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秋葉原にある常軌を逸した大盛り店。
なんせ普通盛りのご飯が一升ですから。茶碗20杯分ですから。



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秋葉原の大盛り店といえばこのお店、ごはん処あだち。”だ”が複雑な形してるけど、あだちって読むよ。
定食料理をお昼の時間だと880円、夜だと1000円で提供してくれる。



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店頭にメニュー説明が書かれてるんだけど‥



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ごはんの量、オカシイだろ!
俗に大盛り業界でいうところの、昔話盛りってやつだね。「日本昔ばなし」に出てくるご飯みたいに、茶碗からこんもりはみ出て、山状になってるやつね。
平均で2合。つまりお茶碗4杯分ぐらいなんだって。しかもおかわり自由。



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んもう、とにかくご飯の量が半端じゃなく多い。
目安表を見ると、普通盛りで一升だから!茶碗20杯分だから!普通なのに!
当然ほとんどの人はそんなに食べれないだろうから、「8軽」「10軽」なんかを頼むことになる。「○軽」という独特の呼び名は、「普通サイズの○分の1軽め」を意味する。つまり10軽なら10分の1サイズね。
少ないほうを普通盛りにして、食べきれないようなのを特盛り→特特盛りなんて呼ぶのが一般的なのに、ここは逆転の発想ですな。



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店内はカウンター数席とテーブル席が3つ。常連さんとおぼしき先客が3組いた。
入店するなり店長のおっちゃんが
「お、はじめて?ネット見て来たの?うちは大食いの店だよ!」
と、食い気味に質問を連発。
僕の肩を叩きながら、メニューの写真を見せ
「うち、これぐらいご飯出すよ。いい?知らないで入ってきた客が、たまにビックリして帰っちゃうんだよ。」
「うちはね~、ギャル曽根だって残したんだよ」
「食いすぎるって、よその飯屋を出禁になった奴に飯食わせてやってるんだよ」
とかます、かます。
いかに大盛りであるかを懇切丁寧に解説してくれるのだ。

僕自身は少食なので11軽(普通の11分の1サイズ)にし、一緒に行った大食いの友人いしだは普通サイズを注文しようとしたが
「やめとけ、やめとけ~~、大食い業界でどんだけ実力持ってるか知らないけど、うちじゃあ通用しないから~!」
と、なぜか大食い業界の実力者とみなされたうえで、結局10軽で手をうつことに。足りなければ、どんどんおかわりをしてもらって良いよ、とのことだ。



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▲あだち定食 1000円

で、出てきたのがこちら。
みなさん良いですか、これで10軽ですから。
普通の10分の1サイズで、寿司桶から米がはみでる、昔ばなし盛りですから。



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オカズのほうは、コロッケ・かき揚げ・から揚げといった揚げ物と、その下のほうにもやしサラダや卵料理が詰まっている。
2つの小山を切り崩す、土地開発のような食事であった。
何度か通って、食べられるところを見せていけば、いずれ普通盛りまで辿りつけるのだろうか。どなたか挑戦してみてください!







「あだち」の情報
オススメ度:★★★☆☆
アクセス:JR「秋葉原駅」から徒歩4分
住所:東京都千代田区外神田3-11-6
電話番号:03-3253-3017
営業時間:11:30~15:00、17:00~23:30(月~金)/11:30~15:00(土日)
定休日:基本なし
予算:1000円
関連サイト:食べログ