秋葉原のアートスペース「3331」にある”はんだづけカフェ”で、金属探知機を作ってきた。
はんだづけなんて中学の技術でやって以来だから懐かしかったなあ。
廃校を再利用したアートスペース「3331」に、はんだづけカフェは入っている。秋葉原駅からだと徒歩12分ぐらいかな。
一階ギャラリースペースでは期間ごとに企画展が行われてるし、カフェスペースでは色んなワークショップが開催されてるから、けっこう楽しい空間なんだな。なにかにつけて、ちょくちょく行く。
はんだづけカフェは、「3331」の3階だよ。
カフェと言っても、飲み物、食い物を提供してるわけじゃない。ご覧の通り、椅子とテーブルがあるだけの作業場所なんだな。
持ち込み自由だから、あらかじめ自分でお茶なりコーヒーなりを用意していこう。
入場料は無料で、出入りも自由なフリースペース。
どれぐらいフリーかと言うと、なんと、「別にはんだづけをしなくたって良い」というぐらいフリーなのだ。
実際、ノーパソでなんかの作業をしてるビジネスマンが何人かいた。
初利用の場合は、会員証に氏名を書けば、スタッフさんがカードを作ってくれるよ。
▲はんだ 500円
”はんだ”は特製ガチャポンにて500円で買える。
▲12種類のはんだが入ってる
素人目には、なにがどう違うんだかさっぱり分からないが、12種類のはんだが入っている。
ちょっとした電化製品作る分にゃあ、どれ使っても問題ないみたい。
3人で行ったんだけど、1カプセルで充分足りた。
▲無料で借りれるはんだごて
はんだごてやペンチなどの工具は、無料で借りられる。
使い方が分かんない場合は、スタッフさんが教えてくれるよ。
▲ピカピカどうぶつバッジ制作キット 500円
はんづけカフェで販売している制作キットは、こちらの「どうぶつバッジ」ぐらい。
チョチョッと数箇所はんだづけすれば完成するお気軽な一品。
僕らの後からやってきたカップルは、こいつを買って、ほんの5分で完成させていた。
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▲金属探知機セット 980円
「せっかくはんだづけするんなら、特別なものを作りたいな」というわけで、『金属探知機制作キット』を買っていった。
「秋葉原ならどこにでも作れるもん売ってるだろ」と舐めてたが、ど素人がはんだづけ出来るものなんて、そうそうなくて、あっちこっちの電気屋を1時間以上探しまわってしまった。
秋葉原でキットを買うんなら、中央通りから1本路地入ったとこにある『千石電商』ってお店がオススメ。
100種類以上の「制作キット」が売ってて、よりどりみどりだから。
まずは、抵抗やらコンデンサーやらの細かいパーツを、説明書どおりに差し込んでいく。
すんげえ小さい部品なんだけど、向きの指定もあって、正しく差し込まなきゃ動かないのだ。
神経使うわ。
間違いを犯さぬよう、集中して基盤を組み立てていく。
一通り、パーツを差し込んだら、いよいよはんだづけ。
ちんちんに熱されたはんだごてで、はんだを溶かし、基盤の裏側を固めていく。
▲50%ほどはんだづけ完了した。
ほんでもって、余計な部分はニッパでちょん切ってしまう。
慣れない作業で、はじめは手こずるが、だんだんスッススッスとくっつけられて、気持ち良くなってくる。
はんだ特有の金属臭も、学生時代を思い出して、懐かしい。
わき目もふらず、大変な集中力ではんだづけを進めていく。
金属探知機、完成!
構造剥き出しの原始的フォルムがイケてるじゃないか。
作業時間は約40分。意外とスムーズに出来た。
スイッチを入れると
ぴーーーーーー
っと甲高い音が鳴り響く。
そして、金属をセンサー部分に近づけると
ぴー、ぴよぴよぴよぴよ
と、なんとも頼りない音へと変化するのだ。
さっそく利用してみよう。
「おら、てめえ、金出せや」
「ひー、お金なんて一銭も持ってごじゃりません」
「あん?だったら、探知すっぞ、てめえ」
ぴーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ぴーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ぴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ぴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ぴー、ぴよぴよぴよぴよ
お尻のポケットに入れた100円玉に、センサー部分をぎゅうぎゅう押しつけると「ぴ~、ぴよぴよぴよ」と鳴き声が変化。
見事、カツアゲに成功した。
あらかじめ金属の位置が分かっている場合にもってこいの逸品だ。
■「はんだづけカフェ」の情報■
オススメ度 | ★★★★☆ |
アクセス | JR「秋葉原駅」から徒歩12分 |
住所 | 東京都千代田区外神田6丁目11-14 |
電話番号 | - |
営業時間 | 平日18:00~20:30、土日祝13:00~18:00 |
定休日 | 不定休(公式サイトにて確認要) |
予算 | 無料 |
関連サイト | 公式サイト |