『サンライン』 オススメ度:★★★☆☆

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白金高輪にあるカレー屋さん。

メニューは、1500円のビーフカレー、1品のみ。
かなり辛いカレー(通称『泣けるカレー』)にも関わらず、独特のこだわりにより、絶対に水を出さないのだ。 



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カレー屋「サンライン」は、白金高輪駅から魚藍坂をちょいと登ったとこにある。
ぱっと見は、普通の一般住宅のよう。
「英国風カレー」の看板によって、かろうじて飲食店だと把握できる。



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「お水はいっさい出しません」と、見慣れぬ注意書き。
水も飲まずに、カレーを食べるなんて、一種の修行ではないか。
「カレーは水無しで食べると、健康に良い」という、店主のこだわりによる方針らしい。



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▲カウンターのみで10席。

店内はカウンターのみで10席と質素な作り。FMラジオが薄く流れている。
入店したのは平日12:30だったが、ほかに客はなく、店員のおばちゃんとマンツーマンだ。
メニュー表のたぐいは一切なく、席に座るなり「ビーフカレーでよろしいですか?」と尋ねられた。
よろしいも何も、メニューは1500円のビーフカレー1品のみ。選択の余地なし。
開店から20年以上、これだけで勝負してきたそうだ。なんちゅう、思い切りのよさ。なかなか出来るこっちゃないよ。



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テーブルマット代わりに、ウンチクがぎっしり書かれたシートを置かれる。
「水欲すれど今暫し我慢せよ。されば辛さ次才に心よき甘さに変ずるを知るらむ。人生 又かくの如し」だって。
水を出さない一事をして、人生の教えにつなげる感覚。サンライン、スケールのデカい店だぜ。


 


●絶対に水は出さないよ!でも、抹茶アイスは出すよ!

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▲ビーフカレー 1500円



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▲さらっさらのスープカレーで、具は一切無い。



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▲ご飯は胚芽米で、やや黄色く、ちょっとヌカ臭い。

待つこと3分程度。
出てきたのは、さっらさらのスープカレー。いっさい具はない。肉、野菜を裏ごしして溶かしているそうだ。
お米は胚芽米で、やや黄色味がかってて、ちょっとヌカ臭さがある。
「ご飯をカレーに混ぜると辛いから、 まずは、スープだけで食べてみて」とアドバイスをいただいた。
ここんちのカレーは通称『泣けるカレー』と呼ばれるほど辛いそうで、水無しで食べるには、コツが必要なんだとか。
 
一口すすると、確かに辛い。
まあ、辛いは辛いが、COCO壱の5辛や激辛ラーメン「中本」に慣れてる舌には、どうということもないぐらい。 
わりと量が多いので、ちょびちょびススっていると、カウンター内でおばちゃんがシコシコと紙に何かを書いている。
「ん?伝票書いてるのか?」とよーく眺めたら、ナンクロやっとるがな!
ナンクロ、楽しいもんね。
 


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▲絶対に水は出さないけど、抹茶アイスはくれる

カレーを食べ終え、ナンクロをやってるおばちゃんに、念のため「水は頂けないんですよね?」と尋ねたら、「辛さで体が温まってるから、冷やさないほうが健康に良いのよ」とのこと。
なるほどなー、絶対に水を出さないのは、体を冷やさないためだったのか。
ふむふむと、納得したのも、つかの間。
「はい、どうぞ。サービスですよ」と、抹茶アイスを出してくれた。
えー??
アイス、体冷えるじゃん!!
完全に、フリとオチ。
「アイスは体冷えませんか?」との素朴な疑問を問いかけたら「アイスは脂肪だから、逆に、大丈夫」との回答をいただいた。
お…おう、逆に大丈夫なのか。







「サンライン」の情報
オススメ度  ★★★☆☆ 
アクセス  東京メトロ「白金高輪駅」から徒歩4分 
住所  東京都港区高輪1-5-15
電話番号  03-3441-0170 
営業時間  11:30~14:00、18:00~23:00
定休日  日・月・祝 
予算  ビーフカレー1500円 
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