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栃木県の鬼怒川温泉から、細い山道をぐいぐい進むと、獣肉が堪能できる「またぎの里」があるぞ。
猟師でもある店長さんが、仕留めた熊を汁にしてくれるのだ。
 

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温泉街として有名な栃木県鬼怒川から、細い山道へ。
車で30分ほど進むと、人けもまばらな淋しい道沿いに「またぎの里」なるお店が現れるぞ。トタン作りのひさしがシック。



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看板には「熊肉料理」「鹿肉料理」の文字が踊る。
どうやら獣肉を食べさせてくれるお店のようだ。



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窓ガラスには、にっこり微笑むカワイイ熊ちゃんのシールがペタリ。
「三毛別羆事件」「ワンダーフォーゲル部ヒグマ襲撃事件」を知っている僕は、カワイイ擬態になんか騙されないぞ。



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「健康の根源は熊汁にアリ」とまで言われちゃあ、熊汁を飲まないわけにゃあいかんでしょ。




家庭用蛍光灯が大量に吊り下がっている

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店内は色あせたテーブル席が10個ほど置かれただけの簡素な作り。昔ながらの食堂といった雰囲気だ。



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壁にメニュー写真が貼られてるんだけど、その品目が「くま」「しか」「いわな」「かも」と大変ワイルド。



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律儀にもビールのポスターには「大ビン」と注記されているよ。
気をつけて、このサイズは大ビンだからね。



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お土産コーナーには300円の可愛いクマキーホルダーも。騙されないぞ(※「三毛別羆事件」「ワンダーフォーゲル部ヒグマ襲撃事件」参照)




熊汁、熊串、サンショウウオ串を食べたよ

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▲熊汁 600円

12月初旬であったが、栃木の山はすでに積雪する寒さ。
冷えた体を癒すため、まず注文したのが熊汁だ。刻んだ大根とネギがはいった、熱々の味噌汁。豚汁に近い。
「またぎの里」の店長は猟師だから、自分で獲ってきた熊の肉なのだ。うまいこと首筋に2発以上当てなきゃ、倒れないそうだ。



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熊肉の油って、歯ごたえが強くて、かなり甘いのね。獣特有の臭みはほとんど感じない。甘い。



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▲熊串 800円

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熊肉にがぶりとかぶりつきたきゃ、熊串。
肉はプリプリしているけど、硬すぎない。焼き鳥でいえばハツぐらいの感じかな。甘めのタレが絡んで、これまた旨いんだ。



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同行の知人はサンショウウオの丸焼きを注文していた。見た目こそエゲツないけど、淡白な味わいだとか。
すこし前、新宿「朝起」でサンショウウオの丸焼き食べたんだけど、実際、コリコリと鳥の軟骨みたいな歯ごたえだけがあって、タレの味しかしなかったからな~。
温泉ついでにワイルドな気分になりたいときは、この店、オススメですよ。







「またぎの里」の情報
オススメ度:★★★☆☆
アクセス:「川治湯元駅」から車で30分ぐらい
住所:栃木県日光市川俣558
電話番号:0288-96-0353
営業時間:8:00~17:00
定休日:不定休
予算:熊汁600円
関連サイト:食べログ