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高田馬場にあるミャンマー料理屋では、カリッと揚げた”竹蟲”が食べられるよ。
見た目はなかなかのインパクトだが、 甘くてイケる。オカズというより、スイーツに位置づけたいような逸品であった。
 

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▲ミャンマー料理専門店「ノングインレイ」

高田馬場駅の早稲田口を降りて、すぐ目の前の雑居ビルに入っております。歩いて1分もかからない。
都内でも珍しいミャンマー料理専門店で、よそじゃあお目にかかれないメニューがずらっと並んでいる。スタッフさんが現地の人だからか、お客さんにもミャンマーの方がかなり多い様子。コミュニティー機能もはたしているようだ。テーブル席がたくさん用意されてるので、お一人さまでも気兼ねなく入れるよ。




ミャンマー料理を堪能しよう

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▲シャンそば


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まずは主食のシャンそば。ランチタイムだと800円でデザートや副菜やライスがついてくるから、これだけでお腹一杯になれる。
東南アジアの麺類でよく見かける柔らかい米麺。スープのベースは鶏がらで、ピーナッツやゴマが配合されている。日本のラーメンとはまるで味のベクトルが違う、さっぱりと甘い料理なのだ。




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▲鯉の熟れ寿司 800円

壁にかかっていた特別メニュー「鯉の熟れ寿司」もあわせて注文。鯉を食べれるお店自体がそれほど多くないうえに、”熟れ寿司(なれずし)”って言うだから珍しい。 日本だと、滋賀県の「フナのなれ寿司」が有名だよね。
運ばれてきたのは、日本の熟れ寿司とはまるで異なるもの。そもそも寿司という名称ながら米が無い。魚のソテーって感じ。



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熟れ寿司ということなので、鯉をいったん発酵させてから、焼いた料理だそうだ。
コイ自体ちょっと臭いの強い魚だし、さらに発酵してるしで、わりと臭いに主張がある。発酵食品特有のツンと鼻をつくアンモニア臭がするんだな。
臭いを緩和させるためなのか、味つけがとにかく強い。ムチャクチャしょっぱいうえに、トウガラシでピリ辛でもあるシロモノなので、単品で食べるというより、お酒のつまみとしてチビチビつまむのが正解なのかも。




●さーて、本題!「竹蟲」でございます!

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▲竹蟲 900円

虫っ!




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一分の隙もない堂々たる虫っ!




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さーて、本題の竹蟲でございます。体にプツプツと等間隔で黒い斑点があり、足の突起、頭部の丸っこい奴もそのまんまの形でカラッと揚げられている。虫嫌いなら鳥肌もののビジュアルですな。

肝心の味なんだけど、こういう芋虫系に付き物の土臭さがほとんどしない。その名の通り、竹の中で暮らしてる虫だからなのかな。かなり食べやすい。
濃厚な動物性の甘みがあって、あえて何に近いかって言えば、チーズ。カリカリの食感もあいまって、チーズせんべいにけっこう似てる味わいだ。
セミや蚕やミールワームやカブトムシなどなど色んな虫を食べてきたけど、これ、かなり旨いほうだよ。いける、いける。虫ビギナーでも食べやすいから、ぜひ挑戦してみて欲しい。







「ノングインレイ」の情報
オススメ度  ★★★☆☆ 
アクセス  JR「高田馬場駅」から徒歩1分 
住所  東京都新宿区高田馬場2-19-7 タックイレブンビル 1F
電話番号  03-5273-5774 
営業時間  11:30~23:30(L.O.23:00)
定休日  年中無休 
予算  竹蟲900円 
関連サイト  食べログ