いま僕が一番好きなマンガ「東京都北区赤羽」について書きました!
なぜならこのブログが好きな人なら、十中八九ハマるはずだから!!マジでみんなに読んで欲しいの!
書くか。
あまりにも思い入れが強すぎて「書こう、書こう」と1年以上前から思っていながら、なんとなく後回しにし続けてたんですが、書く!
今宵こそ、マンガ『東京都北区赤羽』のオススメ記事を!
『東京都北区赤羽』は、著者・清野とおる氏が、住みかにしている赤羽で起こった、おもしろ奇妙なエピソードを書き綴ったエッセイマンガ。すべて事実。
『東京都北区赤羽』は全8巻、続編の『ウヒョッ!東京都北区赤羽』は2巻まで刊行されている。
私、このマンガが、んまぁ、好きで好きで、猛烈に惚れ込んでおります。
発刊中のマンガでは「ハンター×ハンター」と並んで、2巨頭。
結論から言いましょう。
絶対に!
絶対に!!!
読んだほうがいい!!!
ハイパーメタ糞おもしろいから!!!!
読まないと人生の半分損してるどころか、来世まで損が繰り越されるぐらい、損だから!!
増補改訂版 東京都北区赤羽 : 1 (アクションコミックス)
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はい!オススメおしまい!
買ってちょ!
で、終わりにしたいとこなんだけど、ほんと1人でもたくさんの人に読んで欲しいし、同好の士を募って聖地巡りなんかもしたいので、僭越ながら4つの読むべき理由を述べさせていただきます。
このサイトが好きな人なら、絶対好きだから、この漫画。
ミラクル超スーパー最高ですから。
●その1:変わった人への好奇心が病的に強い!
とにかくなにがスゴイって、作者の変わった人々への好奇心!
街角でひとりごとをブツブツつぶやいてるホームレスのおばさんだとか、全身真っ赤な服を着た老人だとか、「普通は関わらないようにするよな~」って人々と、やり手の外交官よろしくグイグイ関係を作っていくの。マジ豪腕。
しかも、ただ面白がってるだけじゃあなくて、彼らへの愛を感じるから、読んでて気持ちいいんだな。
そんな奇妙で愉快な人たちが、とっかえひっかえ出てきては、信じられないハプニングを起こしていくってわけ。そりゃあ、面白いに決まってる!
なかでも重要な登場人物は、以下の人々。
・ペイティさん
ペイティさんは、赤羽に住むホームレスのおばさん。
自作ソングを歌ったり、チラシを切り貼りしたコラージュアートを作ったりしている。
ペイティさんとのエピソードは、とくに外れなし。超ド級のぶっ飛んだ出来事ばっかりなんだなあ。
たとえば、皮膚をプレゼントされたり、寒さ対策で七味唐辛子を顔に振りかけたりするからね。
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これがペイティさんが作ったオリジナルソングとその歌声ね。
「セットされた宇宙人」って、タイトルからして超絶最高だし、歌声もやけにキレイだし、何十回もリピート再生してしまったわ。
・居酒屋「ちから」のマスター夫妻
作者が入り浸っていた、赤羽の居酒屋「ちから」のマスター夫妻。
マスターが破天荒極まりない人で、7回結婚するわ、AV男優になるわ、宝くじで数千万円当てるわで、フィクションみたいな人生を送っている。
客がいても寝るし、ドリンクは客自身に作らせるしと、営業スタイルも破天荒。
営業してれば間違いなく、このサイトでも取り上げてるとこだけど、残念ながら現在は閉店している。
作者は、彼らの連帯保証人にまでなっているぞ。
・赤い老人
全身赤い服装をした老人。現在は「赤に飽きた」ということで、全身緑色になっているそうだ。
作者のブログ(清野のブログ)に赤い老人の家に遊びにいくエピソードが書かれてるので、読んでみてね。
・赤澤氏
作者と同じ目線から、赤羽を楽しんでいる若者。
自身も「パン屋のおじさんのヒモ」をしていたりと、ツワモノな経歴を持っている。
●その2:珍スポットもたくさん登場する!
奇妙なとこへ奇妙なとこへと突き進めば、必然、顔を出すのが珍スポット。
というわけで、獣肉が食べられる居酒屋「竜飛」(ねとらぼの記事)とか、焼き鳥も売ってるミシン屋とか、強烈な場所がじゃんじゃん出てくる。
当サイトでもレポートしたし、珍スポ忘年会でも利用した「赤羽霊園」も登場するよ。
いまんとこマンガのほうには出てこないけど、忍者ルックのおばあちゃんがサービスしてくれる大人の店「赤羽くのいち屋敷」(ブログ記事)の体験記もすっげえ面白かったなー。
●その3:爆笑できる!
とまあ、とやかく言ってるけど、とにかく純粋に爆笑しちゃうのよ。
こればっかりは実際読んでみてもらわないとだけど、雰囲気だけでも感じていただくために
・「日曜日」
・「日曜日2」
の2つのブログ記事をお読みくださいまし。
行きつけのレストラン(常連がお年寄りばかり)のさくらんぼ狩りツアーに参加するというお話し。
涙出るぐらい笑ったな~~。
●その4:でもときおり、感動や勇気を貰える!
と、基本は「やべー、この人たち!」って笑って楽しむマンガなんだけど、ところどころ感動しちゃうエピソードもあるのが憎いですな。
8巻に収録されている「東京都北区赤羽を描くにいたる過程」なんかは、ほんと胸がギュッと締め付けられる。
漫画家としてパッとしない時代が続き、28歳になった作者。諦めてカタギの仕事につくかいなか、悩み抜いていたある日、ペイティさんのとある常軌を逸した行動を目の当たりにし、吹っ切れる。「漫画家として売れなくてもいいから、大好きな赤羽のこと描いちゃえ」と。
なんというか、僕自身も心が弱まったときは、珍スポットのぶっ飛んだオーナーたちから力をもらっているので、僭越ながら、異常に感情移入しちゃいまして。
清野さんのブログ記事「彼女は何故歌い、作るのか」も心に響きますよ。
「なんで歌作ったりモノ作ったりするんですか?」って尋ねたさいの、ペイティさんの回答が糞イケてるんですわ。
うーん、面白くて、力も貰えて、最高のマンガじゃないですか!
以上!
東京別視点ガイドがお好きな人なら、絶対に気にいること間違いなし!断言する!
さぁ、読んだ、読んだ!
東京都北区赤羽 増補改訂版 コミック 1-4巻セット (アクションコミックス)
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もともと全8巻だった「東京都北区赤羽」を分厚く4巻にまとまってます。
絶対におもしろいのでまとめてどうぞ!
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赤羽のマンガ喫茶には必ずこの本が置いてあります。