『SLランド』 オススメ度:★★★★☆

栃木県那須郡にあるアミューズメント施設。
「SLランド」って名前なんだけど、展示のほとんどが鉄道と関係が無い。
仏像があったり、ツボがあったり、体験型シアターがあったり、コンセプトという概念が存在しない空間だ。

東北道「那須IC」から車で5分ほどの場所にある。
当初立ち寄る予定はなかったのだが、あまりにも魅力的な外観をしていたので、吸い込まれるように入館してしまった。

▲巨大なまねき猫がお出迎えしてくれる。
だってさ、「SLランド」っちゅう鉄道をフューチャリングした施設のはずなのに、巨大なまねき猫が手招きしてたり…

鉄人28号が置かれていたり…

きったねえカマクラが作られてたり…

「開運堂」と銘打たれた、仏さまが祀られてるお堂があったり…。
もう、ひっちゃかめっか。
サービス精神旺盛がゆえに、あれもこれも付け加えて、コンセプトが崩壊してるとこって、例外なく面白いんだよなあ。

トーマスのモデルにもなったSL機関車の模型。
横には顔出しパネルが置かれてるんだけど…
・
・
・

んだよ、この顔出しパネル。
なんで、ドラキュラかね。
マントに那須高原って書かれてるし。
●2000万円をかけた(らしい)鉄道模型を堪能しよう!

入って、最初の展示は、日本最大級の鉄道模型。
館長さんいわく「作るのに2000万円かかった」んだとか。
2000万円って言ったら、小結とか関脇の年収に匹敵する額じゃねえか。マジかよ。
把瑠都を1年雇えるぞ。
さすがに大金ジャブジャブつぎ込んでるだけあって、しっかりした作り。
時間が経過すると、日が落ちて夜になるという凝った仕掛けだ。

▲ジオラマに潜む「横山リビング」の看板

▲ここにも「横山リビング」
ジオラマを良くみると、電話番号まで書かれた、妙に具体的な看板がいくつかある。
店名は、貸しふとんのお店「横山リビング」
どうやら経営者が同じらしく、ちゃっかり宣伝をしているのだ。
●あとは、ほとんどSL関係ねえ展示だよ!
とまあ、鉄道模型を見終えたら、あとはSL関係ねえ展示のオンパレード。
ちょいと気にいったのをご紹介していきましょう。

▲受付の脇に置かれた大量のバッテリー。使えないのには「ダメ」と書かれている。

▲「開運ありがたい手」だそうです。ゴルフ上達が祈願されていた。

▲木製のパズルがやれるコーナー。公民館のプレイルームって雰囲気がGOOD!

▲昔のリカちゃんが飾られてた。足元に新幹線をしつらえ、SLランドとしての体裁を無理やり保っている。
●3階は「トレジャーハンティングゾーン」だよ!宝物を探そう!

▲壁の穴をのぞくと”電車が走っている動画”を見れるぞ!
3階は丸々「トレジャーハンティングゾーン」となっている。
宝物を探すコーナーらしい。
「いま流行りの謎解きものかな?難しいかな?」なんて思ったが、ご安心いただきたい。
まったく頭を使う余地がない。
上記写真は、壁の穴をのぞくだけで良し。電車が走っている動画を見られるぞ。
「だからどうした」という気持ちを体感しよう!

▲つり橋
お次は、つり橋だ。
6歩も歩けば向こう岸に到着。
体力に自信のない君でもクリアーできるぞ!

▲ひとやすみスペース
宝探しの冒険に疲れたら、ひとやすみ。
電車の座席を模したスペースで、車窓を眺めよう。

▲ゴール
ゴールで僕らを出迎えてくれる、頭蓋骨が異常に発達した男。
「宝もの、見つかってないよ」だって?
ノンノン。
頭蓋骨異常発達男の上にある説明文を読んでごらん。
「ハラハラドキドキの体験、友情、思い出…きみの中にあるものが宝なんだよ」だって。
はい。
●「開運列車ギャラリー」には仏像とツボが置かれてるぞ!

▲開運列車ギャラリー
「開運列車ギャラリー」と名づけられた間には、仏像とツボが展示されている。
「列車ギャラリー」と言っておきながら、ここまで潔く電車を無視できる根性に、拍手を送りたい。

▲福禄寿や観音像がずらっと並んでいる
●お土産コーナーにはまねき猫が売られているよ!8万円だよ!

お土産コーナーに売られているのは、巨大なまねき猫。
78750円と、恐ろしくイカついお値段だ。
●ナイスな掲示物もたくさんあるぞ!

見逃しちゃあいけないのが、館内のいたるところに貼られてる、ナイスな掲示物たち。
たとえば、これ。
当店オリジナル、テレカ。
と不要な句点、読点が1つ入っているのがポイントだ。

通路に設置されたゴミ箱には「おむつを入れないください!」という注意書きが。
いったい、どんな客層が来るのだろうか。

階段には、こんな注意書き。
「ミステリー階段
足元にご注意ください。
なぜかつまずいたり、滑ったりいたします。」
だとか。
うーん、ミステリー。
●2回鳴らすと不幸になる鐘に気をつけろ!

