
フェリーで愛媛、大分など大幅にショートカットして、いま、わたしは宮崎駅におります。

2日前の26日の時点では、まだ高知におりました。その日は朝から雨。あまり動きたくなかったけど、心を鬼にして、2連泊した「沢田マンション」を跡にした。
高知駅からバスで桂浜へ。波が不規則で危ないから遊泳禁止らしい。「お~い竜馬」だと打ち上げかなにかで竜馬やら人斬り以蔵やらが桂浜でどんちゃん騒ぎして泳ぐシーンあったような気がするけどなー。

本日のお目当ては『土佐闘犬センター』でございます。桂浜のすぐ横っちゃにあるよ。

なにに驚いたってまずそのデカさ。ブルドックぐらいの大きさかと思ってたんだけど、1m以上あるのね。
試合の様子はネットへのアップは禁止されてる。それもそのはず、想像をはるかに超える激しさなのよ。2匹の巨犬がお互いの首に噛みついて、床だの壁だのに叩きつけまくるんだから。ドシーン!と衝撃音がするぐらい。迫力満点だったなあ。くわしい内容は後日レポで。

日があけて、27日。とにかくひたすら移動しまくった。早朝6時10分の電車に乗りこんで、西へ西へ。四万十を通り過ぎ、12時に高知の港町・宿毛駅に到着した。
昼は駅の売店で「あじ姿寿司」をいただく。すごくない、あじ丸々一匹よ。しかもお値段たったの300円。

宿毛港から宮崎県の佐伯港にショートカットしようって魂胆だ。出港の16時まで本を読んで過ごす。
いま、さりげなく「16時まで本を読んで過ごす」って書いたけど、待ち時間じつに4時間だからね。でも、もう、それぐらいは慣れました。
ブックオフで本買って、読んじゃあ捨て、読んじゃあ捨てしてるわけです。荷物増やしたくないから。
移動時間が長いから、普段読まないようなの読んでみるかと、岡倉天心著『茶の本』とかいうボロボロの本を100円で買ったら、へー、って思うこと書いてあったから、捨てるまえにここに記しておく。
物の真に肝要なところはただ虚にのみ存すると彼は主張した。たとえば室の本質は、屋根と壁に囲まれた空虚なところに見いだすことができるのであって、屋根や壁そのものにない。水さしの役に立つところは水を注ぐことのできる空所にあって、その形状や製品のいかんには存しない。虚はすべてのものを含有するから万能である。虚においてのみ運動が可能となる。
言われてみればホントだー、へー。
とか感心してたらあっという間に乗船時間。

▲2等客室
こういうガッツリしたフェリーってはじめて乗るんだけど、こんな雑魚寝のスタイルなのね。

毛布は100円で借りれる。3時間で着くし、昼間だったけど、乗客はみんな寝転がっていた。

長距離トラックのドライバー専用室なんてあるんだなあ。キョロキョロとドアの窓をのぞいてたら、中から髪を湿らしたおじさんが出てきた。シャワーとか付いてるのかな。

▲ゲームコーナー
「ゲームコーナー」と表記された場所に行ってみると、あるのはパチスロだけ。潔いわ。地方の娯楽という概念を覗き見る想いだ。
佐伯港について、さらにそっから3時間鈍行列車に揺られて宮崎駅に到着。着いたのが23時だったから17時間移動してたって計算ですね。なにも動いちゃないのに疲れ果てて、今日は1日ファミレスでノーパソいじくって終了。
さーて、明日は「高鍋大師」(コメントで情報教えてくれた方ありがとうございます!)と「サンメッセ日南」に行く予定。
週末は、鹿児島からフェリーで沖縄行こうと思ってたんだけど、所要時間が24時間かかるうえに、成田からエアアジアで行ったほうが料金的にも安いのね。沖縄は東京帰ってからにしよ。その代わりに屋久島と種子島に行きますわ。伝来してこよ。
↑虚
高橋ひろ先生の漫画思いだしちゃう。
後日レポ楽しみにしてます。