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愛知県犬山に、一度その名を耳にしたら絶対忘れられない寺がある。
その名は「愛万博寺」
愛知万博インド館から譲りうけた仏像があるのだという。



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名古屋駅から名鉄小牧線で30分。片田舎といった静かな駅「羽黒駅」を歩いていると、道路沿いになにやら気になる看板を発見した。



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すぐ近くに「愛万博寺」なる、強烈なネーミングの寺があるらしい。愛知万博のインド館から譲りうけた仏像がおかれてるんだって。
「話を聞いて下さい見て下さい→→」という押しの強さと2つ並んだ矢印、なぜかナスで形作られた「OASIS」の文字、あわせて一本である。



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看板の手前には、2つの巨大な釜。
愛万博寺、ますます期待ができそうだ。



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またしても看板には矢印がふたつ並んでいる。どうやら左手にあるようだ。



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こんどの矢印は→と←で相殺している。どちらに向かえば良いのだろう。



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この看板も矢印はやっぱり2つ。1看板2矢印というルールでもあるのだろうか。
「おいでになるのを待ってた」のかと思いきや、「また来てね、待ってるよ」と早くもさよならムードを醸し出す、大層せわしない看板である。



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で、矢印に従った結果、たどり着いたのがこちら。愛万博寺。
屋根のうえに、しゃしほこのような、ブーツのような、謎の飾りがついてるのが特徴だ。




朝6時と夜6時以外に突くと、100円かかる鐘

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境内にはいくつか見所が用意されている。
まず、こちらは、突くと運がよくなる鐘。



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朝6時と夕方6時に突くのは無料だが、それ以外の時間は1つ突くつくたび100円かかるぞ。




なぜか同じ説明が2回書かれているムーンストーン

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このポリタンクのなかには「縁結びの石ムーンストーン」が入っている。
男性・女性が片手を入れて、手を握りながら、石を触るといいんだって。
上に開いてる小さい穴は、中を確認する覗き穴だ。



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「よくある縁結び系の展示か」と思いきや、脇に立てかけられた看板が異彩をはなっていた。
どういうわけか、同じ説明が2回書かれているのだ。

赤い糸(紐)は本堂釈迦殿の前にあります。
赤い糸(紐)は本堂釈迦殿の前にあります。

だそうだ。
キツキツの隙間を埋めるように、まったく同じ文章が2つ。
ちょっといままで見たことがないタイプの奇妙さ。
「印刷ミスだろうか?」と、さらにリサーチをすると‥





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も1つ貼られた立て看板も、同じ文章が2回書かれているのだ。
完全に意図的にやってるみたいね。なに、これ。




固定資産税がかかっている湧き水

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愛万博寺の人気コンテンツはなんといっても牛岩の水。
寺のすぐそばにそびえたつ尾張富士から湧きでた、天然のミネラル水なんだって。



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ひっきりなしに車で参拝客がやってきて、タンクにたっぷり水を詰めてたよ。



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無料というわけではなく、ある程度の「志」を支払わなければならない。
張り紙にも書いてあるんだけど、その理由ってのがすげえ現実的で

整備したら固定資産税などがとても高くなりました。
利用者全員のかた、ご協力お願いします。

とのこと。
ここまであけっぴろげにお願いされたら、協力せざるをえまい。



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ゆるゆる貯めるのがまだるっこしいという方にむけて、5倍速・30倍速の蛇口まである用意周到ぶり。
そりゃ、固定資産税も高くなりますわな。







「愛万博寺」の情報
オススメ度:★★★☆☆
アクセス:名鉄小牧線「羽黒駅」から徒歩20分
住所:愛知県犬山市牛岩
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