秋田県の国道沿いにあらわれる路上販売アイス屋さん、それがババヘラアイス。その名のとおり、婆ちゃんがヘラでアイスを作ってくれるんだな。カラフルなパラソルが目印だ。
秋田名物の食いものといえばあきたこまち、きりたんぽ、そして、ババヘラアイスだろう。
ババヘラアイスとは国道沿いや駅の近くにいる婆ちゃんが、ヘラでアイスクリームを盛ってくれるという露店である。もともとそんな名前で営業してたわけじゃないんだけど、一説によれば、地元の高校生が「ババアがヘラでアイス売ってるから、ババヘラアイスだ!」って呼び出したのが広まったんだとか。
ネットで調べても確実にどこにいるということまで分からず。
とにかく秋田駅周辺をうろついてみることにした。ぐるぐるぐるぐる歩き回ること1時間、やっと見つけたトレードマークのカラフルなパラソル。
▲駅から徒歩5分ほど、大手門の堀にパラソルがあった。
ほっかむりをしたお婆ちゃんに200円を渡し、アイスを作ってもらう。
容器いっぱいに詰まったピンクと白2色のアイスを、丸っこいヘラをつかい、撫でつけるようにコーンへ盛っていく。
内側に白、外側にピンクを重ね‥
じょじょに形をなしていく。
おやおや、これはただのアイスじゃあないぞ。
ジャーン、完成!
そう、ババヘラアイスはバラをかたどった可愛いアイスだったのだ。背後でお堀の蓮が咲いていて、マンガの特殊効果みたいになってるな。
さすがに手馴れていて、この芸術作品をほんの30秒ぐらいで作っちゃうのだ。
「写真いいですかー?」の問いかけに満面の笑みで返してくれた。平日だったこともあり、秋田駅周辺はこのお店だけのオープンだったそうだ。見つかってラッキー。
ここ最近ではババヘラアイスは秋田を飛び出し、カンボジアでも大人気。ほっかむりをした地元住民が、ほっかむりにヘラを使ったババヘラスタイルでアイスを売ってるんだとか。まさかのインターナショナルな展開だ。
「暑いから気をつけて旅してね~」とのお声をかけてもらい、あとに。冷たいアイスに暖かいねぎらい、どっちもいただけた。なんともほんわか良いアイス屋であった。
■「ババヘラアイス」の情報■
オススメ度 | ★★★☆☆ |
アクセス | 秋田県の国道沿いとか駅前とか |
住所 | 秋田県 |
電話番号 | - |
営業時間 | - |
定休日 | - |
予算 | 200円 |
関連サイト | ババヘラアイスのメーカー「児玉冷菓」 |