千葉県の右っぱし、犬吠崎にある『犬吠崎マリンパーク』に行ってきた。
水族館でありながら、恐竜への執着心が並じゃあないのだ。
銚子駅からさらに銚子電鉄に乗り換え15分。関東最東端の岬、犬吠崎にある。すぐ横っちょには世界灯台100選に選出された犬吠崎灯台があるよ。
”美しい魚たちの水族館”と書かれたタニシみたいな建造物がそれだ。枯れた味わいで美味しそうな建物じゃあないか。
「こりゃあ、期待が高まるぜ」と表にまわると…。
いきなり本腰いれた恐竜オブジェ。
こっち、みんな。入園せんとする客たちを鋭いまなざしで威嚇している。
なんらかの”入り口”であるのは確かなようなので、入らせていただく。
●最初にあらわれる魚は…
1F・2Fが魚の展示スペース。テーマごとにいくつかのゾーンに分かれている。
上記写真は入り口をくぐって、最初の部屋だ。
どれどれ、どんな「美しい魚たち」がいるのかなー。
、
ん?
あれあれあれ?
こ、これは?
…ピ、ピ、ピ、ピピピピピ、ピラニアじゃん!
アマゾン川流域に住む肉食淡水魚じゃん!!
こういう地方の水族館って、「犬吠崎近海に住む魚」とかそういう穏やかな展示から入るのが一般的なのに。一発目の魚がピラニアって攻めるなあ。
気を取り直して、2階へと足を進めると…
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また、恐竜ぅ!!
巨大な首長竜がタッチプールを覗きこんでいる。美しい魚たちはいったいどこに。
ところでこのタッチプール、ヒトデやナマコなど定番魚類にくわえ、なんとサメも触れるのだ。
ドチザメという種類でおとなしく、人を襲うことがないそうだ。
素手で体に触れているのに抵抗する様子はゼロ。こんな警戒心なくて野性で生きていけてるんだろうか。
ジャリジャリした感触でおろし金みたい。まさに「サメ肌」って感じ。語源になるだけはある。
●ハンドメイド感あふれる飾りつけにも注目だ
▲チンアナゴ
ピラニアの洗礼こそあったものの、その他の展示は、おさえるとこはおさえましたという感じで普通に楽しめるし、「犬吠崎のお魚エリア」もあった。
ところどころにハンドメイド感溢れるかわいいオブジェが飾られているので、要注目だ。天井からはにっこり笑ったチンアナゴが吊るされているよ。
▲なにかの袋で作った異様に頭の長いペンギン
ペンギンの水槽には、なにかの袋で作った異常なほど頭の長いペンギンちゃんが立っていた。
カワイイんだけど、恐竜オブジェとの力の入り方が違いすぎないだろうか。
来園した生徒の感想が飾るコーナーには、こんな一枚が。「おもしろエピソード欄」が胸キュンすぎるだろ。
●イルカショーはディズニーのウォータープログラム顔負け!めちゃくちゃ水浸し!
ぐるりと見てまわっていたら、ちょうどイルカショーの時間。1日数回やっている。お客さんは小さな子ども連ればかりで8組ぐらいいたかな。
ショーの内容は、水槽のなかでイルカが飛んだり跳ねたりする一般的なもの。なんだけど大型水族館とは違って席数がそれほど多くないから、どの席にいたって、遠慮なく水しぶきがかかる。かかりまくる。スタッフさんが「水がかかるので気をつけてください」とか忠告を発するんだけど、安全地帯なんてない。ゲリラ豪雨のごとく水が降り注ぎ、みんなでキャーキャー言いながら逃げ回る。ディズニーランドのウォータープログラムみたいな、笑いのたえないピースフルな空間であった。
あまりにも水が飛んでくるので、ショーの最中はカメラを取り出すことができなかった。
唯一撮れた一枚。イルカがおとなしく横たわってる瞬間を捕らえた。
●魚を見終えたら、展望台へ。待ち受けているのは…
▲3階展望ラウンジからは展望できなかった
魚もイルカショーも見終わえ、最後は展望台へ。
3階も「展望ラウンジ」ということなのだが、ガラスが曇って展望できなかったので、屋上展望台へ向かう。
あ
今度はコモドオオトカゲがいた!
あくまで推測なんだけど、ここ作った人、ほんとは水族館より恐竜館やりたかったのでは。
■「犬吠崎マリンパーク」の情報■
オススメ度 | ★★★☆☆ |
アクセス | 銚子電鉄「犬吠駅」から徒歩6分 |
住所 | 千葉県銚子市犬吠埼9575-1 |
電話番号 | 0479-24-0451 |
営業時間 | 9:00~17:00 |
定休日 | なし |
予算 | 大人入場料1260円 |
関連サイト | 公式サイト |