
静岡駅で買った「びっくりドラ焼き」なる商品に、びっくりさせられた次第でございます。
アンコの高さ5cm強。いままで培ったドラ焼きパラダイムは、この日、いともたやすく崩れ去りました。

静岡駅の売店にて180円で売られていた、その名も「びっくりどら焼き」。菓匠・泉寿庵が製造している静岡県の名物みやげだそうで焼津や静岡など主要駅で売っている。
北海道産の豆と砂糖を使ってることしか伝えていない、シンプル極まりないパッケージだが、それもそのはず、余計な説明などいらんのです。横にしてみれば、彼のアイデンティティーのすべてが分かる仕組みなのです。
ほんじゃあ、横にしてみましょう。

よいしょ、ほい。
って、太っ!丸っ!

太いし、丸い!
アンコが異常に盛りこまれていて、高さ5cmほど。通常のドラ焼きはアンコが皮に隠れているのが常だが、びっくりドラ焼きの場合は逆。アンコが主、皮は従。サザエさんのオープニング、フルーツから飛び出る磯野家へのオマージュともとれる造形なのだ。こんな異形を突きつけられてビックリしないのは、肝の据わった一流武将(「蒼天航路」の楽進など)か、徳を積んだ僧侶ぐらいのものだろう。

ドラ焼きと言うよりも「米抜きおはぎを皮でつつんだもの」と認識したほうが良さそうだ。
アンコの甘さは控えめでビジュアルから受ける印象よりは食べやすい。が、重度の甘党じゃなきゃこなせないレベルではある。
![]() びっくりするぐらいたっぷりと、こだわりの餡をはさんだ特製のどら焼きです!★びっくりどら焼... |
9個セットが楽天でも売ってたんで食べてみたい方はお取り寄せでどうぞ。
甘党が集まっての談合なんかに持ってったら面白いんじゃないでしょうかね。