
宮崎県にあるテーマパーク「サンメッセ日南」には、5mオーバーのモアイ像がぼこんぼこん建っているのだ。
イースター島長老の許可を得て作られたものなんだって。

宮崎県「サンメッセ日南」というアミューズメント施設には、巨大なモアイがぼこんぼこん建っているらしい。
そんな噂を聞きつけて、宮崎駅からバスで1時間弱、日南海岸沿いを走っていると、すっくとモアイ像が屹立している。おった、おった。本当にモアイおったわ。

駐車場の入口にも、頭になんか乗っかった小型モアイが立っており、さっそくのモアイ攻め。


宮崎県ということもあって、園内は南国ムードたっぷり。
特にこれといった遊具があるわけではないんだけど、緑ゆたかな丘に展望台があったり、ブランコがあったりする。散歩して楽しむ自然公園みたいなとこだね。

運営しているのは、一燈園という宗教団体。
「宗教団体がなぜモアイ?」と疑問が浮かぶが、モアイは現地語で「モ=未来」「アイ=生きる」という意味があり、すなわち「未来に生きる」というメッセージを含んでいるのだとか。たんなる渋谷の待ち合わせ場所って認識だったが、意外と主義主張のある存在だったんだね、モアイ。

丘のてっぺんには「地球感謝の鐘」なるモニュメントがあり、キリスト教・ユダヤ教・ヒンドゥー教・イスラム世界連盟などなど錚々たる18教団からのメッセージボードがかかげられているのだ。
●モアイだらけ


ここのモアイ像たちは、イースター島長老から許可をもらって作ったもの。
高さ5.5mとあって、相当デカくて威圧感がある。

どういう道理かわからないが、右から順に上記の効果があるらしい。

近くで見ると、手があることに驚く。

耳もあることに驚く。
案外、人間的な造形だったんだな、モアイ。

7体のモアイ群から離れた、丘の中腹には、縁切りモアイなるものも。
この世のあらゆる苦しみや悪縁を断ち切り、愚かな行いをしないように人々に警告をしているのです。
だそうだ。
1人寂しく海を見つめるモアイ。
どんだけ悲壮に充ちた表情してるのかと、表に回ってみると‥

鼻、でかっ。
縁切りモアイ、存外、英気凛凛とした顔つきであった。

東国原英夫宮崎県知事を模したモアイ像もいるよ。元配偶者は、かとうかず子。
■お土産もモアイ

お土産だってモアイ。
モアイ焼酎を‥

モアイマグカップで呑もう。
●モアイよりもたくさんいる「見る人」

▲ヴォワイアン像
というわけで、ここまでモアイばかりを取り上げてきたのだが、ここサンメッセ日南にはモアイ以上にたくさんいる物がある。それがこのヴォワイアン像だ。日本語に訳すと「見る人」という意味らしいのだが、園内のあっちこっちに、腰かけては、足を組んでいるのだ。

車道のわきにいる。

2体並んでいる。

急斜面にもいる。

崖っぷちにもいる。
モアイを見る我々は、彼らに見られている。
■「サンメッセ日南」の情報■
オススメ度:★★★☆☆
アクセス:宮崎駅からバスで1時間20分「サンメッセ日南」下車
住所:宮崎県日南市大字宮浦2650
電話番号:0987-29-1900
営業時間:9:30~17:00
定休日:第1・3水曜日(8月、祝日を除く)
予算:大人700円
関連サイト:公式サイト