館内を堪能したら、いったん外へ出て、「KIDSプレイルーム」へ。
列車を改造したコーナーだ。

プレイルームとは言っても、基本的にがらんどう。
一室だけボールが置かれている部屋があったので、子供づれの場合は、そこで遊ぶのが良いだろう。

▲「那須の幸せカリオン」と名づけられたベル
列車の先端には「那須の幸せカリオン」と名づけらたベルがある。
ひもを引っ張ると、カランカランと綺麗な音色が鳴る。
・
・
・

ただし、この鐘、注意が必要。
1つ鳴らせば幸せになれるが、2つ以上鳴らせば、たちまち不幸になるという劇物なのだ。
僕は4回鳴らしてしまったので、地獄行きだろう。
●「那須ドーム」ではてな体験をしよう!

▲30分に1度上映する那須ドーム

▲はてな体験が出来るそうだ。
那須ドームは、体感型シアターだ。
内部に入るとスクリーンがあって、映像が映し出される仕組み。
映像とは無関係に、椅子がドドドドドと小刻みな振動を続けている。

まず始まったのが「宇宙のトラック野郎」ってタイトルの短編アニメ。
馴染みのないキャラクターたちが、5分ほどドタバタコメディーを演じてくれる。

アニメが終わるやいなや、突然流れるジェットコースターの映像。
あまりの急変に、頭が追いつかないでいると…
・
・
・

場面は、レーシング場へと強制移動。
まるで意味が分からない。
「なんだこれは!」と岡本太郎状態になっていると
・
・
・

問答無用で、列車の風景に変わる。
最後は、列車が壁に激突して、終了。
”狂人が作ったMAD動画”を無理やり見せられている感じだ。
まさに「ハテナ体験」であった。
●「列車の散策道」は、単なる小汚い小道だよ!

▲散策道
ハテナ体験で疲れた頭は「列車の散策道」でリフレッシュしよう。

施設裏の小汚い小道を歩くことができるぞ!
●展示館経営のアドバイスもしているぞ!

どうでしたか。
素晴らしいアミューズメント施設でしたね。
このような展示館を経営されたいという方も、もちろんいるでしょう。
そんな方に朗報。
なんと、こちらのSLランド、展示館経営のノウハウをアドバイスしている。
日本中に”このような展示館”がたくさん生まれるといいな。
■「SLランド」の情報■

栃木県那須郡にあるアミューズメント施設。
「SLランド」って名前なんだけど、展示のほとんどが鉄道と関係が無い。
仏像があったり、ツボがあったり、体験型シアターがあったり、コンセプトという概念が存在しない空間だ。

東北道「那須IC」から車で5分ほどの場所にある。
当初立ち寄る予定はなかったのだが、あまりにも魅力的な外観をしていたので、吸い込まれるように入館してしまった。

▲巨大なまねき猫がお出迎えしてくれる。
だってさ、「SLランド」っちゅう鉄道をフューチャリングした施設のはずなのに、巨大なまねき猫が手招きしてたり…

鉄人28号が置かれていたり…

きったねえカマクラが作られてたり…

「開運堂」と銘打たれた、仏さまが祀られてるお堂があったり…。
もう、ひっちゃかめっか。
サービス精神旺盛がゆえに、あれもこれも付け加えて、コンセプトが崩壊してるとこって、例外なく面白いんだよなあ。

トーマスのモデルにもなったSL機関車の模型。
横には顔出しパネルが置かれてるんだけど…
・
・
・

んだよ、この顔出しパネル。
なんで、ドラキュラかね。
マントに那須高原って書かれてるし。
●2000万円をかけた(らしい)鉄道模型を堪能しよう!

入って、最初の展示は、日本最大級の鉄道模型。
館長さんいわく「作るのに2000万円かかった」んだとか。
2000万円って言ったら、小結とか関脇の年収に匹敵する額じゃねえか。マジかよ。
把瑠都を1年雇えるぞ。
さすがに大金ジャブジャブつぎ込んでるだけあって、しっかりした作り。
時間が経過すると、日が落ちて夜になるという凝った仕掛けだ。

▲ジオラマに潜む「横山リビング」の看板

▲ここにも「横山リビング」
ジオラマを良くみると、電話番号まで書かれた、妙に具体的な看板がいくつかある。
店名は、貸しふとんのお店「横山リビング」
どうやら経営者が同じらしく、ちゃっかり宣伝をしているのだ。
●あとは、ほとんどSL関係ねえ展示だよ!
とまあ、鉄道模型を見終えたら、あとはSL関係ねえ展示のオンパレード。
ちょいと気にいったのをご紹介していきましょう。

▲受付の脇に置かれた大量のバッテリー。使えないのには「ダメ」と書かれている。

▲「開運ありがたい手」だそうです。ゴルフ上達が祈願されていた。

▲木製のパズルがやれるコーナー。公民館のプレイルームって雰囲気がGOOD!

▲昔のリカちゃんが飾られてた。足元に新幹線をしつらえ、SLランドとしての体裁を無理やり保っている。
●3階は「トレジャーハンティングゾーン」だよ!宝物を探そう!

