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日記書かずに何してたのかっていうと、この5日間ずーっと高松にいた。「瀬戸内国際芸術祭2013」で島々を巡ってたのです。ほんとは直島と大島だけ行こうと思ってたのに、ヤベエぐらい楽しくって、5つも島を回ってしまった。ああーっ、危ない、この催しは尋常じゃなく面白すぎて危険!
好きだった展示ベスト5を残しますんで、日記代わりにお読みくださいまし。
 

瀬戸内国際芸術祭。
1日目に大島、2日目に女木島・男木島、3日目休んで、4日目に直島、5日目に豊島と巡った。そんでもって今ようやく高松から離れることができた。5日間で5つの島。当初は大島と直島だけ行く予定だったのに。はぁー、楽しかった。楽しすぎた。「面白すぎる、法律で禁止しろ」状態でございました。絶対また行こ。
島ごとの記事は後日書くとして、とりあえず個人的に『好きだった展示ベスト5』をご紹介しやす。



【好きだった展示ベスト5】
 
●5位 「I LOVE 湯」(直島)

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大竹伸朗氏がデザインした銭湯。ド派手なコラージュ。入場料のとこが「入湯料」と表記されてて、銭湯というテイの展示かと思いきや、マジで銭湯として営業してた。湯船に浸かってるあいだじゅう、謎の音楽が大音量でかかってて、子どもがキョトンととした顔をしていた。

 

●4位 「豊島美術館」(豊島)

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柱をつかってない繭のような建物が豊島美術館。
美術館といっても一般的なアート展示はない。だだっ広い繭のなかにあるのは、水滴だけ。床にぽつんぽつんと水滴が落ちてるだけなのだが、まるで意志をもった生き物みたいにポチャポチャ這って動きまわってるの。入場者は寝転んだり座ったりしながら、その様子をダラダラ眺める。なんか笑っちゃう、変な空間だった。

 

●3位「昭和40年会男木学校」(男木島)

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昭和40年生まれのアーティストが、廃校になった学校の教室をプロデュースしている。コントに出てきそうな設定の教室ばっかりで普通に笑える。部屋中にゴムが張ってある「移動に注意を要する教室」とかボタン押してる間だけミラーボールが回ってイケイケな音楽がかかる「おたのしみ会」とか面白かった。あと会田誠さんが「哲学と美術」という本を読みながら絵を書く公開制作をしてた。間近で見れてラッキー。

 

●2位 「地中美術館のアフラム、ペール・ブルー」(直島)

場所は薄暗い小部屋。壁に鮮やかなブルーの光が当てられてる。どうみてもスクリーンに照らされてる光にしか見えないんだけど、近づくと、なんと広々とした奥行きがある。ひたすら青いだけの空間。で、そんなかに入れる。
2次元のなかに入って行くような、逆貞子経験が面白かった。

 

●1位「南寺」(直島)

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真っ暗な小屋のなかに入れられる。完全なる闇。
と思いきや、じょじょに目が暗さに慣れてくると、前方にぼやぼやぼや~っと煙のように光が見えてくる。しだいに輪郭がはっきりし、四角く形を成す光。10分も経つと、まわりの人や部屋の構造まで見える。見えるまでは存在しなかった(も同然の)光が、見えたとたんに存在する。不思議。

ってね。ほかにも良いのいっぱいあったけど。たいそう素晴らしい5日間でございました。
13年間王座を守り続けましたが、松澤観光地ランキングの王座は「東京ディズニーシー」から「瀬戸内の島々」へと委譲されましたとさ。
めでたしめでたし。


瀬戸内国際芸術祭 2010 作品記録集瀬戸内国際芸術祭 2010 作品記録集
北川フラム,瀬戸内国際芸術祭実行委員会,坂井基樹,佐藤恵美,竹見洋一郎[坂井編集企画事務所],美術出版社編集部,永峰美佳[永峰事務所],合田真子[なおすけオフィス],重野佳園,木下真,アートフロントギャラリー

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