
クドいくらい何度も書いてるけど、あたくし、7月~10月頭までの3ヶ月間「日本一周珍スポ巡りの旅」に出ておりました。期間中に150個以上の珍スポを巡ったんだけどね、せっかくなんで、ジャンル別にランキングつけておきます!
これが、マンガ喫茶に71泊して得た成果でございます。
というわけで、7月~10月頭までの3ヶ月間をかけて断行した「日本一周珍スポ巡りの旅」。
巡りに巡った150個以上の珍スポを、ジャンル別にランキングつけていきまっせ!
これが、マンガ喫茶に71泊して得た成果でございます!とくとご覧あれ。
-------- 珍食部門 --------

『中華料理かえる』(愛知県名古屋市)

さまざまなカエル料理が食える店。かえるを店名にまでしてるんだから、その執着たるやかなりのもの。店長さんいわく「薬膳として精神安定とか精力増強の効果があるから、カエルにこだわってる」のだとか。

牛ガエルを丸1匹使った、かえるラーメンは900円。醤油ベースのラーメンで、カエルは、鶏肉に近い淡白な味わい。
カエル料理はあちこちで食べれるけど、注文したメニュー以外にゴーヤチャンプルをタダでくれたり、イモリの干物を見せてくれたり、店長さんのサービス精神が素晴らしくって。それ含みで楽しいから、3位ランクイン。
(レポ:牛ガエルが丸1匹乗っかった「かえるラーメン」を食べてきた!)

『チャーミングチャーハン』(京都府京都市)

プラス200円を払えば、どんなメニューにもチャーハンがつけられるって店。マーボー丼だの中華丼のといった丼モノにもつけられるし、キムチや焼売といった副菜にもつけられる。
上記写真をご覧いただくと分かるとおり、すべてのメニューに、わざわざ赤文字でチャーハン付きのお値段を記載している。どっか1ヶ所に「すべてのメニューに200円プラスでチャーハン付けられます」って表記すれば済むことなのに、チャーハン付、チャーハン付、チャーハン付と怒涛の羅列ですよ。

驚くべきことに、チャーハンにもチャーハンを付けられるのだ。もう、わけが分からないよ。

左がチャーハンで、右が付属のチャーハン。
同じ!
同じ物!!
珍食部門ながら、たんなるチャーハンが、鬼気迫るチャーハンへの執着心によってランクインだ。
(レポ:チャーハンにチャーハンがついてくる「チャーミングチャーハン」でチャーハン(チャーハン付)を食べてきた)

『輪島朝市のふぐ卵巣』(石川県輪島市)

石川県能登半島でしか製造してない珍味のなかの珍味「ふぐの卵巣のぬか漬け」がやっぱり1位かなー。輪島の朝市で購入した。
猛毒テトロドトキシンを含んでいるふぐの卵巣を2年以上ぬかで漬けて、減毒化したシロモノ。ふぐ加工の免許をもった人しか作っちゃダメで、さらに、販売前には保健所で完成品の検査も行うという厳重体制がしかれてる。しかも、「なぜ、ふぐ毒が極端に減るのか」の科学的理由は、いまだはっきりしてないんだって。もはや魔法グッズの領域だよ。

3年物を50g分だけ買って、焼いて、食った。卵巣だから、かじるとプチッとした食感。で、これが、しょっぱいのなんの!ひたすら極限までしょっぱくしたタラコって感じ。酒の肴には合うのかね。
(レポ:【なぜ毒が消えるかは謎】輪島の朝市で「ふぐの卵巣のぬか漬け」を食べてきた)
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-------- 秘境・離島部門 --------

『坪尻駅』(徳島県三好市)

「車道がなく電車でしか行けない」「まわりに人家がない」「周囲が崖」の条件を満たし、最強ランクの秘境駅としてその筋の人たちから聖地扱いされてる駅。上級者は最終便でやってきて、駅舎で一夜を過ごすっていうんだから。

いったん下車したら、次の電車がくるまで、3~4時間待てなきゃならないというのも秘境度高し。
この駅を日常使いしてるのは、いまやたったの1名なんだって。

ちょっと山道を入ると廃墟もある。
デパート屋上遊園地とか切なげな場所が好きなら、絶対気にいるはず!
(レポ:【これぞ秘境駅】民家も車道も何もない!利用客わずか1名の「坪尻駅」は陸の孤島だった!)

『奥祖谷観光周遊モノレール』(徳島県)

徳島県の大歩危駅から、四国観光バスで終点まで行って、コミュニティーバスへ乗り継いで、菅生っちゅうバス停で降りて、そこからさらに徒歩で20分という、かなりイカツイとこにある。
山のなかをモノレールが張り巡らされてるんだけど、所要時間はなんと脅威の70分!
全長4600m・高低差590m・最大傾斜度40度・最頂標高1380m。観光用モノレールとしてはすべて世界一の記録なのだ。



これだもん、景色。凄すぎ。
わざわざ行く価値、大いにある!
(レポ:所要時間70分!全長4.6km!徳島県の山のなかを突き抜ける「奥祖屋観光周遊モノレール」が凄すぎた!)

