書かれていないページ
料理はアラカルトもあるんだけど、基本的にはコースで注文する。
3800円でひととおりのモンゴル料理を堪能できて、2時間飲み放題。
メニュー表には、珍飲食店ではおなじみ「まったく何も書かれていないページ」が3ページ存在していた。いいね。ちなみに、最狂の居酒屋「かがや」のメニュー表は、20ページ以上、空白のページがあるんだけどね。
■ミルク酒

▲ミルク酒(16度)

▲ミルク酒(25度)
まずは、モンゴル名物のミルク酒で乾杯。
馬の乳で作ったお酒なんだって。アルコール度数16度と25度の2種類あって、味も見た目もぜんぜん違う。
白濁した16度はカルピスに似た味。とても甘くてカクテルのよう。
蒸留して透明な25度のものは、後味にミルクの香りがする。爽やかな舌触り。
■ラム串

▲羊串
羊の串焼き。
カレー風味の辛いスパイスが、ラム肉によく合う。
■ピロシキのようなもの

▲ピロシキのようなもの
名前聞いたんだけどモンゴル語だったので、聞き取れず。
カリっと揚がった皮の中には、ひき肉がぎっしり詰まっている。ピロシキみたい。
■肉まんのようなもの

▲肉まんのようなもの
これまた料理名がモンゴル語で、さっぱり聞き取れず。
2つに中からじゅわーっと肉汁が溢れでた。ゆずこしょうがたっぷり塗られた肉マンのようなもの。
その他、岩塩おにぎり、チーズ焼き、サラダ、から揚げとかが出てくるんだけど、どれもこれも日本人の舌に良く合うね。
あっ、そうそう。料理といえば、30人以上集めれば「豚1頭の丸焼き」、40人以上ならば「羊1頭の丸焼き」をふるまってくれる。デイリーポータルZにレポートがあるので、どうぞ。ヤギの丸焼きはかなり人気らしく、毎週1組は予約してるほどだとか。今度は、40人集めて、山羊1頭に挑戦してみたいなー。
●カラオケ歌い放題!

ひととおりご飯を食べ終わったら、強制カラオケタイムに突入。
店長さんが「歌え、歌え」とあまりに勧められるので、1曲喉を鳴らす。もちろん楽曲は、ももいろクローバーさんで『Chai Maxx』。いまだにPV見て、めーめー泣いてます。まさかモンゴル料理屋で、がんばっちゃいマックスとか叫ぶことになるとは。
●強制的に、モンゴル相撲をやらされるぞ!

▲モンゴル相撲の衣装に着替えさせられた。
さー、飯食って、歌うたったら、いよいよメインイベント、モンゴル相撲が始まりだよ!
カラオケが終わると「じゃあ、モンゴル相撲やろうか」と突然すぎるお誘い。ぜひもなく、無理やり服を脱がされ、ユニフォームを装着された。これもまた、避けることの出来ない強制イベントだ。
腕の部分だけを隠すジャケットに、ハーフパンツと、とんがりブーツ。壇蜜も真っ青の露出度でございます。

お互いのパンツをつかんだ状態で、勝負開始。
しこたまお酒を飲んだ後なので、息があがるあがる。男同士で抱き合いながら「ハァ…ハァ…」と荒い吐息を漏らしてるんだから、2丁目の人と疑われたのも詮無きこと。
パンツが食い込み、半ケツ状態で押しあうこと1分。

上手投げを決められ、完敗。「うわー、負けた」と床に転がっていたら、ガハハハハハと笑いながら、店長にケツをひっぱたかれた。負けた上に、ケツまで叩かれて、踏んだり蹴ったりである。
この後、「俺に勝ったら、飲み代タダにしてあげるよ。ただし、負けたら倍ね」と賭博黙示録カイジみてえな提案をされたんだけど、店長のスーホさん、185cmある巨漢なの。到底かなわない相手なので、つつしんで辞退した。
●「マイナイディレーレー♪」と歌いながら、ウォッカ回しのみ!

まだまだ強制イベントは続きまっせ!
相撲の次は、ウォッカの回し飲みタイム。
「マイナイディレーレー♪ オットヤ!」とモンゴル民謡をみんなで歌いながら、次々、ウォッカを一気飲みしていく。日本でいう「いっき!いっき!」ってコールのようなもの。どこぞのテニサーみたく、無理に飲まされることはないので、口をちょいとつけるだけでOKなのだ。
●店長さんの歌で、最後の締めだ!

▲斜め後ろから見た、歌う店長。
はい。
いよいよお次は、最後の締め。
2時間におよぶモンゴル式の歓迎は、店長のバラード熱唱で終わるのだ。
「日本の歌じゃ普通だから、中国のやつ歌うね」と、見たことも聞いたこともない、謎のチャイナバラードを歌い始めた。カウンターの奥では、アルバイトとおぼしき助手が、律儀にもペンライトを振っていた。

▲前から見た、歌う店長。

▲後ろから見た、歌う店長。
さまざまな角度から、歌う店長を撮影してみた。
どの方向から見ても、直立不動で真剣そのものであった。
「今度は、元カノをそれぞれ7人ずつ連れてきて、羊の丸焼きコースに挑戦してみてね」と、むちゃくちゃ過ぎる提案をされながら、バイバイ。うーん、濃密な2時間だった。
■「オット屋」の情報■
オススメ度 | ★★★★☆ |
アクセス | JR「新宿駅」から徒歩10分 |
住所 | 新宿区歌舞伎町2丁目41-3 レオ寿2階 |
電話番号 | 03-6457-3617 |
営業時間 | 18:00~ |
定休日 | なし |
予算 | 飲み放題、コース料理3800円 |
関連サイト | 食べログ、公式サイト |
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【注意】店主が変わり、現在、普通の店になってるらしいです。
(2015年2月時点)
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右も左も女子高生だらけ! サラダバーのある『松屋』が南阿佐ヶ谷に存在している | |
行きたいと心の中で思ったならッ!その時すでに中野に行ってるんだッ!! 「ジョジョ風バー DIO」【中野】 | |
念によって味を変えるたこ焼き屋「パワーブレンド」【南千住】 | |
君は手動販売機を知っているか「立石バーガー」【堀切菖蒲園】 |
前回同様、立地もス濃い店になっていますので、スーホさんがオープンしたてでお客さんがまだ少ないことを嘆いていましたので、よろしかったら再取材に行ってあげてください。