岩手県一ノ関にある郭公屋(かっこうや)は、空飛ぶだんごと銘打たれた「かっこうだんご」が名物。その名のとおり、空を飛び、谷を越え、僕らの手元へやってきた、かっこうだんご君がやってきた、という忍者ハットリくんも真っ青のサービスが受けられるのだ。
岩手県一ノ関にある「厳美渓」。国の天然記念物指定をされてる渓谷で、一ノ関駅からはバスで20分ぐらい、歩いていくのはちとキツイ。噴火によってできた凝灰岩が川に侵食され、ゴツゴツとした奇観を見せる。
人気の観光スポットのようで、平日朝だったけどツアー客がけっこういたよ。
●飛べ!だんご!
厳美渓に居を構える『郭公屋(かっこうや)』さんが今回のお目当て。空飛ぶだんごを売っているのだ。時を経ること100年、21世紀にはまさか団子までもが空を飛ぶとは、さすがのライト兄弟も予期していまい。
大好きな「水曜どうでしょう」でも訪れていたので、昔から行きたかったんだよね、ここ。
かっこう屋から川を挟んで向こう側に、ダンゴ売り場があるのだ。
このゴッツゴツした岩場、右上のほうにある東屋がダンゴ売り場である。
売り場と言っても、1つザルがぶら下がっているだけ。『かっこう屋』とワイヤーでつながっているんだな。
ざるの中に400円を入れ、木板をトンカチでカーンカンと叩くと
向こう側でお店のスタッフがひょこっと顔をだし、するするとかごを引っ張りあげていく。
スルスル
スルスル
またたくまに、かごは店員の手元に。なにやらごそごそと作業をしていると思ってたら…
シャーっ!
シャーっ!
ガタンっ!
すごいスピードでなめらかに滑空してきて、あっという間に到着。ほんの10秒ぐらい。へたすりゃ、本物のかっこうより速いんじゃねえか。
ざるにはダンゴとお水と温かいお茶が入っている。気配りが行き届いてますなあ。
▲かっこうだんご 400円
アンコ・ゴマ・たれの3種類はいってて400円。
よくある球体のだんごじゃなくて、円柱形をしている。カワイイ見ため。
1人で3本はちょっと多いかなーなんて怯んだけど、いやなに、ひとかじりしたら「こんな柔らかい団子、食べたことない!」ってくらいフニフニもっちりしてて、ぺろりと平らげてしまった。大層うまい。
得意の早食いで一瞬のうちに食べてしまったためか、よっぽどヘラペコに見えたのだろう。隣のおばちゃんグループがさらに1本分けてくれた。4本食べてもぜんぜん飽きないお味。面白くて、うまくて、最高じゃないですか。
■「かっこうや」の情報■
オススメ度 | ★★★☆☆ |
アクセス | 東北本線「一ノ関駅」からバス20分 |
住所 | 岩手県一関市厳美町字滝ノ上211 |
電話番号 | 0191-29-2031 |
営業時間 | 9:00~17:00 |
定休日 | なし(ただし冬季休業) |
予算 | だんご400円 |
関連サイト | 食べログ |
今回ブログを見させていただきました。
また、見させていただきます。