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『茂林寺』は昔話「ぶんぶく茶釜」のモデルとなったお寺である。
陶器のタヌキ、木のタヌキ、大きなタヌキに小さなタヌキ、境内のいたるところにタヌキが溢れかえっているのだ。
 

そもそも、昔ばなし「ぶんぶく茶釜」って?

とある男が、罠にかかったタヌキを助けたら、茶釜になって戻ってきて、半茶釜半ダヌキのミノタウルス状態で芸をし金を稼いだという動物恩返し系のストーリーである。
この話しのルーツは、群馬県館林にある茂林寺。守鶴という僧が”いくら飲んでも茶がなくならない茶釜”をどこからか持ってきたという伝説があるのだ。


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柿沼 美浩,ニヘイ ジュンイチ

永岡書店
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▲これね。



駅にも参道にもタヌキがいる!

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伊勢崎線「茂林寺駅」を降りると、さっそくタヌキが出迎えてくれる。酒瓶抱えて、全裸のくせして、右っ端のタヌキは参議院選挙の投票を促すたすきをかけていた。そんなラフな格好で投票所に入れるのだろうか。



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参道ならぶおみやげ屋さんは、陶器のタヌキで溢れかえっている。ちっこいのは3千円から、でっかいのは数十万円で購入できる。



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よく見れば、みやげ物屋の屋根にも、忍びのごとくタヌキが配されている。




もちろん寺の境内もタヌキだらけ!

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境内に入ると、両脇に大型タヌキがずらっと並んでいる。



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茶釜状態のタヌキもいれば‥



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直立不動のタヌキもいる。どれもこれも右斜め上を眺めているのは、なぜなんだ。



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境内のいたるところに貼られていた、お手洗いを示す案内用紙。
「お手洗いを指す看板」を撮影し、プリントアウトしたものを使うという斬新な案内紙である。




飲んでも飲んでも無くならない、伝説の茶釜もあるよ!

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本堂は300円で拝観できる。
お供えものは分福ケーキで決まりだね。



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宝物庫ではタヌキコレクションを楽しめる。



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タヌキ形状の木に目鼻をつけたもの。めちゃくちゃねじれてたり、無理ないかコレという形のもちょこちょこあった。



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帽子を斜めかぶりしたDJスタイルなタヌキも。孤独な魂をヒップホップで救ってくれるという恩返しだろうか。



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瞳孔が開いた半裸の男が入ってる茶釜。



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本物がいたり。



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ライオンもいたりする。
なかなか見ごたえのあるタヌキコレクションだ。



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最後に待ち受けるのは「飲んでも飲んでもなくならない伝説の茶釜」だ。ほんとにあるんだ。
勝手なイメージでぶんぶく茶釜って金ぴかだと思っていたのだけど、案外と渋い黒色であった。







「茂林寺」の情報
オススメ度  ★★★☆☆ 
アクセス  東武伊勢崎線「茂林寺駅」から徒歩10分 
住所  群馬県館林市堀工町1570
電話番号  0276-72-1514 
営業時間  9:00~16:00 
定休日  木曜不定休 
予算  拝観料300円 
関連サイト  公式サイト