『池島』(長崎県長崎市)

長崎県西彼杵半島のすぐ近くにある島。
周囲4km。ぐるっと歩いて1周しても1時間ぐらいの小さな島なんだけど、なにがスゴイってとにかくもー廃墟だらけ。2001年の炭鉱閉山にともなって、最盛期7000人近くいた住人が現在200人。だから100棟ほどあるアパートのほとんどがガラ空きなのだ。

事前予約すれば、炭鉱内も見学できる。


今回は日帰りだったけど、次は泊まりで行ってみたい。真夜中にココを歩いてみたい!
近いうちに、廃墟島として軍艦島を凌ぐ存在になるんじゃないかと睨んでおります。再訪確実。
(レポ:【廃墟だらけの島】ピエリ守山どころの騒ぎじゃない!長崎県の「池島」は廃墟マンションだらけ!)
-------- 大人スポット部門 --------

『謎のパラダイス』(淡路島)

探偵ナイトスクープで取りあげられて以降、日本を代表する珍スポットとしてその名を轟かせる存在。
いやー、笑った、笑った。1人で巡ってたんだけど、我慢できなくて、何度か吹き出したもん!最高すぎ。
えーと、でも、詳しくはこっちのブログで書けません。ド下ネタなんでね。Googleの広告止められちゃうんでね。
(レポ:「大人の東京別視点ガイド」で検索してみてね。)
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-------- 総合ランキング --------

『蕪島ウミネコ繁殖地』(青森県八戸市)

さーて、総合ランキングいきまっせ!
まず、5位は青森県にある蕪島ウミネコ繁殖地。
小さな島に3万匹のウミネコがひしめき合う光景には度肝抜かれた。ミャーミャーミャーミャー、鳴き声もデカいんだ。駐車場にも、歩道にも、ウミネコだらけなんだから。


歩くのも一苦労。

糞をひっかけられないように傘をさして、見学するのね。

もぅ、ヒッチコックの世界だよ。
(レポ:ウミネコ3万匹がひしめきあう「蕪島ウミネコ繁殖地」に行ってきた!フンをひっかけられないよう傘をさすのだ!)

『高鍋大師』(宮崎県児湯郡)

もともと精米業をいとなんでいた岩岡さんが、89歳でお亡くなりになるまでの50年間で、掘り続けた750体もの石像がある。小高い丘一面に列挙された、ヘタウマな石像郡には、とにかく圧巻。
写真右手の観音さまは、じつに高さ7m。75才で作った作品だっていうんだから、恐るべき。



うーん、良いなあ。ゆるくて温かくて、大好きだー。
(レポ:1人の男がひたすら50年間彫りつづけた!「高鍋大師」にはヘタウマな石像が750体あるよ)

『パブレスト百万ドル』(愛知県犬山市)

まず、このヤバげな外観にやられちゃうよね。これでカフェなんですよ。
店名は「パブレスト百万ドル」って言うんだけど‥

店名でもないのに、なぜ「カフェ青い城」と入口に書いているのか??

看板にある「YOUTUBE」の意味とは?

この赤ちゃんは誰?
すべての謎は、下記レポートにて解き明かしております。
んもー、好き、大好き。オーナーさんの人生そのものを表現してるんだから、ここ。
今後、新橋「かがや」に並んで、強烈に猛烈に推していきたいのがこのお店「パブレスト百万ドル」なのです!!マジで最高。
(レポ:怪しげなイラスト、不可解な文字が壁を埋め尽くすカフェ「パブレスト百万ドル」に潜入した)

『城山オレンヂ園』(大阪府富田林市)

手作り系テーマパークの筆頭株。もともとはただのオレンジ園だったんだけど、オーナーが独力で、大阪を代表する一大テーマパークへと変貌させたのだ!
一緒に行った友人いわく「オーナーのタイムラインを歩いているようだ」との発言が飛び出るほど、園内は、オヤジの小言系看板だらけ。

「警告!生水はのむな。ジュースを買ってのもう!」とか

おい、子供、さわるな!!
ゆびをつめるぞ~
とか。
まだまだ面白いつぶやきがごっそりあるんで、気になる方はレポをお読みくださいまし!
(レポ:【ずっとオーナーのターン】手作りテーマパーク「城山オレンヂ園」はオヤジのつぶやきで埋め尽くされている!)

『ヤッホー茶漬け』(石川県金沢市)

1位は随分悩んだんだけど、ここにしよう!!
石川県の金沢駅にあるお茶漬け屋『志な野』だ!!
とても信じられないだろうけど、ここね、経営してる夫婦が「やっほー」しか喋らないの。
マジだから、マジ。
意味が分からないと思うんだけど、マジで「やっほー」しか喋らないの。

これがヤッホー茶漬けね。
ご飯はおかわり自由なんだけど、客が「ヤッホー」って言うと、ご主人が「ヤッホー」って答えて、ご飯をもってきてくれる。すべてのコミュニケーションがヤッホーだけで取られている奇妙奇天烈な謎空間。
いままで、ありとあらゆる珍スポットを巡ってきたけれど、その成り立ちの謎さでいえば、ダントツ1位。ウケ狙いでもなく、自己主張でもない。なにが彼らを突き動かし、ヤッホーヤッホーと言わしめてるのだろう。本当にわけがわからない。だから1位。チャンスがあれば、ぜひ体験して欲しい。
(レポ:【マジでヤッホーだけ】ヤッホーとしか喋らないお茶漬け屋『志な野』に行ってきた。ヤッホー。)