ブック・オブ・エイリアン (ShoPro books)

新コーナー『歌う映画評論』でございます。第1回はエイリアン。
MYSPACEで見つけたダイヤの原石「じゅんぺい」が、エイリアンの感想を詩情豊かに歌いあげます。 
 

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当サイト『東京別視点ガイド』は、いったい何を目指しているのか。
それはもう断然、東京ウォーカーのパロディーである。

とすれば、どうしても掲載しなければいけないコンテンツがある。
映画紹介のコーナーだ。東京ウォーカーにおいて映画情報は欠かせぬ存在だからだ。

そこで今回はじめたのが新コーナー「歌う映画評論」。
歌い手は、一般人じゅんぺい
彼は、シンガーソングライターでもなければ、ミュージシャンでもない。さらに映画に詳しいわけでもない。労働者。圧倒的に労働者なのだ。
Myspaceにたった1曲だけ自作の歌をアップしていたのを私が発見し、無理に頼んで歌を作ってもらったのだ。そういうコーナーなのだ。
記念すべき第1回は『エイリアン』を見て、その感想を詩情豊かに歌い上げてもらった。


【ストーリー】
2087年。資源を積んで地球に帰還するノストロモ号は、とある惑星で正体不明の地球外生命体に遭遇。
乗組員の体内に寄生したエイリアンはその腹を食い破って逃走。
船内で次々とエイリアンの餌食になっていく仲間たち。
最後に残された女性乗組員のリプリーは正体不明の生命体を相手に一人闘うことに……。

 【キャスト&スタッフ】
ダラス…トム・スケリット
リプリー…シガーニー・ウィーバー
ランバート…ベロニカ・カートライト
ブレット…ハリー・ディーン・スタントン

監督:リドリー・スコット
製作:ゴードン・キャロル/デイビッド・ガイラー/ウォルター・ヒル
脚本:ダン・オバノン
エイリアン・デザイン:H.R.ギーガー

「キネマ旬報」データベースより


では、聴いていただこう。
エイリアンの歌。




エイリアンの悲哀を見事に歌い上げてくれた。
週末は「エイリアン」を観て過ごしてはいかがだろうか?




【「エイリアンの歌」歌詞】

エイリアン 本当はただ寂しかっただけじゃないのか
いきなり聞いた事もねえ脇役の顔にすがりつくくらいに

エイリアン 誰もお前と心で触れ合おうとはしなかった
あの船のあの惨劇はちょっとした心のズレで起きた事なんだ

エイリアン お前の故郷の美しいところを紹介して欲しかった
お前にもきっと夢があったはず それが語られることもなかった

エイリアン 冷たい船の床をずっと裸足で歩いてた
成長が早すぎて 靴のサイズも決められなかった

エイリアン 誰ともつながれずに宇宙へと放り出された
流れ星を見るたびに お前のことを思い出す

宇宙では 誰の悲鳴も聞こえないけれど 
お前の心の叫びは きっと地球でも誰にも聞こえない