▲壁の穴をのぞくと”電車が走っている動画”を見れるぞ!
3階は丸々「トレジャーハンティングゾーン」となっている。
宝物を探すコーナーらしい。
「いま流行りの謎解きものかな?難しいかな?」なんて思ったが、ご安心いただきたい。
まったく頭を使う余地がない。
上記写真は、壁の穴をのぞくだけで良し。電車が走っている動画を見られるぞ。
「だからどうした」という気持ちを体感しよう!

▲つり橋
お次は、つり橋だ。
6歩も歩けば向こう岸に到着。
体力に自信のない君でもクリアーできるぞ!

▲ひとやすみスペース
宝探しの冒険に疲れたら、ひとやすみ。
電車の座席を模したスペースで、車窓を眺めよう。

▲ゴール
ゴールで僕らを出迎えてくれる、頭蓋骨が異常に発達した男。
「宝もの、見つかってないよ」だって?
ノンノン。
頭蓋骨異常発達男の上にある説明文を読んでごらん。
「ハラハラドキドキの体験、友情、思い出…きみの中にあるものが宝なんだよ」だって。
はい。
●「開運列車ギャラリー」には仏像とツボが置かれてるぞ!

▲開運列車ギャラリー
「開運列車ギャラリー」と名づけられた間には、仏像とツボが展示されている。
「列車ギャラリー」と言っておきながら、ここまで潔く電車を無視できる根性に、拍手を送りたい。

▲福禄寿や観音像がずらっと並んでいる
●お土産コーナーにはまねき猫が売られているよ!8万円だよ!

お土産コーナーに売られているのは、巨大なまねき猫。
78750円と、恐ろしくイカついお値段だ。
●ナイスな掲示物もたくさんあるぞ!

見逃しちゃあいけないのが、館内のいたるところに貼られてる、ナイスな掲示物たち。
たとえば、これ。
当店オリジナル、テレカ。
と不要な句点、読点が1つ入っているのがポイントだ。

通路に設置されたゴミ箱には「おむつを入れないください!」という注意書きが。
いったい、どんな客層が来るのだろうか。

階段には、こんな注意書き。
「ミステリー階段
足元にご注意ください。
なぜかつまずいたり、滑ったりいたします。」
だとか。
うーん、ミステリー。
●2回鳴らすと不幸になる鐘に気をつけろ!

館内を堪能したら、いったん外へ出て、「KIDSプレイルーム」へ。
列車を改造したコーナーだ。

プレイルームとは言っても、基本的にがらんどう。
一室だけボールが置かれている部屋があったので、子供づれの場合は、そこで遊ぶのが良いだろう。

▲「那須の幸せカリオン」と名づけられたベル
列車の先端には「那須の幸せカリオン」と名づけらたベルがある。
ひもを引っ張ると、カランカランと綺麗な音色が鳴る。
・
・
・

ただし、この鐘、注意が必要。
1つ鳴らせば幸せになれるが、2つ以上鳴らせば、たちまち不幸になるという劇物なのだ。
僕は4回鳴らしてしまったので、地獄行きだろう。
●「那須ドーム」ではてな体験をしよう!

▲30分に1度上映する那須ドーム

▲はてな体験が出来るそうだ。
那須ドームは、体感型シアターだ。
内部に入るとスクリーンがあって、映像が映し出される仕組み。
映像とは無関係に、椅子がドドドドドと小刻みな振動を続けている。

まず始まったのが「宇宙のトラック野郎」ってタイトルの短編アニメ。
馴染みのないキャラクターたちが、5分ほどドタバタコメディーを演じてくれる。

アニメが終わるやいなや、突然流れるジェットコースターの映像。
あまりの急変に、頭が追いつかないでいると…
・
・
・

場面は、レーシング場へと強制移動。
まるで意味が分からない。
「なんだこれは!」と岡本太郎状態になっていると
・
・
・

問答無用で、列車の風景に変わる。
最後は、列車が壁に激突して、終了。
”狂人が作ったMAD動画”を無理やり見せられている感じだ。
まさに「ハテナ体験」であった。
●「列車の散策道」は、単なる小汚い小道だよ!

▲散策道
ハテナ体験で疲れた頭は「列車の散策道」でリフレッシュしよう。

施設裏の小汚い小道を歩くことができるぞ!
●展示館経営のアドバイスもしているぞ!

どうでしたか。
素晴らしいアミューズメント施設でしたね。
このような展示館を経営されたいという方も、もちろんいるでしょう。
そんな方に朗報。
なんと、こちらのSLランド、展示館経営のノウハウをアドバイスしている。
日本中に”このような展示館”がたくさん生まれるといいな。
■「SLランド」の情報■
オススメ度 | ★★★★☆ |
アクセス | 東北道「那須IC」から車で5分 |
住所 | 栃木県那須郡那須町高久乙24-2 |
電話番号 | 0287-63-4005 |
営業時間 | 9:00~18:00 |
定休日 | 特に無し |
予算 | 大人1000円 |
関連サイト | 公式サイト |
ドライブにいい距離なので今度の休みに嫁か友人といって来ます!ディズニーランドの100倍好きだなぁ、こういう場所(照)