
巷にはびこる観光ガイドは人間目線のものばかり。
だがしかし、町を歩くのは人間ばかりではない。犬だって歩く。
というわけで、今回は”犬目線”で両国駅をガイドしてみた。
「東京ウォーカー」「散歩の達人」「ぴあ」などなど、観光ガイドは数多く発売されている。
最近はガイド本も細分化が進み、萌えに特化してみたり、山歩きに特化してみたりと多種多様だ。
読み手にとってはありがたい状況なのだが、しかし、まだ問題点も残っている。
どれもこれも人間目線なのだ。
町を歩くのは、なにも人間ばかりではない。犬も歩くのだ。
というわけで、今回は、犬目線で両国駅をガイドしようと思う。
さっそく、各観光スポットに感想をつけてくれる犬をお呼びしよう。

彼がナビゲーターだ。
では、犬目線の観光ガイドをスタートしよう。
●犬目線で両国駅をガイドする


訳:感想なし


訳:感想なし


訳:感想なし


訳:ひっかけやすそうな棒だワン!


訳:感想なし


訳:ひっかけどころが多そうだワン!


訳:感想なし


訳:感想なし


訳:ひっかけごたえのありそうな岩だワン!
ひっかけたあとに土を蹴るのもふくめて、パッケージで楽しめそうワン!


訳:…え?


訳:そんな…まさか…


訳:なんや、この棒!辛抱たまらへん!
ひっかけたい!
ワイは今すぐにでも、ひっかけたい心持ちや!


訳:せやから、なんやねん、この棒!ひっかけるためだけに存在してると言っても過言では無い棒具合やわ!辛抱たまらへん!ワイの中に眠る犬としての本能が爆発しそうや!これ以上眺めとったら、オカシなってまう!室内犬としてのタガ、完全に外れてまう!ワイの内側には、シーズ犬ながらも恐るべき野生が秘められとった!毒やわ!この棒は毒やわ!


訳:な、なんや、オカシな奴きよった!これはワイのや!ワイがこれからマーキングする棒や!あっち行け!シッ、シッ!


訳:あかん、ワイにはこの棒、手に負えん!退散や!ほんま、両国はおっそろしい場所やで。