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千葉県の山の中にある、木彫りグマのミュージアム。
いや、ミュージアムというか、斜面。草深い斜面に、朽ち果てかけたクマたちが100頭以上隠れ潜んでいるのだ。 
 

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千葉県長生郡の山の中にある。最寄の「茂原駅」からも相当距離あるからね、車じゃないと来れないね。
このだだっぴろい草原がミュージアムの目の前の光景なんだから、どんな場所にあるのか推してしるべし。
隣にはバンガローが併設されてて、幸せそうなファミリーが数組いた。



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▲ミュージアム入り口

オープンは2004年。当時はイキイキ輝いていたクマちゃんたちも、風雨に晒され、朽ち果てかけ、良い塩梅に仕上がってきている。
無人の施設なので、入場料200円は自主的に受付BOXへ入れよう。



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駐車場の在りかを指し示すのもクマ。顔面がハゲて、寂しげな顔つきだ。
駐車スペースにはアルファベットが振られているのだが、A・B・Cの後がなぜかいきなりK・Mであった。あ、クマの略か?



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▲謎の球体のうえに、多数のクマがいる






●斜面に木彫りグマがわんさかいるぞ

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左に行けば『ミュージアム』、右に行けば『小野塚』だ。
「誰だ、小野塚」とお思いだろうが、クマの木彫りを作ったアーティスト本人である。迷わず左へ。



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ミュージアムへの入り口は、クマ型に切り抜かれているぞ。



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脇を守るクマの視線に注目。
どこ、見てんだ。



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門をくぐると、そこはたんなる草深い斜面。ミュージアムと言っても、がっつり屋外だ。
斜面のあちこちに木彫りのクマが置かれている。その数、なんと120体以上。
丸太をチェーンソーで削って、作り上げているそうだ。

では、いくつかお気に入りのクマをご紹介しよう。



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▲丸太を運ぶクマ



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▲風呂に浸かるクマ



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▲おそうじをするクマ



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▲顔面の削げ落ちた子を抱く親グマ



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▲完全に目がイッちゃってるクマ



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▲ログハウスを作るクマたち



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▲「家族が社会の最小単位」というスローガンの横で倒れるクマ。家庭崩壊している。



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▲「どんな大人も昔はみんな子どもだったのに…」というスローガンの子グマ。殺気のこもった表情。



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▲クマのお茶会





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▲裏千家ならぬ横千家で、腕からはキノコが生えている。



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▲どこ、見てんだ、お前。



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▲だから、どこ見てんだ。



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▲たのむ、こっちをむいてくれ。



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▲クマ地蔵





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クマ地蔵の横には『見てござる』というポエムが添えられている。
バランスを誤ったようで、最後の2行では、何事もないように「みてごる」と書いている。



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▲クマ小屋。ここ数ヶ月、誰も入ってないのだろうか、くもの巣だらけであった。





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中はこんな感じで、クマのぬいぐるみやテディーベアがぎっしり詰め込まれていた。


▲これもチェーンソーで作ったんだって。いるんですねえ、チェーンソーで熊作る人って。







「熊の森ミュージアム」の情報
オススメ度  ★★★☆☆ 
アクセス  JR「茂原駅」から車15分ぐらい 
住所  千葉県長生郡長柄町針ヶ谷1589-11
電話番号  0475-35-5086 
営業時間  日の出から日没まで(無人なので)
定休日  なし 
予算  大人200円 
関連サイト  公式サイト