那覇の国際通りをちょいと反れ、農連市場に行ってみよう！
風邪やセキに効くという「アヒル汁」を飲むことができるぞー。
那覇のメインストリートたる、華やかで活気みなぎる国際通り。そこから道をちょい逸れて、戦後闇市の混沌としたオーラを残す農連市場のほうへ歩を進める。
「・・営業・・・してますよね？」と疑問が生じるほど、ひっそりした店構えの定食屋、それが「お食事処のりちゃん」である。
「内部、どうなってんだろ？？」とオズオズ近づいてみると
アヒル汁あります
と、無性に気になる文言が書かれている。
添えられたアヒルのイラストも、麻雀牌のイーソーみたいで可愛いじゃないの。
なかはカウンターのみで３人入れば超満員。
すでに埋まっていたので、テラス席で注文をした。
▲薬草のはいってる冷蔵庫
店主のおばちゃんが
「薬草入れていい？」
と尋ねてきたので、即承諾。
外に置いてある冷蔵庫から、青々とした草を取り出していた。
アヒル汁はオカズであると同時に、風邪やセキに効く薬でもあるそうだ。
●アヒル汁を飲んでみた！
▲アヒル汁 950円
とくに定食にはしてないけれど、自動的にご飯がついてきた。
沖縄はとにかく汁物がデカい！
アヒル汁だって丼１杯になみなみつがれてきたよ。
はいってる薬草は”長命草”という、沖縄でよく獲れるセリ科の植物。
肉厚の葉はゴリゴリとした食感。匂いは、よもぎに近い爽やかな青臭さだ。
アヒル肉も贅沢にゴロっとイン。
一般的な鶏肉に比べて、歯ごたえは強いが、とても淡白。
長命草の香味が漂う塩味のさっぱりスープをすすると、たしかに体に良さそうだ。
アヒル汁をすすっていると
「サービスだから、食べて」
とお刺身を出してくれ…
「沖縄の天ぷらだよ。食べて。」
とサーターアンダギーもくれて…
「飲む？」
と食後のコーヒーまでつけてくれた。しめて950円也。いやはや、サービス精神すごいな。
体も健康になって、お腹も充たされて、満足満足！
■「のりちゃん」の情報■
オススメ度：★★★☆☆
アクセス：ゆいレール「牧志駅」から徒歩10分
住所：沖縄県那覇市樋川2-9-1
電話番号：098-853-8218
営業時間：6:00～18:00
定休日：日曜
予算：アヒル汁950円
関連サイト：食べログ
