『国立国会図書館 食堂』 オススメ度:★★☆☆☆

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国会図書館のなかにある食堂。

なにがウリって国会丼ですよ、国会丼。
牛丼とカレーライスをかけあわせた丼飯で、意外にも深い意味がこめられてるんです。 


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▲国会図書館。お目当ては6Fの食堂だ。

国会図書館は、国会議事堂のすぐ横にある。
国会議事堂前駅から歩いて行ったから、んまあ、警備のポリスマンだらけね。
なにか悪事を働くわけじゃないのに、警察の前でカメラいじくってると、妙に胸がドキドキするのは生まれながらの原罪ゆえでしょうか。

国会図書館に入るには、入館手続きが必要。
免許証見せて、個人情報書いて、40分ぐらい待って、ようやく入館カードを手にした。
これで資料を読むことが出来るってわけ。まあ、飯食いに来ただけで、本には用がねえんだけど。





■カレーは民主党、牛丼は自民党を意味しているぞ!

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▲国会丼 500円



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図書にはわき目もふらず、一目散に6階食堂へ。利用者や職員が黙々と食事をしている、地味なカラーリングの食堂だ。 
注文したのはもちろん”国会丼”だ!
牛丼とカレーが半々の丼飯で、真ん中に温泉タマゴが乗っかっている。 
「はー?これのどこが国会なわけ?」と、さぞかし不思議なことでしょう。
ではでは、解説いたしましょう。

まず、牛丼部分。
もはや国民食とも言えるほど、親しまれている牛丼は”強さはあるが、いたって普通な自民党”を意味している。
お次、カレー部分。
かなり甘口に調理されているカレーは”もっと辛みが欲しい民主党”を意味している。
カレーと牛丼のアンバランスな取り合わせは”ねじれ国会”をイメージしてるんだとか。
国会のお膝元にして、意外とシニカルなメッセージが含まれてるんだな。

んでもって、温泉卵は国民をあらわしている。
牛丼とカレーだけで食べればお互いに主張し、味が反発しあうが、卵を加えることでまろやかになる。
「国民の意見を取り入れて、自民党と民主党の良い部分を引き出して」って意味なんだってさ。
「国民の意見を反映して大盛でも500円」というキャッチフレーズのもと、大盛り無料サービスも行っている。セーメッセージ盛り込むねー。脚本のよくできた大作映画並みに盛り込むねー。

食べてみると、まあ、お値段なりのお味。
カレーも牛丼も、全体的にけっこう甘く味付けされていた。 
政権交代をモチーフにした”新国会丼”なるメニューもあったから、今度はそれ頼んでみよう。







「国立国会図書館 食堂」の情報
オススメ度  ★★☆☆☆ 
アクセス  東京メトロ「永田町駅」から徒歩5分 
住所  東京都千代田区永田町1-10-1 国立国会図書館東京本館 6F
電話番号  03-3581-2331 
営業時間  11:30~18:00(平日)、11:30~15:00(土)
定休日  日曜、祝日 
予算  国会丼500円 
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