『鷹匠茶屋』  オススメ度:★★★☆☆

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吉祥寺にあるカフェ。
実物の鷹やふくろうを間近で見ることが出来るのだ。

店長は、40年以上の経験をほこるベテランの鷹匠さん。
ということで、鷹を飼っている人の交流の場として、お客さんがマイ鷹を連れてきたりもする。
ドッグカフェの鷹版ですな。 


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吉祥寺駅から徒歩15分、井の頭公園をちょいと過ぎたあたりにある。
もともと井の頭公園は、将軍が鷹狩りする場だったから、ここにカフェを作ったらしい。




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▲猛禽類の販売もしてる。

猛禽類は見るだけじゃあなくって、販売もしている。
セイカーハヤブサは33万円。
高いんだか安いんだか分からない値段だが、ハヤブサや鷹は30年~50年生きるらしいからね。魂を減価償却的にとらえれば、1年あたりの費用は割安。




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店内は、テーブル席が15席ほど。
こじんまりとしたウッド調の落ち着いたカフェだ。
「へー、わりと普通なんだな」なんて油断していたが、店内を見回して、ギョッとした。
隅っこに座っているお客さんが、デカい鷹を肩に乗せているのだ。なんでもない表情でコーヒーをすすっている。
…さ、さすが鷹匠茶屋。
ピーピーピーピーと、思いのほか高くて、かわいい声で鳴いていた。

店主の佐々木さんが「日鷹クラブ」という鷹匠クラブの運営をされているためか、来店するお客さんも猛禽類を飼っている人が多いんだって。
お互いのマイ鷹を連れてきて、 愛好家同士で話しに花を咲かされるんだとか。
このときも「勝手に飛んでいかないようにする、リードはどうしてます?」「犬用のリードを付けてますね。多少、伸縮するやつ」などと非常にニッチで濃ゆい鷹トークを繰りひろげていた。




●鷹グッズも売ってるよ

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▲壁には猛禽類が描かれたお皿が飾ってある

 

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▲腕に鷹を止めるためのグローブ。爪で傷つかないようにね。



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▲止まり木みたいなマシーンも置かれていた。

壁には猛禽類が描かれたお皿やイラストが飾られている。
物販コーナーには、鷹のぬいぐるみ、腕にとめるための革グローブ、ファルコンフードなんかが販売されている。




●茶屋だから食べ物も充実してるよ!

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 ▲本日のデザート 450円

茶屋ということもあって、食べ物も充実。
「ハリスカレー(スープカレー)」や「イーグルジンジャー(豚のしょうが焼き)」あたりが人気メニューだそうだ。
今回頼んだのは、本日のデザート450円。
手作り感あふれる、素朴でボリューミーなアップルパイだった。

店内をキョロキョロしながら食べていると、お客さんと店長さんが、鷹を一匹ずつ連れて、外に出ていってしまった。
どうやら、井の頭公園で飛ばしに行くらしい。
「鷹を飛ばしに行こう」なんて司馬遼太郎の小説みたいな会話が、現実世界でなされているとはねえ。




●触ったり、餌付けは出来ないけど、見れるよ!鷹を見れるよ!

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店内には、猛禽類の小屋も併設されている。
触ったり、餌付けをしたりはできないけど、見放題だ。
ハリスホークって種類らしいんだけど、ものすげえ賢そうな表情なのね。
もっと近くで観察してみたいと、スタッフさんに「中入っても良いですか?」と尋ねてみたら、「それは無理です」と断られた。
僕のような虫ケラ人間は、あんまり近づくと、鷹に「うまそうな虫。獲物」と認識されて、狩られてしまうのかも知れない。







「鷹匠茶屋」の情報
オススメ度  ★★★☆☆ 
アクセス  JR「吉祥寺駅」から徒歩15分 
住所  東京都三鷹市下連雀 1-11-8
電話番号  0422-57-7762 
営業時間  11:00~19:00
定休日  月曜日、火曜日 
予算  飲み物450円~ 
関連サイト  公式サイト