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静岡県・焼津には「ギャラリーくすくす」なるパロディ木彫りのギャラリーがある。
パロディ木彫りがなにかって言うと、要するにまあ、ダジャレの木彫りですね。「たまごっ血」「縁の下の力もんちっち」「一寸先はヤギ」などなど力の抜けるゆる~いダジャレを、確かな完成度の木彫り作品に仕上げているのだ。



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静岡・焼津駅からバスで15分ほどいったとこにある「ギャラリーくすくす」。パロディ木彫家・岩崎祐司さんの作品が200点以上展示されてるギャラリーだ。「この距離なら歩きでも大丈夫そうだな」とうっかり徒歩で向かったために1時間もかかってしまったからね。バス使うのが無難ですわ。



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それほど広くはないが、棚にぎっしり作品が並んでいるので、見ごたえは充分。



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そもそもパロディ木彫りってなに?と疑問だろうから、まずはこの作品をご覧いただきたい。
入口でお客さんを出迎えてくれるタイトル「ようこそおにでやす」である。
もはや解説は不要だと思うが「ようこそおいでやす」と「ようこそ鬼でやす」がかかっている。つまりまぁ、パロディ木彫りとはダジャレ要素を含んだ木彫り像のことなのだ。簡単なものなら1週間、複雑なのでも1ヶ月ほどで彫りあげるそうだ。



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ギャラリーの横には自転車屋さんが併設されている。それもそのはず、岩崎さんの本業は自転車屋さん。奥さんいわく「暇だから昼間、店番しながら木彫り作ってるよ」だそうだ。
そもそものきっかけは30年ほど前に趣味ではじめた仏像彫刻。手先が器用ではなっからこのクオリティーの像が彫れたとか。恐るべき才能!



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▲パロディ木彫り記念すべき一作目「そんなバナナ」

「仏さまばっかしでもつまんないなー」と始めたのがパロディー木彫り。記念すべき第一作目はバナナの皮をめくったらとうもろこしが顔をだす「そんなバナナ」
これを皮切りにじゃんじゃんダジャレ作品を彫りまくっているのだ。ほんじゃあ、いくつか作品をご紹介していきましょう。あ、そうそう、新作が飾られてる棚には「高杉新作コーナー」って書かれてました。ほんとダジャレ好きなんだな。




世界よ、これがパロディ木彫りだ!

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▲カバん

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▲赤い靴吐いてた女の子

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▲うしろのションベンだあれ

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▲牛のコックまいり

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▲上を向いてアルコール

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▲目玉出し時計

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▲リョーマの休日

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▲ドクターストリップ

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▲やすら鬼”(やすらぎ)

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▲一寸先はヤギ

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▲田中からぼたもち

驚きすぎだろ、この表情。


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▲キタネーキツネ

ねー、いいでしょー、素晴らしいでしょー。ダジャレのくだらなさと木彫りの完成度の高さのギャップがたまりませんな。ドクターストリップとかトンチが効いてるし。




芸能人シリーズ

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▲もろ刃の剣なお子

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▲エー警備(AKB)

警官の帽子には「栄」と書かれている芸の細かさ。


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▲ベンキですかー

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▲サイはなめられた

ムツさんはなんでも舐めるな。


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▲箱根イモト

ってね。ま、ダジャレなんで特に追加でのコメントはござんせん。
ほんじゃあ、最後に僕のお気に入り6作品をご紹介しましょう。「んだよ、それ!」っておもわず吹き出してしまったもの達っす。



特にお気に入りな6作品

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▲長いものにはマカロニ

なんともいえねえ表情。


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▲円の下のちからモンチッチ

語感の良さ。


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▲ネッシー安く サメ安い

6円と5円って安すぎ。


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▲たまごっ血

シンプル。このシンプル極まりないアイデアをわざわざ木彫りにするという可笑しみ。


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▲木ティーチャー

なるほどと膝を打った。


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▲去る

たまごっ血に引き続き、この古典極まりないアイデアをわざわざ木彫りにする面白さよ。

 





「ギャラリーくすくす」の情報
オススメ度  ★★★★☆ 
アクセス  JR「焼津駅」からバス15分 
住所  静岡県焼津市石津港町32-29
電話番号  054-624-7854
営業時間  10:00~18:00
定休日  日曜日 
予算  なし 
関連サイト  公式サイト