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日本三大景勝地、宮城県松島のすぐ近くにある歴史博物館。
パネルや収蔵品を展示するお堅い博物館じゃあなくって、ろう人形で伊達政宗の生涯を辿っていけるのだ。250体以上ある人形たちは、どいつもこいつもいい顔してんだな。



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「松島や ああ松島や 松島や」でおなじみの松島すぐ近くにある。日本を代表する観光スポットと、メジャー級の珍スポットがあわせて堪能できるんだから、松島はお得だね。



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館内は「みちのくの偉人ゾーン」と「伊達政宗の生涯ゾーン」に分かれている。全部で250体以上のロウ人形がいるってんだから、並みのロウ人形館よりにぎやかである。どいつもこいつも良い顔した人形ばかりで、オモシロおかしく東北の歴史・文化を学べるよ。
まずは「みちのくの偉人」たちを見ていこう。




みちのくを代表する偉人ゾーン

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▲棟方志功(左) 太宰治(右)

日本を代表する板画家と小説家は、どちらも青森県出身。楽しそうに彫るなあ、棟方さん。



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▲宮沢賢治

岩手県出身。宮沢賢治ってこんな麒麟の田村に似ていたのかあ。



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▲石川啄木

岩手県出身。背負ってる母、ピンピンしとるじゃないか。表情、凛々しいし。



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▲高橋是清

帽子とチョッキが最高にオシャレ。きゃりーの世界感。



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▲志賀直哉

志賀直哉はなぜか玄関先にいた。



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▲新渡戸稲造

旧5千円の顔とはけっこう違ってる。犬顔。



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▲東海林太郎

髪型の再現度が◎



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▲野口英世

野口英世は殺風景な窓しかない部屋にいた。






伊達政宗の生涯ゾーン

さてさて、お次はおまちかねの「伊達政宗の生涯ゾーン」だ。
独眼竜・伊達政宗の一生をロウ人形で辿っていこうじゃあないか。


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▲母・義姫、正宗を産む

不敵な笑みを浮かべる義姫と、キャイーンのポーズをとっている家来が見どころだ。



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▲虎哉禅師に稽古をつけてもらう政宗

家来たち、すごい形相で見てるな。



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▲連歌を披露する政宗(左)


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おいおい、家来たち、ツマンネーって顔しすぎ。そんな露骨な表情してたら首ハネられるぞ。



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▲政宗、13歳で結婚する

花嫁は当時11歳。石野真子に似ている。



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▲人取橋の戦いで、父の仇をとる



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▲秀吉と戦うか、それとも臣従するかの会議

いい顔したおっちゃんばかり。古田新太やマギー司郎みたいな人もいるよ。



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▲結局、秀吉に臣従することにした

グズグズしてたら秀吉、激おこプンプン丸。死の覚悟を決め、白装束を着こんで、秀吉のもとに行く。ナイスなアイデア。意気込みを買って、秀吉、許す。



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▲政宗の地元で一揆が起き、秀吉の代官やられる。裏で糸ひいてるんじゃないかと疑われる。

一揆の首謀者じゃないかと疑われて、秀吉プンプン丸。政宗、大ピンチ。
白装束で秀吉のもとへ。って、またか。


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下手すりゃ政宗が首ハネられるってのに、付き従ってる家来たち、なんかちょっと微笑んでる。
結果的に秀吉、許してくれた。秀吉と政宗はあまりソリが合わなかったみたいね。



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▲家臣・支倉常長らをローマに派遣する

いきなり世界感変わりすぎ。秀吉が亡くなり、徳川の治世に。家臣をローマに派遣した。



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▲大阪の陣で豊臣方を撃破する

大阪の陣で、大阪城を落とす。相性こそ良くなかったが、豊臣家の最期に涙したという。

ってな感じ。
ロウ人形はかなりハイクオリティー。珍スポとしても楽しいし、歴史館として学びがある。松島行くならオススメでっせ。







「伊達政宗歴史館」の情報
オススメ度  ★★★☆☆ 
アクセス  仙石線「松島海岸駅」から徒歩10分 
住所  宮城県宮城郡松島町松島字普賢堂13-13
電話番号  022-354-4131 
営業時間  8:30~17:00(12月21日~3月20日は9:00~16:30)
定休日  なし 
予算  大人1000円 
関連サイト  公式サイト