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宮城県栗原市にある廃鉱山をつかったテーマパーク。日本中に鉱山テーマパークは数あれど、ブッ飛び方じゃあ群を抜いてる。たんなる鉱山の歴史をたどるだけのスポットじゃあないんだな。超展開が待っている。ザ・珍スポット、珍スポの王道!



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いやー、遠かった。電車とバスで行ったんだけど本来、車で行くとこなんだろうね。
石越駅で降りて、1時間半待って、やってきたバスに乗ってさらに1時間。街道には「細倉マインパーク」の旗が並んでいる。



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▲細倉マインパークの入場門


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三角帽子の陽気な門をくぐって、マインパークに到着。瞳孔が開ききった危ない少年は、マスコットキャラのマイン坊やだよ。平日だったこともあって、客はほかに2組ぐらい。若い母親と小さな女の子ってコンビが、俺のだいぶ後に坑道に入って、猛烈なスピードで抜かして、速攻で鑑賞を終えてたよ。ここのおかしみは子どもにはまだ理解できないだろうからなあ。




いざ、坑道へ!

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これが坑道入り口。全長777mだ。



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ひんやり涼しい坑道をとことこ歩いていると‥



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暗闇でマイン坊やが人さし指おっ立てて待ち構えている。くーっ、なに考えてるか底が知れねえ表情だぜ。敵に回したくねー。



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「ぼくをおしてください」と誰目線だか分からないメッセージが書かれている。よし、君をおそう。
ボタンを押すとマイン坊やが説明をしゃべってくれる親切設定。



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▲点呼をとられる作業員


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▲爆破をする作業員


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▲鉱物を鉱車で運ぶ作業員

ってな具合に人形が設置されていて、ありし日の鉱山の作業風景を再現している。ものによっては動いたり、喋ったりと結構こってるんだな。



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▲エレベーターで現場へ向かう作業員


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「いってまいります」

これでもかってぐらい真顔。



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採掘現場をイラスト化したものなんだけど、完全に「スペランカー」だよね、これ。




新しい生命体「ホソキュリアン」が宇宙創生空間を案内してくれるぞ!

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坑道を3分の1ほど進むと、マイン坊やのかたわらに

宇宙の世界へようこそ。
ふりむいた友だちの顔を見て!
あなたはだぁ~れ・・・宇宙人

とのメッセージが書かれている。
お、おい、マイン坊や、大丈夫か。
瞳孔が開ききってるからまさかとは思ったけど、君、やっぱりなにかイケない薬を‥。



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新しい生命体「ホソキュリアン」が宇宙創生空間を案内してくれるそうだ。
なおホソキュリアンとは

私たちの「愛」を象徴したものであるのです。
そして今、誕生のシーンに出会うのです。

だそうです。
おいおい、雲行きが怪しくなってきたぞ。



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いままでとは雰囲気ががらっと変わって、坑道は紫のライトで怪しく照らされている。



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天井には地球をはじめ惑星のオブジェが。



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さらに歩を進めると‥

な、なにこれ?

ビカビカ光り輝く謎の物体があらわれた。
パンフレットによれば「ホソキュリアン遺伝子受胎空間」だそうだ。



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荘厳なメロディーが流れ、時間とともに色が変わってゆく。
しだいに変化のタイミングが早くなっていき、ドクンドクンという鼓動音が鳴りだした。



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最後はドカーーーンと爆発音がして、受胎装置の中央にあるボールに胎児が浮かびあがる。
ホ、ホソキュリアンの誕生じゃーーーっ!!



大丈夫ですか?皆さん、ついてこれてますか?




古代、神々、そして楽園へ

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めでたく宇宙とホソキュリアンは創生されました。
というわけで、お次は古代ゾーン。もう、モアイがいてもなんら不思議ではない。



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壁には壁画が描かれ、恐竜のオブジェが飾られているのだ。



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さあ、次だ、次だ。
こちらは「太陽・天・火の神」のエリアだそうだ。
いよいよ神さまのご登場だぜ。



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神々は「おまえら、ぜんぜん自然大切にしてない!」とお怒りのご様子。
火山を噴火させてしまったぞ!
大変だー!



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でも、安心して。ホソキュリアンが仲介して、お許しをえたんだ。
小鳥がさえずり、クリスタルが生成される、やすらぎの楽園に僕らは辿りついたんだ。
ああ、ホソキュリアンさま、ありがとう、ありがとう。
ああ。ああ。

君も「細倉マインパーク」でホソキュリアンさまに救済していただこう。







「細倉マインパーク」の情報
オススメ度  ★★★★☆ 
アクセス  東北本線「石越駅」からバス1時間 
住所  宮城県栗原市鶯沢南郷柳沢2-3
電話番号  0228-55-3215 
営業時間  9:30~17:00(3月1日~11月30日)、9:30~16:00(12月1日~2月末)
定休日  火曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始 
予算  大人900円 
関連サイト  公式サイト