『地図から消えた海岸』 オススメ度:★★☆☆☆

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千葉県長生郡にある海岸。

もともとは人気の海水浴場だった『浜宿海岸』
しかし、1982年に、この海岸で5件もの焼死事件が起こる。それぞれの被害者に横のつながりはないが、1点謎の共通点があった。
なぜか、全員44歳だったのである。 
事の真相は闇のなか。『浜宿海岸』は地図から消えた。 


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▲車両乗り入れ規制がされている

地図から消えた海岸は、九十九里沿いにある。
南四天木海水浴場、剃金海水浴場と2つの人気海水浴場に挟まれた一帯は、海岸名がなく、地図にも載っていない。以前は『浜宿海岸』と呼ばれていたそうだ。
着いたのが夜だったため、この通り真っ暗。冬ということもあって、人っ子1人いない。




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▲海岸へと通じる道



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▲中央部は水が溜まっており、横に通してある木を蟹歩きでわたった。




●たった1年間で5人が焼死した!しかも、なぜか全員44歳だった…

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▲怪事件が起こり、地図から消えた海岸



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▲真冬ということもあって、人っ子1人いない。

謎の怪事件が起こったのは1982年。
第1の事件は1月。海岸にて、燃えている乗用車が見つかる。後部トランクからは焼死体が発見。
千葉市内にすんでいるスナックのママ(44歳)と判明した。

同年4月早朝、同海岸でまたもや車が燃えていた。
運転席には黒こげの焼死体があり、車の外には革靴が揃えてあった。靴のなかには、なぜか腕時計と車検証が入っていたそうだ。
遺体は、東金市在住のバス運転手(44歳)で、自宅からは「子供をよろしく」と書かれた遺書が見つかった。

同月21日早朝、炎上中のトラックが発見される。
運転席からは黒焦げの焼死体。柏市在住の会社員(44歳)と判明した。
前の晩、自宅に「もう帰らない」と電話をかけていたそうだ。

最後の事件は同年5月。
燃えつきた乗用車から、幼いこどもの死体とその父親(44歳)の焼死体が発見される。
無理心中だったらしい。

亡くなった人同士は知り合いというわけじゃなく、赤の他人。
しかし、なぜか、みな44歳。そして、焼死という手段を選んでいる。
この怪事件以降、海岸は遊泳禁止となり、地図からも地名が消されたそうだ。
謎…まったく謎な事件である…。



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とはいえ、近所の人たちは、ふつうに海岸を散歩したり、釣りを楽しんだりしているそうだ。
犬の散歩したとみられる足跡がちょこちょこあった。
”マガマガしくって恐ろしい雰囲気”なんて場所じゃあないから、心霊スポットが苦手な人でも全然平気ですよ。







「地図から消えた海岸」の情報
オススメ度  ★★☆☆☆ 
アクセス  東金九十九里道路「白里IC」から車2分 
住所  千葉県長生郡白子町浜宿
電話番号  - 
営業時間  -
定休日  - 
予算  - 
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