神奈川・桜ヶ丘駅にある激安の殿堂!「通貨単位が違うのでは?」と訝しくなるほど安い、安すぎる。
焼き鳥1本30円、ラーメン1杯150円、チョコバナナ50円と歴史資料の記述みたいな値付けがズラリだ。
●食べログ漁ってたら、尋常じゃなく安い店があった
「なんかおもしれー店ねえかな」と習慣となっている食べログ漁りをしていたら、桜ヶ丘駅にて『祭り屋』なる店を発見した。開店して1年足らずと新しいお店のためか、レビューは2件しかついてないものの、その内容に驚愕。
・みそラーメン\150-・・・・・・・味 /薄くあっさりとした味噌でした。
・焼鳥/30‐
ここのコスパは凄いよ?量は普通盛なんですよ!!
とのこと。
なんだと?焼き鳥30円だと?ラーメン150円だと?桜ヶ丘って日本?
日本でした。
桜ヶ丘は日本の神奈川でした。
というわけで実際に行ってまいりました。
●屋内に屋台がある!
片瀬江ノ島線「桜ヶ丘駅」から歩いて4分ほど。まわりにこれという観光地があるわけじゃないので、祭り屋のためだけに出向くガッツが必要だ。
えーと、開店してから1年ぐらいだったはずなんだけど、思いのほか外観はレトロポップ。使い込まれたビニールの暖簾と、手書き看板が賑やかに貼られており、お祭りムードを盛りあげている。
軒先には可愛いウサギちゃんが飼われているが、たんなる客寄せ要員ではない。立派な売り物。5000円で販売中だ。
一歩店内に足を踏み入れると、デカデカと屋台が備えつけてある。店の半分が屋台だ。
客席は海の家を彷彿とさせる開放的な作り。テーブルが4つ、カウンター(別名「会議用長机」とも言う)には3人ほど腰掛けられる。
壁ぎわに飾られている水槽は観賞するだけでなく購入も可。200円。
ウサギといい金魚といいココの生き物は大抵買えると認識してOKだ。
窓を華麗に飾りたてるのは、かわいい空気人形の数々である。
もちろんこれらも売り物で商品名はディズニー。200円だ。
屋台に貼りつけられているメニュー表を確認すると、事前情報の通り、べらぼうに安い。
ピザ100円、しょうゆラーメン150円、たぬきうどん100円、フライドポテト50円とオールウェイズ3丁目の夕日も真っ青な価格が羅列されている。
もっとも高価なメニューでさえ「ハンバーグライス280円」である。自分にご褒美をあげたい方はこちらを選ぼう。
「水道水 ご自由に!」だそう。お水は無料サービスだ。
ここまで水道水であることを全面に押し出すお店もまれである。
祭り屋はアルバイトを募集している。これだけメニューは低価格なのに時給は950円とわりと悪くない。店主の思いやりが知れる。
●フルコース6品頼んで540円と爆安!
▲枝豆50円
お昼を食べていなかったので、腹ペコ状態。フルコースと洒落込むことにした。
まず前菜は枝豆。なんとお値段50円。右側の空白部分が気になる方もいるだろうが、これは殻を捨てるためのスペースであり、あえて空けているのである。
▲緑茶 50円
おつぎ、スープはサンガリアの名水緑茶50円だ。
どうしてもお金を浮かせたい人はここを水道水に変えても良いだろう。
▲モモ30円、白もつ30円、ボンジリ50円
肉料理は焼き鳥3本110円。焼きたてを提供してくれる。
なかでもモモと白もつは1本30円と驚愕の値段。水道水をのぞけば、祭り屋での最安商品だ。駄菓子感覚で肉を堪能できる。
▲たこ焼き 180円
肉のおつぎはシーフード。タコの詰まったたこ焼きだ。6個入り180円。
一般的な店と比べればものすごい安いのだが、この流れで紹介すると高く感じるのは祭り屋マジックであろう。
▲焼きそば100円
メインディッシュはしっかり1人前ある焼きそば。お値段はペヤングよりも安い、100円ぽっきり。
▲チョコバナナ 50円
最後はスイーツで締め。チョコバナナは50円と、これまたデフレも行くとこまで行ったかというお値段。
前菜からデザートまでいただいて、わずか540円。
なんだこの店!安すぎるだろ!
■「祭り屋」の情報■
オススメ度 | ★★★☆☆ |
アクセス | 片瀬江ノ島線「桜ヶ丘駅」から徒歩4分 |
住所 | 神奈川県大和市上和田985-4 |
電話番号 | ― |
営業時間 | 12:00~21:00 |
定休日 | 火曜日 |
予算 | 焼きそば100円、ラーメン150円 |
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